●過去の選考を振り返り、自分が就活に落ちた理由を考えることで、今すぐ改善すべき点を明確にすることが可能です。
●[ネームコーリング]や[お礼状の送付]など、裏技を活用することができると、面接通過率向上に繋がる可能性もあります。
就活に落ちてお祈りメールを受け取る回数が続いてしまうと、以下のようにネガティブに考えてしまうこともあるでしょう。
- 「就活全落ちしてしまった…」
- 「自分はこのままどこからも内定をもらえないかも…」
- 「自分は誰にも必要とされていないのかな」
このような就活生に向け、本記事ではあなたがなぜ面接で落ちてしまうのか、面接官は面接中にどんなことを考えているのか、面接の通過率を上げる4つの裏ワザなど、面接の通過率を上げるためのヒントを大公開しております。
自分が選考に落ちてしまう原因をしっかりと理解し、対策をすることで、今から挽回し納得内定を目指していきましょう!
就活で”落ちる”のは当たり前!
就職活動において選考に落ちることは誰もが経験していることです。中には「就活で全落ちした…」という経験のある人もいるのではないでしょうか?
もちろん圧倒的に優秀で誰もが欲しがるような人材であれば、全ての選考に合格することもあるかもしれません。しかし大半の就活生は多くの不採用を経て、内定を獲得しています。
2023年にキャリタスが実施した「7月1日時点の就職活動調査 」によると、24卒学生の7月における1人あたりのエントリー社数は平均24.8社でした。
同社の5月に実施した同様の調査では、平均23.2社だったことから、月を追うごとにエントリー社数が増加していることがわかります。
なぜなら就活が進むにつれ、合否が出て選考が進んでいる持ち駒の状況に変化があるためです。
つまりこのように多くの就活生が複数の企業にエントリーをし、並行で進めながら内定獲得に向け就職活動を進めています。
選考に落ち続ける就活生の特徴とは?
以下では就活で全落ちする人の5つの特徴を解説していきます。
過去の自分の選考を振り返り、「何がだめだったんだろう?」「あの発言が良くなかったのかな?」と落ちた理由を考えるのは辛く感じる人もいるかもしれませんが、次にとるべき行動を明確にするためには必要なステップです。
自分に当てはまる特徴があるかどうか、確認してみてください。
業界や企業の数を絞りすぎている
- 「どうしても〇〇業界にいきたい!」
- 「絶対にあの会社じゃないと嫌だ!」
- 「選考の数が増えるとめんどくさいから選考は出来るだけ少なく済ませたい」
このように考えて、エントリー数を絞りすぎている人は、就活に落ち続けてしまうと持ち駒がなくなってしまう危険性が高いです。
この場合、単純に選考を受ける企業数が少ないため内定獲得のチャンスを逃してしまっているだけではなく、選考経験を積む機会を逃してしまっていることにもなります。
就職難易度の高い企業だけを受けている
就職難易度の高い企業と聞くと皆さんはどのような企業を思い浮かべますか?恐らく日常から目にすることが多いような有名企業や大手企業を考えた方が多いでしょう。
このようにパッと多くの人が思い浮かべるような企業は多くの就活生からの応募が殺到するため、企業はその中からより優秀な学生を採用しようと考えます。
そのためもちろん就職難易度も上がります。つまりこのような人気の高い就職難易度が高い企業だけを受けている人は、業界や企業の数を絞りすぎている人同様自らのチャンスを狭めてしまっていると言えるでしょう。
コミュニケーション能力が不足している
選考に落ちることが多い人の中には、グループディスカッションや面接で受けた質問の意図に沿った回答がうまくできていないなどコミュニケーション能力が不足している可能性があります。
中には自分は「グループディスカッションの中でたくさん発言したし、面接でも自分のことをたくさん話せたから、きっと今日こそは大丈夫!」と考える方もいるかもしれません。
しかし、それは話の流れにあった適切な会話でしたか?
