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【2025年最新】IT業界の動向3選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介

✔ 本記事のまとめ
●IT業界は大きく[①ソフトウェア業界][②ハードウェア業界][③インターネット・Web業界][④通信業界][⑤情報処理業]の5つに分けられる

●情報サービス業の売上高は 2011年以降増加傾向にあり、直近でも顕著な成長が続いている

IT業界では2030年までに約79万人のデジタル人材が不足すると予測されており、現在もすでに人材不足が深刻化している
目次

IT業界は、私たちの生活やあらゆるビジネスに欠かせない、社会の根幹を支える重要な分野です。その市場規模は拡大を続けており、就活生から人気の業界の1つです。

しかし、その全体像はあまりに巨大で、「IT業界って、結局何をしているの?」「将来性や働きがいはどうなの?」と、具体的なイメージが掴みにくいと感じている就活生も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな就活生に向け、IT業界の仕組みや最新動向といった基本から、気になる年収ランキングや働きやすさのデータまで、企業研究に必要な情報を網羅的に解説します。

IT業界への理解を深めるために、是非本記事を参考にしてください。

「IT業界」とはどういう業界?

IT業界は、コンピュータやインターネットといった[情報技術(IT)]を活用して、様々なサービスを提供する企業の集合体です。非常に幅広く、多様な企業が存在しますが、作っているものやサービスの形で、大きく以下の5つに分けることができます。

「IT業界」とはどういう業界?

ソフトウェア業界

ソフトウェアとは、パソコン・スマートフォンなどのハードウェア(目に見える機器)を動かすためのプログラムのことを指します。

ソフトウェア業界は、コンピュータを動かすためのプログラムを開発・提供する企業で構成されています。

主な事業内容 ・オペレーションシステム(OS)やアプリケーションソフトの開発・提供
・日常業務の効率を高めるためのソフト(文字入力、表計算など)の開発
代表的な企業 ・日本マイクロソフト株式会社
・株式会社オービック
・トレンドマイクロ株式会社 など
向いている人の特徴 ・プログラムやアプリ開発に興味がある人
・論理的思考力が高い人
・日々進化する技術に対応する柔軟性がある人

ハードウェア業界

ハードウェア業界は、PCやキーボード、スマートフォン、ゲーム機、家電といった製品を、企画・設計から製造、販売まで一貫して担う[メーカー]を中心に構成されています。

主な事業内容 ・PC、スマートフォン、家電、ゲーム機などの製品の企画・設計・製造・販売
・ソフトウェアの動作基盤となる機器の提供
代表的な企業 ・Apple Inc.
・ソニーグループ株式会社
・株式会社日立製作所
・日本電気株式会社 など
向いている人の特徴 ・モノづくりに興味がある人
・電気・電子機器に関心がある人
・製品の設計や機構に関わりたい人

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は、インターネットを通じて、私たちの生活やビジネスを便利にする、様々なサービスを企画・開発・運営しています。

大きく分けると、企業向けにサービスをおこなう [BtoB]企業 と、個人(一般消費者)向けにサービスをおこなう [BtoC]企業 の2種類があります。

2つのビジネスモデル 【BtoB向け(法人向け)】
企業活動を効率化するサービス
例:クラウド会計ソフト、Web会議システム、サーバー提供など

【BtoC向け(個人向け)】
個人の生活を豊かにするサービス
例:SNS、ECサイト、ニュースアプリ、検索エンジンなど
代表的な企業 ・Google LCC
・LINEヤフー株式会社
・Amazon.com
・Meta Platforms, Inc. など
向いている人の特徴 ・最新のWebサービスやアプリに常にアンテナを張っている人
・「どうすればもっと使いやすくなるか」を考えるのが好きな人
・スピード感のある環境で、変化を楽しむことができる人

通信業界

通信業界とは、電話やインターネットを繋ぐための電波や回線などの[通信インフラ(基盤)]を社会に提供する、公共性の高い業界です。

携帯電話会社(キャリア)などが代表例で、私たちの生活に不可欠なコミュニケーションの土台を支えています。

主な事業内容 【移動通信事業】
スマートフォンなどの通信サービスを提供
【固定通信事業】
家庭や企業向けの光回線などを提供
【法人向けソリューション事業】
企業の課題を通信技術で解決
代表的な企業 ・株式会社NTドコモ
・ソフトバンク株式会社
・KDDI株式会社 など
向いている人の特徴 ・社会を支えるインフラやネットワークに関心がある人
・安定した業界で働きたい人
・高い専門技術と社会貢献の両立に興味がある人

