
専門商社は総合商社と違い、特定の商材を扱っているため、企業ごとの特徴は掴みやすいですが、なぜその企業を選んだのかアピールすることが重要です。
志望動機の例文を参考に書き方のコツを掴んでください。
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専門商社業界の特徴
ここでは専門商社の動向・業務・職種についてを解説してきます。
専門商社は、主に以下の3つに分けられます。
■専門商社の主な分類と企業の一例

総合商社系とは、複数の総合商社が出資してできた専門商社で、メーカー系とは特定の製品を持ち、その販売を行っている専門商社です。
独立系専門商社は、単独で事業を行っている会社になります。
扱っている商材は、鉄鋼や食品、医薬品など企業によってそれぞれ異なりますが、共通する特徴として特定の商材を扱っている点が、総合商社との違いになります。
専門商社業界の動向
まず商社業界全体として、食品、日用品、化粧品、医薬品などの非資源分野の売上は堅調な伸びを見せる一方、近年の資源安を背景に、鉄鋼、エネルギー関連の資源分野が苦戦しています。
回復傾向にはあるものの、国際情勢に強い影響を受けています。
また、国内市場は人口減少によって今後大きな成長は望みにくいため、商社も海外でのビジネスチャンスを模索しています。
その中でも専門商社の動向に目を向けると、経営統合や業界再編の動きが進んでいます。
その背景として、国内メーカーの海外進出が活発化していること、グローバル化により商社を通さない直接取引が可能になったこと、などが考えられます。
そういった状況で、専門商社もトレーディングビジネスを行ってきましたが、近年は事業投資にも力を入れています。
今後、専門商社はその商材の専門性を活かし、どれだけ商材の付加価値を高められるかが、鍵となっていきそうです。
■数字で見る専門商社業界の現状

参照元:業界動向サーチ/全170業界の業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング。専門商社業界229社が対象(2019年-2020年)※10月22日時点
専門商社の業務
ここでは、数ある業務の中で専門商社が得意とするトレーディングについて説明していきます。
❏トレーディング
商社が中間業者となって、仕入れや貿易事務、販売などを行い、仲介料を得るビジネスのことです。
物を右から左に流すだけと思いがちですが、物流機能や加工機能を組み合わせ、付加価値の向上に努めています。
また、専門商社はその専門性を活かし、販売後のフォローを得意としていたり、総合商社が扱わないニッチな商材を扱っているケースがあったりと、消費者の細かなニーズに対応することが可能です。
例えば、三菱食品は、コーヒー豆の仕入れ・販売だけでなく、スーパーマーケットに対し、コーヒーマシーンやコップ、マドラーなどパッケージ提案を行ったり、企業と合同で商品開発まで手掛けたり、顧客の満足度を高める施策を行っています。
また、化学系専門商社である長瀬産業は商社でありながら製造・加工・研究開発の機能を有し、常に時代の先を読むことで柔軟に事業の転換を行っています。
専門商社の職種
❏総合職
営業や企画などの基幹業務に従事することになるため、仕事量が多いです。
専門商社であっても海外転勤は多く、中でもメタルワンはB職(総合職)社員のうち、「4人に1人」が海外拠点や事業会社に駐在しており、国内外を舞台に幅広くビジネスを展開していることが伺えます。
❏一般職
契約書の作成や取引先とのやり取りなど貿易に関する事務が主な業務となります。
基本的に勤務地が限定され、勤務時間も総合職より短いため、ライフ・ワーク・バランスの取りやすい職種と言えるでしょう。
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志望動機を作るために用意すべき3つの「なぜ」
専門商社に入社するには、徹底的な業界研究、企業分析、そして自己分析が不可欠です。一貫性と論理性のある志望動機を書くために、最低限3つの「なぜ」を言語化した上で作成しましょう。