もちろん発言数が少なく積極性がないと評価されるのも良いことではありません。しかし自分がアピールしたいあまり相手のことを考えずに長々と話したり、人の発言の機会を奪ってまで積極的に発言をすることは選考での評価が下がることに繋がります。
自己分析ができていない(企業が求めている人物像と合っていない)
就活では、書類選考・適性検査・面接、とさまざまな選考フェーズにおいて、自分自身のことを自分の言葉で説明することを求められる場面がたくさんあります。
また新卒採用では学生の人柄やこれまでの経験、入社後の意欲などから合否を判断します。
そのため書類選考や面接では自分自身のことを適切に、そして企業があなたを採用するメリットがあると感じるようアピールする必要があるのです。
しかし自己分析ができていないと自分の魅力を言語化することができず、企業が求めている人物像に合わせたアピールはできません。
選考ごとの対策ができていない
就活は書類選考から始まりWEBテスト・適性検査、そして面接など選考フェーズがあります。また面接とはいえ、一次・二次そして最終と、面接回数を重ねるごとに面接官の役職や質問内容が異なることから、それぞれの対策が必要です。
つまりそれぞれの選考の対策ができていないと、”書類選考は通過できたけど面接は通過できない”、”一次面接は通過できたけど最終面接は通過できない”ということが起こりうるのです。
「1人で全ての選考対策をするには何から始めたらいいかわからない」という方もいるでしょう。就職エージェントneoでは、1人ひとりの就活状況に合わせた選考対策を実施しています。
【選考フェーズ別】就活に落ちる原因と対策
ここでは就活に落ちる原因と対策を選考フェーズ別に紹介します。就活がうまくいかず並んでいる人は参考にしてみてください。
書類選考
書類選考で落ちる主な原因の1つは、自己PRや志望動機が曖昧で、企業が求める人物像と就活生の強みがマッチしていないことです。そのため、企業に合わせた具体的なアピールが重要になります。
また、誤字脱字や空白の多さなども、志望度が低い印象を持たれる可能性があります。
これらの対策としては、企業の求めるスキルや価値観を事前に調べ、それに合わせたアピールを心がけること・丁寧な書類作成を意識することが重要です。
またエントリーシートを作成する際は使い回しの文章ではなく、企業の特徴に合わせた具体的なエピソードを盛り込むことで、あなたの熱意をより効果的にアピールすることができます。
さらに、エントリーシートを作成したら第三者にチェックしてもらうと良いでしょう。客観的なアドバイスを取り入れることで、内容や記述の不備を減らすことができるため、書類選考を通過する可能性を高めることができます。
適性検査
適性検査で落ちる原因としては、理解不足や時間配分の誤りが挙げられます。特に、問題形式に慣れていないと、実力を発揮できないことがあります。
対策としては、事前に過去の問題を解き、出題傾向を把握することが重要です。これにより、問題形式に慣れ、効率的に解答できるようになります。
また、時間配分の対策も欠かせません。限られた時間内で全ての問題に目を通すためには、スピードと正確性のバランスが必要です。どの問題にどれだけ時間をかけるべきかを事前に把握し、本番でのパフォーマンス向上を目指しましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションで落ちる主な原因は、コミュニケーション能力の不足や積極性の欠如です。
例えば[自分の意見をうまく伝えられない]あるいは[他者の意見を尊重せず一方的に話してしまう]といった場合に、評価が下がる可能性があります。
また、議論の進行を見失ったり、感情的になることもマイナス評価につながります。
これらの対策としては、日頃から自分の意見を簡潔かつ分かりやすく伝える練習を心がけましょう。具体的には、家族や友人との会話で、1分間で意見をまとめる練習をすると効果的です。
また、他者の意見をしっかりと聞き、その内容を要約して確認する習慣を持つことで、相手への共感や理解を示すこともできるでしょう。
さらに、グループディスカッションのテーマを事前に調べておくことも大切です。よく出題されるテーマ例(社会問題・企業戦略・新商品の提案など)について、基本的な知識を整理し、自分の考えを簡単にまとめられるようにしておきましょう。
実際に練習を重ねることで、自信を持って議論に参加できるようになります。
一次面接
一次面接で落ちる原因は、第一印象や対人印象が悪い、基本的なコミュニケーションに問題があることが多いです。
具体的には以下のような例が挙げられます。
・声が小さい
・目を見て話さない
・見た目の清潔感がない