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界は、SIer(エスアイヤー)と呼ばれる企業で構成されています。SIerの仕事は、顧客企業が利用する情報システムの、企画・開発・設計・運用までを、一貫して手掛けることです。

お客様の「こうしたい!」という要望を深くヒアリングし、様々なIT技術を組み合わせることで、その企業にとって最適なシステムをゼロから作り上げていきます。

主な事業内容 ・情報システムやWebサービスの企画・開発・運用
・業務効率化のITコンサルティング
・社会インフラや企業向け業務システムの構築
代表的な企業 ・日本電気株式会社
・富士通株式会社
・株式会社NTTデータ
・日本アイ・ビー・エム株式会社 など
向いている人の特徴 ・企業の仕組みや業務改善に関心がある人
・大規模なシステム開発に興味がある人
・論理的思考力があり、丁寧な作業を積み重ねることが得意な人

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IT業界の求める人物像

新卒採用において重視されることは、現時点での専門スキルではなく、あなたのポテンシャルや人間性です。ここでは、IT業界で特に求められる代表的な4つの人物像を紹介します。

IT業界の求める人物像

① 論理的思考力・問題解決能力がある人

ITの仕事は、複雑なシステムを設計したり、予期せぬエラーの原因を特定したりと、常に課題解決の連続です。

そのため、物事を筋道立てて考え、課題の根本原因を突き止める論理的思考力は、IT業界の全ての職種で求められる、最も基本的な力と言えます。

②変化に対応できる適応力と高い学習意欲がある人

IT業界は、技術の進化が非常に早く、昨日までの常識が今日には通用しないことも珍しくありません。例えば、数年前は一部のエンジニアや専門家しか使えなかったAIは、今やだれもが簡単に文章や画像を生成できる、身近なサービスとして急速に普及しています。

このように、次々と生まれる新しい技術やサービスに適応し、自身の価値を高め続けるためには、常に新しい知識を学び、変化に対応し続ける学習意欲が不可欠です。

③コミュニケーション能力が高く協調性がある人

どんなに優れたエンジニアでも、1人でシステムを完成させることはできません。ITの仕事は、多様な専門性を持つメンバーとチームで進めるのが基本です。

そのため、相手の意図を正確に理解し、自分の考えを分かりやすく伝える[コミュニケーション能力]は、不可欠です。また、自分とは異なる意見や立場を尊重し、チーム全体の目標達成のために、お互いを助け合う[協調性]も、同じくらい重要です。

④好奇心とチャレンジ精神がある人

新しい技術やサービスは、「こんなサービスがあったら面白いだろうな」という純粋な好奇心から生まれます。しかし、そのアイデアを形にする過程では、必ず予期せぬ問題や困難な壁が立ちはだかります。

そこで必要になるのが、失敗を恐れずに、粘り強く試行錯誤を繰り返すチャレンジ精神です。未知の分野を恐れず、むしろ楽しんで挑戦できるその姿勢は、IT業界の未来を創る原動力になります。

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【2025年最新】IT業界の動向4選

ここではIT業界の動向を下記にて4点紹介します。それぞれ以下のトピックスについて紹介しているので、確認しておきましょう。

IT業界の動向

DX市場が拡大している

まず、近年のIT業界を理解する上で、DX(デジタルトランスフォーメーション)というキーワードは欠かせません。

DXは、企業がAIやIoT、ビッグデータ(※)といったデジタル技術を活用し、データをもとにビジネスモデルや組織そのものを変革していく大きな取り組みを指します。変化の激しい現代において、企業が競争力を維持するためにもDXは不可欠な活動となっていることから、DX市場は急速に拡大しています。

この市場拡大は、IT業界にとって大きな追い風です。多くのIT企業が、顧客のDXを支援する専門部隊を立ち上げており、コンサルティングからシステム開発までを一貫してサポートする事業を強化しています。例えば、大手SIerの富士通が、DX支援に特化した新会社を設立したことは、その代表的な例と言えるでしょう。