「なぜ」専門商社を志望するのか
なぜ専門商社なのかを説明する必要があります。一般的に就活生に人気なのは総合商社ですが、そうではなくなぜ専門商社業界を選ぶのか明確にしておきましょう。
特定の商材を扱うため、業績がその業界の景気に影響を受けやすいという特徴があるものの、専門性を活かしたきめ細かい営業やサービスを得意としています。
このような違いを意識して志望動機を作るのも良いでしょう。
「なぜ」その専門商社を志望するのか
専門商社は、扱う商材がそれぞれ企業によって異なるため、なぜその商材を扱いたいのか述べるのがおすすめです。
また、それ以外にも社風や企業理念といった違いからなぜその専門商社でなければならないのか、志望動機に落とし込みましょう。
「なぜ」自分が向いているのか
なぜ自分がその専門商社に向いているのか説明しましょう。例えば、商社全般として語学力やストレス・プレッシャー耐性が強みとして挙げられます。
また、自身の学生時代の経験から得た学びや気づきを、その商材を扱いたい理由に結びつけることができれば、より説得力の増す志望動機になります。
そこから入社後、どのように会社に貢献できるのか述べるとなお良いでしょう。
志望動機の書き方
情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。
シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
専門商社の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。

メタルワンの志望動機の例文
世界中を舞台に産業の根幹に貢献する事業を展開する御社に、私の描く将来のビジョンを実現する土壌があると考え、御社への入社を志望する。
→海外で自分が感じた気持ちを志望動機に繋げています。200字という制限の中、簡潔に志望理由と将来のビジョンを掲げています。
伊藤忠エネクスの志望動機の例文
2点目は、「人」を武器として働くことができ、その分野のスペシャリストになることができるからだ。貴社のインターンシップで耳にした「べき」論のない会社に魅力を感じ、マニュアルではなく自分自身で1から考えて仕事を行う貴社の環境に惹かれた。また、他社との差別化が難しいエネルギー業界においては、顧客との信頼関係構築が重要だと考えている。
貴社の「べき」論のない環境の中で顧客との信頼関係構築に努めることで、自身の成長を実感できると考えており、エネルギー業界の中でも、貴社を強く志望している。
→インターンとアルバイトの経験を通じて得た学びから志望動機に繋げています。また、志望理由を2つに分け論理的に説明しているため読みやすいです。
長瀬産業の志望動機の例文
→100字と短いため、ESが通過した後面接で深掘りされることが考えられます。
なぜそういった夢を持つに至ったのか、日本の存在意義とはどういったものなのか、具体的に説明できるようにしておきましょう。
三菱食品の志望動機の例文
そこで海外ネットワークの豊富な貴社でなら、世界を股にかけた食の流通を流動化させ、私の夢である「世界中に日本の豊かな食文化を伝える」ことを可能にし、また日本の農業のグローバル化を後押しできると考えています。
→海外に豊富なネットワークがある点、日本の食文化を広めたいという点で、食品メーカーと差別化をはかっています。さらに将来のビジョンについても触れている良い志望動機です。
阪和興業の志望動機の例文
阪和興業では基幹事業である鉄鋼事業に携わり、これまで御社が培ってきた技術や仕事をもって、そうした新しい発展に直接的に貢献したい。東南アジアを拠点に海外事業の拡大を目指す御社のビジネスに参画し、地域産業の根幹に関わり得る鉄鋼事業ならではの規模感と、御社が鉄鋼事業領域に持つ多彩で固有の機能をもって、アジア諸地域のエネルギー溢れる成長に継続的に必要とされる仕事を創り出したいと考えている。
→自身の経験を盛り込んだ志望動機はオリジナリティが出るため、説得力と熱意が伝わりやすいです。
上記のように、単なる旅行であっても自分がどう感じたのか、しっかり志望動機に落とし込むことが重要です。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ-専門商社業界の志望動機の書き方・例文-
専門商社は、扱う商材がある程度企業によって決まっているため、志望動機は書きやすいかもしれません。
しかし、その中で他の就活生と差別化をするためにも自身の経験を盛り込んだ志望動機を作りましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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