・質問に対する回答がずれている
・結論から話さない
・長々と話す
・志望動機やガクチカの内容が矛盾している
上記のような特徴がある学生は、[基本的なビジネスマナーが備わっていない][コミュニケーション能力が低い]と判断されてしまうでしょう。社会人にとって、ビジネスマナーやコミュニケーション能力はどのような業界・職種であっても最低限求められる能力です。
対策としては、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用し、模擬面接で練習を繰り返しおこなうと良いでしょう。
模擬面接を受けることで、ビジネスマナーはもちろん、質問に対する回答の精度を上げることもできます。また、面接本番に自分の改善すべき点を知ることができるため、積極的に参加すると良いでしょう。
二次面接
二次面接で落ちる原因は、志望動機の内容が薄い、自己アピールが足りないなどが挙げられます。
他の企業でも通じるようなありきたりな志望動機だと「うちの会社じゃなくてもいいだろう」と判断されてしまい、志望度が低い印象を持たれてしまいます。
また、自己アピールが十分にできていないと、自分が企業にとって必要な人材であること、つまり採用するメリットを示すことができず、あなたの魅力を最大限伝えることができません。
こうなると二次面接で落とされる可能性が高くなります。
対策としては、再度自己分析をおこない、企業選びの軸や強みを明確にしましょう。
企業選びの軸や強みがわかれば[同じ業界の中でもなぜこの会社を選んだのか][自分の強みを企業でどう活かすか]をアピールすることができます。
また、あわせて業界・企業研究もおこないましょう。業界のトレンドや競合他社の動向を把握することで、企業の立ち位置や強みを理解し、それにもとづいたアピールが可能になります。
二次面接では、一次面接よりも深い質問がされることが多いため、企業のビジョンや文化に対する理解を深めておくことが必要です。企業の求める価値観に共感し、自分の考えをしっかりと伝えることで、選考を突破する可能性が高まるでしょう。
最終面接
最終面接で落ちる原因は、企業の方向性と学生のキャリアビジョンが合致していない、入社への熱意が不足していることが挙げられるでしょう。
最終面接では「本当にあなたは弊社で採用すべき人材なのか?」といった厳しい目で就活生を評価しています。
また「会社の方向性と就活生のキャリアビジョンがかけ離れていないか?」「異動や組織変更があっても継続して働いてくれるのか?」という点も確認しています。
そのため対策としては、会社のビジョンや方向性を踏まえ、自分が入社することで会社や事業の成長にどのような貢献ができるのかについて、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
また、熱意が足りずに内定がでないという事態を避けるためにも、その企業ならではの志望動機を伝えるようにしてください。
面接官の思考を理解しよう!
次に面接官が合否を出すまでの思考の流れを理解しておきましょう。面接官の思考を把握しておくことで、面接攻略への糸口を掴み選考に落ちる回数を減らすことができるようになるかもしれません。
面接官の思考
面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」と言われています。
これは面接を攻略するうえで非常に大事な考え方です。この原則を面接に当てはめると、面接官は以下のような思考の流れをします。
面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる
↓
なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する
(アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど)
↓
面接通過
逆もまた然りです。
面接官が「この人材はあまり活躍してくれなさそう」と直感で感じる
↓
なぜ活躍しないと思うかの根拠を集める
↓
不合格
このように、直感的に「優秀そう」と思わせることができるかどうかがカギになってきます。
もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることが出来たとしても、内容が伴っていないと意味はないので、内容の部分もしっかりと対策をするようにしましょう。
ちなみに、内容というのはガクチカや自己PR、志望動機などのことを指します。
ではどのように直感的に「優秀である」と感じてもらえるのか、どのように論理的に「優秀である」と思ってもらえるのかを解説していきます。
「直感」を制すには?