今後も、生成AIやデータ分析といった技術の進化を背景に、DXの需要はさらに加速していくと見込まれています。


AI:[Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)]の略した言葉で、人工知能を意味します。
IoT:[Internet of Things]を略した言葉で、[モノのインターネット]を意味します。インターネットを活用した取り組み全てを表す言葉として使われています。
ビッグデータ:人間では全体を把握することが困難な巨大なデータ群のことです。

参照元
FUJITSU JOURNAL /DXを推進する富士通の新会社「Ridgelinez」の全貌に迫る
富士通/Uvance Wayfindersのグローバル展開を加速させるため、新たなコンサルティング組織を設立
富士通/富士通、テクノロジー&サービスビジョン2025を発表

AI・クラウド活用の加速

IT業界では、AI(人工知能)とクラウドの本格的な実用化が進んでいます。

AIは、膨大なデータから学習し、これまで人間にしかできなかったような高度な予測や判断、文章や画像の作成などを自動でおこなう技術です。これにより、企業のマーケティングや開発、顧客対応といった、あらゆる業務の効率と質が、飛躍的に向上し始めています。

そして、その高度なAIを動かすための、強力な計算能力(コンピューティングパワー)やデータ保管場所を、インターネット経由で提供するのが[クラウド]です。自社で高価なサーバーを持たなくても、必要な時に必要なだけ高性能なITインフラを利用できるため、多くの企業がAI活用とセットで、クラウドへの移行を進めています。

このように、AIとクラウドは、企業の競争力を直接左右する重要な経営基盤となっており、IT業界全体の成長を牽引する、中核的なトレンドと言えます。

セキュリティ需要が高まっている

AIとクラウドの活用が加速する一方で、情報漏洩やサイバー攻撃といった[セキュリティリスク]も増大しており、対策の重要性が高まっています。

この動向は、主に2つの側面からなります。

1つは、AIを安全に管理する必要性です。AIの判断は社会に大きな影響を与えるため、その動きを適切に制御し、倫理的に活用するための[AIガバナンス]という技術が求められています。

もう1つは、クラウドを守る必要性です。クラウド上に企業の重要なデータが集まることで、そこを狙ったサイバー攻撃のリスクも増大します。そのため、より高度な防御システムの需要が急速に伸びているのです。

このように、テクノロジーが進化すればするほど、それを安全に使うための技術も同様に重要になるのです。

IT人材不足と「2025年の壁」

日本のIT業界では、急速なデジタル化と高度な技術の導入が進む中、IT人材の不足が深刻な課題となっています。

経済産業省の試算によれば、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとされています。この背景には、少子高齢化による労働人口の減少や、AIやIoT、ビッグデータなどの先端技術を活用できる人材の需要増加が挙げられます。

さらに、日本企業が抱えるもう1つの大きな問題が「2025年の壁」です。

これは、多くの企業が長年使い続けてきた古いITシステム(レガシーシステム)のサポートが2025年頃に終了し、セキュリティリスクの増大や、大きな経済的損失が生じる可能性を指す言葉です。

この2つの大きな課題を解決するため、多くの企業がこれまで以上にIT人材の確保と育成に力を入れています。

特に、古いシステムを刷新できるクラウドエンジニアや、AIを扱えるデータサイエンティストといった専門職の需要は、今後さらに高まっていくでしょう。

参照元
経済産業省/IT人材需給に関する調査報告書
経済産業省/デジタル時代の人材制作に関する討論会

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【最新】IT業界の業績・社内環境ランキング

ここではIT業界のランキングを「業績」と「社内環境」に分けて紹介します。

IT業界の業績ランキング

まず、IT業界全体の規模感を掴むために、国内大手企業の売上高と経常利益のトップ3を見てみましょう。

【IT業界の売上高ランキング】上位3社
  1. 株式会社NTTデータ
  2. 日本電気株式会社
  3. 富士通株式会社

【IT業界の経常利益ランキング】上位3社
  1. 株式会社日立製作所
  2. 富士通株式会社
  3. 株式会社NTTデータ

IT業界全体としては、DXやAI導入の本格化、5Gの普及などを背景に、官公庁や金融機関向けのITサービス需要が拡大しており、引き続き高い成長が見込まれています。

🔶企業理解を深める「数字」の見方

企業選びの際は、こうした業界全体の動向を踏まえつつ、[安定性]と[収益性]という2つの観点から、財務データを確認することをオススメします。

安定性を見るなら → [売上高] 売上高は、企業が商品やサービスを提供し、顧客から受け取った売上の合計です。これは、企業のビジネス規模や体力を示します。

売上高を見る際は、『毎年着実に売上高が伸びている(増収している)』かどうかを確認しましょう。安定した売上を維持・成長させている企業は、経営基盤がしっかりしていると言えます。

