●スーパー業界の仕事では「接客スキル」「管理能力」「マネジメント能力」「企画力」を身に着けることができる。
●スーパー業界の志望動機では、数ある仕事の中からなぜスーパー業界で働くことを選んだのか、仕事内容を絡めて書くと良い
●スーパー業界の求められる人物像は「お客様のニーズを理解できる」「幅広い知識がある」「コミュニケーション能力がある」「学習意欲がある」「柔軟性がある」を満たす人である。
スーパーは私たちの生活に密接しており、スーパーに行ったことがないという人はいないのではないでしょうか。
そんな身近な存在であるからこそ、スーパー業界の仕事内容はイメージしやすいと思います。
しかしみなさんが思っている以上にスーパー業界の仕事は多岐にわたるのです。
本記事ではスーパーでの仕事内容やスーパー業界で得られるスキル、評価されるし志望動機の書き方を紹介します。
また、例文をもとにポイントも解説していますので、志望動機を作成する際は参考にしてみてください。
スーパー業界の種類
ここではスーパー業界の種類を3つ紹介します。スーパーにはどのような種類があるのか学んでいきましょう。
スーパーマーケット(食品・日用品)
スーパーマーケットでは、毎日の生活に欠かせない食料品や日用品を中心に扱っています。
チラシ広告による大量販売での周辺地域との密着度の高さや、本部で商品の一括仕入れをすることで、配送料等を抑えるなど、低コストで販売しているのが特徴です。
・ライフコーポレーション
・ヤオコー
・サミット など
総合スーパーマーケット
総合スーパーマーケットでは、食料品や日用品以外の衣料品、家電、家具なども、総合的に扱っています。
企業によっては、総合スーパーマーケットをゼネラルマーチャンダイズストアの略で「GMS」と呼ぶこともあります。
・イオンモール
・イトーヨーカ堂
・西友ホールディングス など
業務用スーパー
業務用スーパーでは、言葉通り業務用食品を取り扱っています。基本的には業者への販売がメインとなりますが、一般客の利用が可能なチェーン店もあります。
業務用スーパーの最大の特徴としては、商社や問屋、自社生産ルートをもつ企業が業務用食品を大容量パックにして安価で提供しているという点です。
・神戸物産
スーパー業界の主な職種
スーパー業界の職種はレジ打ちなどをおこなう接客・販売やスーパーに陳列する商品を仕入れるバイヤー、販売支援をおこなう運営企画やスーパーバイザーなどがあります。
ここでは、これらの職種についてより理解を深めていきましょう。
接客・販売
接客・販売はレジ打ちや商品陳列・発注・在庫管理など、多岐にわたっておこないます。
店長などの店舗責任者へキャリアアップすることも可能です。
仕事内容ごとに説明するので、参考にしてください。
レジ打ち
スーパーでの代表的な仕事なので、イメージもしやすいのではないでしょうか。
お客様との距離も近く、直接やり取りをするため日頃から商品について学んでおく必要があります。お客様に一番長く接する仕事であり、そのスーパーの良し悪しに多大な影響を与える大切なポジションです。
商品陳列
商品の品出しや陳列も重要な業務の1つです。お客様が見やすいように、商品を整然と陳列することはもちろんですが、どこにどの商品があるのかをすぐに確認できるような案内表示も必要となります。
発注・在庫管理
陳列している商品が欠品しないように、在庫を確認して足りなければ発注をする仕事です。また、食品を多く取り扱っていることもあり、消費期限の管理もおこないます。
発注業務は、在庫管理と並行しておこなうことがほとんどで、商品の売上にも直接かかわってくるため、慎重に対応する必要がありますがその分やりがいも感じられるでしょう。
バイヤー
バイヤーとは、スーパーに陳列される商品の買い付けをする職種です。スーパーの特徴や顧客ニーズに合う商品を低価格で仕入れます。地域性やエリア性に応じて店舗ごとに仕入れをおこなうこともあり、売上状況や在庫管理状況などを確認し、よりその店舗に適した商品を棚卸しするため、現場との関係性も大事になる職種です。
スーパーバイザー
スーパーバイザーは担当する担当する店舗やエリアを管理する職種です。人材育成や店舗の業績向上を目的としていることもあり、従業員とのコミュニケーションが重要となります。状況によっては店舗業務をおこなうこともあるため、臨機応変に動く必要がある職種です。
運営企画
スーパーの特徴やコンセプト、顧客ニーズにもとづき、戦略や事業の企画・立案・遂行します。店舗が円滑に運営できるような企画を練る必要があるため、現場や顧客ニーズの把握や企画力が必要です。現場での経験を積むことで運営企画にキャリアアップすることも可能となります。
スーパー業界で働くことで得られるスキル
ここでは、スーパー業界で働くと得られるスキルを紹介します。
得られたスキルによってはキャリアアップも可能となるため、参考にしてみてください。
接客スキル
スーパーでは毎日多くの人と接するため、自然と接客スキルが身につきます。特にレジ打ちは、最もお客様と触れ合う業務であるためそのお店の顔といえるでしょう。
お客様の様々な要望に、冷静かつ的確に応える経験を日々積むことで、一段階上の高い接客スキルを得ることができます。
商品の在庫管理能力
スーパーで扱う品数は非常に多く、在庫管理は重要な業務の1つです。それぞれの商品の消費期限に気を配りながら、ロスの少ない在庫管理をすることで売上アップに繋がるでしょう。
日々の在庫管理を慎重におこなうことによって、自然とスキルが身につきます。
マネジメント能力
仕事を早く覚えることで、責任ある仕事を任せてもらえる機会は多いことでしょう。そのうちの1つであるスタッフのマネジメントは、スタッフのやる気を引き出すために非常に重要です。
新人からベテランまで、それぞれの能力を最大限に引き出せるような人材配置やシフト管理を日頃から考えることによって、マネジメント能力が高まります。