「直感」はどのような要素で構成されているのかを理解するところから始めましょう。本記事では以下を構成要素として定めます。(しかし正解はありません)
■表情
言うまでもありませんが、表情は出来る限り笑顔なのがベストです。もし話している相手が表情もなく仏頂面で話していたらみなさんどのように感じるでしょうか?
全員一致で少し怖い、何を考えているかがわからないと感じるのではないでしょうか。
もちろん話の内容によって真顔になるケースはあると思いますが、常にその状態が続いた場合は多少怖いと感じると思います。そのため表情は出来る限り豊かにしておくことが良いでしょう。
■声量
声量については、相手がいる場所から5メートル先に伝わるくらいの声量を目指すと良いでしょう。
前述の内容はあくまで目安ですが、このくらいのイメージで話すと相手にはしっかりと内容を伝えることができますし、自信があるような印象を与えることができます。
また最近ではオンラインでの面接が増えていますが、オンラインもイヤホンの接続状況などによっては音が入りにくくなることもあります。
声量は見落としがちですが、非常に大事な要素です。模擬面接などを通して適切な声量を身に着けていきましょう。
■服装
ここでいう服装とは、スーツ・革靴・ネクタイなどを指します。
1次面接で落ちる原因のところでも記載をしましたが、身だしなみが整ってない人は当然ですが相手に良い印象を与えることはできません。
今一度、スーツやシャツにしわはないか、ネクタイはしっかりと結ばれているかなどを確認してみてください。服装については今から出来ることなので、すぐに改善をしていきましょう。
■姿勢
猫背はNGです。猫背はどうしても不健康なイメージを相手に与えます。
少なくとも面接のときだけでも胸を張る意識を持つと良いでしょう。猫背の人はストレッチポールなどを使って胸郭を開き、猫背を改善する努力をしてみてください。
■話すときのスピード
まずはじめにお伝えしておきますが、話す時のスピードはなかなか意識することが難しいので、後回しでも構いません。
緊張すると無意識に早口で話してしまう人が多いと思いますが、話す時のスピードは面接官の話すスピードに合わせるのがベストです。
もし面接官が早口なら、自分も少し早口で話します。逆に、もし面接官がゆったりと話すのであれば、自分も少しゆっくり話すと良いでしょう。
繰り返しにはなりますが、話す時のスピードを調整するのは非常に難しいので優先度としては低めです。
■容姿(髪・肌)
ここでいう容姿とは、髪や肌を指します。髪がノーセットなのはNGです。男性であれば前髪をあげ、ワックスで固めます。
女性の場合、前髪はピンなどで留めると良いでしょう。
ぱっつん前髪や触覚がある髪型など、お辞儀をしたときに毎回手でなおさなければならない場合は、ワックスやオイルなどを活用して出来るだけその動作を省けるようにしておきましょう。
続いて、肌ですが極端にニキビがあるとかでなければ、あまり気にする必要はありません
ニキビが目立つ方は男性であってもコンシーラーなどで隠すのがベターです。以上6つが「直感」を制す構成要素となります。
「なんだこの程度か」と思われた方こそ、ぜひ全ての要素をクリアできているのか確認をしてみてください。
「論理」を制すには?
「直感」と同様に、「論理」はどのような要素で構成されているのかを理解するところから始めましょう。本記事では以下を構成要素として定めます。(しかし正解はありません)
× 自己分析
■論理的な話し方
論理的に話せるようになるには、型を覚えることから始めましょう。
その型は、PREP法です。
PREP法とは、以下の順番で展開される文章構成のことです。
・理由(Reason)
・具体例(Example)
・結論(Point)
それぞれの段階の頭文字を順番に並べると「PREP」となることから、PREP法と呼ばれています。最も大事なこと(結論)を最初に提示し、最後にもう一度強調するのが、PREP法の特徴です。
ではPREP法を用いた話し方を具体例で説明していきます。以下の文章をご覧ください。
私の趣味は日記を書くことです。なぜなら日記を書くと、気持ちが落ち着くからです。考えていることを言語化すると、モヤモヤした思考が明確になるので、自分が何に不安を覚えたり悩んだりしているのか客観視できます。だから、私は日記を書くのが趣味です。
上記の内容を分解し、構造を確認しましょう。
【結論】
私の趣味は日記を書くことです。
【理由】
なぜなら日記を書くと、気持ちが落ち着きますからです。
【具体例】
考えていることを言語化すると、モヤモヤした思考が明確なかたちになるので、自分が何に不安を覚えたり悩んだりしているのか客観視できます。
【結論】
だから、私は日記を書くのが趣味です。
全ての回答においてPREPで回答することはなかなか難しいこともあるので、その都度自分で調整をしましょう。
■業界・企業理解
業界・企業理解の度合いは志望動機の質に直結するので、様々な媒体を通して理解を深めるようにしましょう。
業界・企業理解を深める手段としては、OB訪問や志望業界の説明会に参加するなどが挙げられます。
本サイトでも、各業界の動向について解説をしているので、そちらも合わせてぜひ参考にしてみてください。
関連記事:
業界研究のやり方に関する記事
■自己分析(自己理解)
自己PRやガクチカを仕上げるためには自己分析が大事になってきます。
以下にて自己分析の方法を2つ紹介します。
1つ目は、自分史を作成し、自己分析する方法です。まずは自分の印象に残っている出来事を洗い出します。
幼少期・小学校時代・中学校時代などのように時系列に書き出していくと自己分析を円滑に進めることができます。
次にそれぞれの出来事に関してなぜそれを行ったのか、またはそれぞれの出来事に共通する価値観はないかを探してみましょう。そうするとおのずと企業に対してアピールする自身の強みや自分自身が大切にしている価値観を見つけることができるはずです。
2つ目は、自分に近い人にあなたのことを分析してもらう方法です。これを他己分析と言います。
自分ひとりで自分の事を振り返るとつい主観が入ってしまいます。しかし自分のことをよく知る友人や両親に分析してもらうと、自分自身では気づけないような新たな自分の発見に繋がるはずです。
面接に強くなるための5つの練習法
ここまでは「なぜ自分を魅力的に見せることができないのか」「どのような流れで面接官は就活生の魅力の有無を判断するのか」について紹介をしてきました。
ですが、前述の内容を理解しただけでは選考を通過することはできません。
これまでの内容を頭に入れたうえでアウトプットができる状態まで持っていくことではじめて面接の通過率を向上させることができるようになります。
以下では、どのように面接練習をすればいいのか5つの方法を紹介していきたいと思います。
これらの練習法にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、どれか1つだけをやるのではなく全ての練習法を満遍なくやることがポイントです。
一人で壁に向かって練習
面接の練習法の1つ目は「壁に向かって練習をすること」です。面接での頻出の質問に対する回答を壁に向かってひたすら答える練習方法です。
- いつでもできる
- 人目を気にする必要がない
- 客観的に自分の状況を見ることが難しい
- 話す内容の良し悪しを判断できない
「面接で聞かれる頻出質問がわからない」「一人でもできる面接の練習方法がもっと知りたい」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
本記事では面接でよく聞かれる質問と回答方法について紹介します。
友人と面接練習