企画能力
多くのお客様に何度も足を運んでもらえるように、さまざまな企画を立てて宣伝することは、売上に関わるとても大切な業務です。
ネットやニュースからブームやトレンド情報をいち早くキャッチして、お客様が行ってみようと思うような企画を日毎から考えることにより企画能力が身につきます。
スーパー店員の志望動機を書く前にすべきこと
ここではスーパー店員の志望動機を作成する前にすべきことを2つ紹介します。
自分に合う方法を試してみてください。
実際に店舗に行ってみる
実際に志望しているスーパーの店舗に行ってみることで、お店やスタッフの雰囲気を知ることができます。
インターネットで情報収集するのも大切ですが、実際に見に行くより多くの情報を手に入れることができるはずです。
実際にスーパーに行った際は、店舗を見て感じたことや、他社のスーパーとの違いをメモしておくことで、志望動機を作成する際に役立つでしょう。
OB・OG訪問をする
志望しているスーパーでOB・OG訪問をしてみるのも良いでしょう。実際に働いている人から話を聞くことでよりリアルな情報を得ることができるかもしれません。
また、なんとなくスーパー業界という仕事を志望しているという人は、OB・OG訪問で「そのスーパーで働いててよかったと思う瞬間」や「大変だと感じたこと」等などを聞いてみてください。そうすることで、あなたがスーパー業界という仕事に興味を持った理由が明確になるかもしれません。
志望動機の基本的な書き方
シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えることができるでしょう。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
スーパー店員の志望動機の書き方とポイント
ここではスーパー業界の志望動機を書く際に意識してほしいポイントを3つ紹介します。
これから志望動機を作成するという人は、以下のポイントを参考に作成してみてください。
なぜスーパー業界なのか?
数ある業種の中からなぜスーパー業界を選んだのかを明確に説明する必要があります。
例えば「休みのない主婦生活を買い物という観点で少しでも楽にできるようなサービスを提供したい」などの理由があれば、なぜスーパーを選んだのか、説得力のある志望動機となるでしょう。
その際にスーパー業界の仕事内容と絡めて書くことができれば、説得力のある志望動機になるため、志望動機を書く際は前述のスーパー業界の職種の章を参考にしてみてください。
なぜそのスーパー(企業)なのか?
多くのスーパーがある中で、なぜそのスーパーを志望しているのかを具体的に説明することが大事です。そのためには、そのスーパーと他のスーパーは何が違うのかをきちんと把握し自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
スーパーによっては、何かしらの企業理念を謳っているところも少なくありません。そのスーパーがどのような理念のもとで経営されているか、事前に企業研究をおこないましょう。
スーパー業界で求められる人物像
スーパー業界での仕事は、常にお客様が何を欲しているかを理解することが求められます。
気持ちの良い接客や掃除の行き届いた空間、整理整頓された陳列棚、またお客様からの多様な質問に答えられる幅広い知識が必要です。
高いコミュニケーション能力や新しいことを学びたいという意欲や柔軟さは大きなアピールポイントとなるでしょう。
本記事では企業が志望動機を聞く意図や志望動機が浮かばない時の考え方などを紹介します。
スーパー業界の志望動機例文
スーパーマーケットの例文
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(ヤオコー22卒)
総合スーパーの例文
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(イオンリテール23卒)
業務スーパーの例文
志望動機のポイント、自信の過去の経験との一貫性、そして文章構成に至るまで。内容を自身で考えられれば、文章力は選考を通過したESのマネをすることで補うことができます!
スーパー業界の志望動機NG例文
以下ではスーパーの志望動機のNG例を紹介しています。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
私が貴社に入社した際には、自分の興味や経験を活かして、売上げアップできるような企画を立て、多くのお客様に足を運んでもらえるようなスーパー作りに貢献したいと考えています。
⇒コンビニでの販売職からなぜスーパーでの仕事に興味を持ったのかの理由が弱く、説得力のない志望動機になっています。
また、なぜそのスーパーなのかの説明がなく、どこのスーパーでも構わないというようにも感じられます。必ずそのスーパーの強みや特徴に触れるようにしましょう。
まとめ
スーパー業界の仕事は単調だと思われがちですが、やる気次第で多くの知識が得られる職場でもあります。また、食を通して、地域の人々の命を支えるやりがいのある仕事でもあります。
企業によって目指している理念は異なってくるため、企業研究をしっかりとおこなってから志望動機を作成するようにしましょう。
就活エージェントを活用しましょう
- 「スーパー業界を目指すならではの志望動機とはどういう内容?」
- 「スーパー業界で評価される志望動機を書くにはどうしたらいい…?」
- 「書類選考を突破して内定獲得したい!」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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