面接の練習法2つ目は「友人と面接練習をすること」です。
身近な人であるからこそ気持ちが緩んでしまいがちですが、面接本番だと思い良い緊張感を持って練習しましょう。
練習をする際には、具体的にどのようなポイントを見てほしいのかを事前に伝えておくと、さらに有意義な練習になります。
例えば、「しっかりと目を見て話すことができているか」「笑顔で回答をすることができているか」などを友人にチェックしてもらうと良いでしょう。
- 気軽にアドバイスをもらえる
- 面接官の目線も経験できる
- 友人と練習するため緊張感がない恐れがある
- アドバイスがあくまで学生目線であること
キャリアセンターで模擬面接
面接の練習法の3つ目は「キャリアセンター(就職指導課)で模擬面接をすること」です。友人と練習する場合と比べて緊張感を持って面接の練習をすることができます。
友人と練習する際同様に、キャリアセンターの従業員に具体的にどのようなポイントを見てほしいのかを事前に伝えておきましょう。
- 客観的なアドバイスを受けることができる
- 無料で模擬面接をすることができる
- 従業員によって良し悪しがある
- 模擬面接の予約がなかなか取れない
- 企業の採用視点に詳しくない
就職エージェントで模擬面接
面接の練習法の4つ目は「就活エージェントで模擬面接をすること」です。
就活エージェントとは就活生1人ひとりに専任のアドバイザーが付き、個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介してくれるサービスです。
何千人もの就活生を見てきた就活のプロがあなたの就活状況に合ったアドバイスをしてくれるのが特徴と言えます。
- サポートはすべて無料で受けることできる
- 模擬面接の予約が取りやすい
- 面接練習だけではなく本番の面接のセッティングもしてくれる
- 相性のいいコンサルタントに当たるとは限らない
- 志望度が高くない企業を紹介される可能性がある
本番で実践経験を積む
面接の練習法の5つ目は「志望企業以外で実践経験を積むこと」です。
実際に企業の面接を受けることで、面接ではどんなことが聞かれるのか、どんな雰囲気で行われるのかを把握することができ、少し心に余裕が持てるのではないでしょうか。
面接の最後に「次回の面接に生かしていきたいため、本日の面接のフィードバックを頂いてもよろしいでしょうか。」などと面接官に助言をもらうのも有効な手段です。
- 面接の雰囲気に慣れることができる
- 多くの学生を見ている人事のアドバイスを聞ける
- 面接を受けるためにES作成をするなど工数がかかる
- 気軽に受けることはできない
面接の通過率が上がる裏ワザ4選
以下では、面接の通過率を向上させる可能性がある裏ワザを紹介していきます。ですが、この裏ワザを利用しただけでは通過率は上がりません。
あくまでも面接マナーなどの基本を抑えている人が活用することで大きな効果を発揮します。そのため以下は、面接マナー等を身に着けた後に実践してみてください。
ネームコーリング
面接の通過率を上げる裏ワザ1つ目は「ネームコーリング」です。ネームコーリングとは文字通り、相手の名前を呼ぶことを指します。
例えば、面接の冒頭に「○○さん、本日はよろしくお願いいたします!」と言ったり、逆質問の際に「△について○○さんはどのように考えられていますか?」などのように自分の発言に名前を入れたりすることです。
ネームコーリングをすることでどのような効果があるのかを説明すると以下の通りです。
・社交性がある人であると思わせることができる
・自分に関心を持っていると思わせることができる
人間は無意識に自分の名前を心地よいと感じ、自分の名前に反応しやすいと言われています。そのため面接の中で、面接官の名前を呼びながら話すことができると、無意識のうちに自分に対して良い印象を与えることができます。
ちなみに注意点としては、名前を呼びすぎないようにしましょう。あまり露骨にやると相手が違和感を覚える恐れがあるため、相手の反応を見ながらネームコーリングを活用してください。
お礼状速達
面接の通過率を上げる裏ワザ2つ目は「手書きのお礼状を送ること」です。
具体的には、面接終了後すぐに当日の面接官宛に手書きでお礼状を郵送します。手書きのお礼状を送ることで得られる効果は以下の通りです。
・選考に落としにくくなる
・しっかりと人付き合いができそうと感じてもらえる
お礼状を送る際の最大のポイントは「手書きで書く」ことです。手書きをすることで手間をかけた印象を与えることができます。
また、もしも可能であれば速達で送るようにしましょう。なぜなら普通郵送だとお礼状が届いたころには合否が決定してしまう可能性があるためです。
オススメとしては、事前にお礼状の中身だけは書いておき、面接終了後に相手の所属部署と名前を記載して帰り際に速達すれば迅速に送ることが可能となります。
以下がテンプレートです。
株式会社 ●●
◇◇部 △△課
●●●●様
お世話になっております。
〇月〇日に面接をして頂きました、
●●大学■■学部●●学科の○○(名前)です。
お忙しい中、貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。
●●様からお聞きしたチームで動く仕事の面白さや難しさ、
言葉や文化の壁の乗り越え方など、どれも新鮮な驚きでいっぱいでした。
資料だけでは知ることのできなかった世界を教えていただき、いっそう●●業界への理解が深まりました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
前回の面接官の話を引用
面接の通過率を上げる裏ワザ3つ目は「前回の面接官の話を引用すること」です。
この裏ワザは2次面接以降で有効となるテクニックです。
前回の面接官の話を引用をすることで得られる効果は以下のようになります。
・自社の社員の話した内容は否定されにくい
どのように過去の面接官の話を引用するかというと、例えば「当社の強みは何だと思いますか」と聞かれた際には、
「御社の強みは意思決定スピードが早いことだと思います。理由としては~。実際、前回面接をして頂いた○○もスピーディーに仕事を進めることができるとおっしゃっていました。」などと伝えましょう。
あくまで自身の伝えたい内容を補完する内容として前回の面接官の話を引用することをオススメします。
注意点として、あまりにも引用をしすぎると「ただの受け売りか」と印象付ける可能性があるので気をつけましょう。
スタンドライトを活用する
面接の通過率を上げる裏ワザ4つ目は「スタンドライト(照明器具)を活用する」ことです。この裏ワザはWeb面接で非常に効果的なテクニックです。
前回の面接官の話を引用をすることで得られる効果は以下のようになります。
・明るい印象を与えることができる
Web面接の特性上、対面の面接よりも顔がアップされるため、スタンドライトによって顔を照らすことは面接官に良い印象を与えるのに有効な手段です。
製品により価格差は多少ありますが、ほとんどのスタンドライトは約3000円程度で購入できるので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
今回は、なぜ面接で落ちてしまうのか、面接官は面接中にどんなことを考えているのかなどを徹底的に解説をしてきました。
繰り返しになりますが、就活で選考に落ち続けてしまうと、自分が否定されたような気持ちになってしまう方も少なくないと思いますが、必要以上に落ち込む必要はありません。
しかし就活に落ちるには、何かしらの原因があります。そのため「自分が悪いんだ…」と悲観するのではなく、まずは過去の選考を振り返り、できることから少しでも改善に繋がる行動をしていくことを意識してみましょう。
✔選考対策は、就職エージェントneoを活用しよう!
- 「選考に落ち続けているけど何がだめなのかわからない…」
- 「こんなに頑張っているのにどうして私はまだ内定がないんだろう…?」
- 「もうこれ以上就活の選考で落ちるの嫌だ…!」
就活が思うように進まないと、上記のような悩みや不安を感じることもあるでしょう。
こういう時こそ、1人で就活を進めるのではなく、就職エージェントneoをご活用ください。
キャリアアドバイザーなど第三者に今の状況を相談することで、客観的な意見をもらうことができ、次にすべき行動が明確になることもあると思います。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生一人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適正に合った企業の求人情報を紹介しています。
また就職エージェントneoでは、ナビサイトに載っていないような非公開求人や一次選考免除などの特別選考ルート付の求人のご紹介も可能です。
そのため上記のような悩みを抱えている方は、ぜひ一度就職エージェントneoを活用してみてはいかがでしょうか?