収益性を見るなら → [利益・利益率] 利益は、売上高からコスト(人件費や原材料費など)を差し引いて、最終的に会社の手元に残った儲けのことです。

利益を見る際は、「利益率(売上高に占める利益の割合)」も合わせて確認しましょう。利益率が高い企業は、他社には真似できない競争力のある独自のサービスを持っている可能性が高いです。

これらの数値を、過去3年分ほどの推移で確認することで、その企業の本当の姿をより深く理解できます。

IT業界の社内環境ランキング

企業の「働きやすさ(社内環境)」を客観的に判断するために、[平均年収][平均勤続年数][従業員数]といったデータは、非常に重要な指標となります。それぞれのランキング上位3社は以下の通りです。

社員への還元度がわかる「平均年収」ランキング
  1. 株式会社野村総合研究所(1,247万円)
  2. 株式会社電通総研(1,128万円)
  3. 株式会社SRAホールディングス(1,125万円)

平均年収の高さは、企業の収益性の高さや、利益を社員にしっかり還元する姿勢を表していると考えることができます。

企業の規模感がわかる「従業員数」ランキング
  1. 富士通株式会社(35,092人)
  2. 株式会社日立製作所(28,682人)
  3. 日本電気株式会社(22,036人)

従業員数が多い大企業には、「多様な人と関われる」「福利厚生が手厚い」といったメリットがある一方、「自分の意見が通りにくい」といったデメリットも考えられます。自分の希望する働き方と照らし合わせてみましょう。

社員の定着率がわかる「平均勤続年数」ランキング
  1. BIPROGY株式会社(22.1年)
  2. 株式会社さくらケーシーエス(20.7年)
  3. 株式会社電算システムホールディングス(20.2年)

勤続年数が長いことは、社員の定着率が高い、すなわち、長期的に働きやすい、安定した環境である可能性を示唆しています。

もちろん、これらの数字が全てではありません。しかし、こうした客観的なデータを参考にしながら、自分に合った社内環境の企業を探していくことが、後悔しない企業選びの第一歩になるでしょう。

引用元:業界動向サーチ/IT業界の売上高ランキング(2022-23年)

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「IT業界はやめとけ」と言われる理由は?

就活生の中には、「IT業界を検索したら『やめとけ』という言葉が出てきて不安…」という人もいるでしょう。ここでは、「IT業界はやめとけ」と言われる代表的な理由を4つ紹介します。

「IT業界はやめとけ」と言われる理由は?

労働時間と給料のバランスが悪い

「IT業界は、労働時間と給料が見合っていない」という声は、よく聞かれる不満の1つです。

この背景には、プロジェクトの繁忙期や、予期せぬシステムトラブルの発生時に、一時的に残業や休日対応が増えてしまう、というIT業界特有の事情があります。特に若手のうちは、そうした時間的な拘束の長さに、報酬が見合っていないと感じてしまうケースがあるのも事実です。

しかし、これはあくまで業界の一部の側面です。

最近は、働き方改革の推進により、多くの企業で労働時間の管理が徹底されています。また、成果を出せば若手のうちからでも高い報酬を得られる企業も多く、一概に「給料が見合っていない」とは言えません。

最終的には、企業ごとの文化や配属されるプロジェクトによって、状況は大きく異なってきます。そのため、エントリー企業を探す際は、口コミサイトなどで、社員のリアルな声を確認することが非常に重要です。

離職率が高い

厚生労働省によると、IT業界(情報通信業)の離職率は12.4%と全体産業平均(12.1%)よりやや高い水準です。

この背景には、繁忙期における長時間労働や慢性的な人手不足による業務負担の増加、給与への不満などがあります。しかし、これはあくまでも業界の平均値です。

実際には、中小企業やスタートアップでは離職率が高くなる傾向がある一方、大手企業では研修制度の整備や労働環境の改善により、離職率が低いケースも少なくありません。

そのため、「IT業界は離職率が高い」というイメージだけで判断するのではなく、企業ごとの労働環境を、口コミサイトなども活用して、しっかりと見極めることが重要です。

参照元:厚生労働省/令和5年雇用動向調査結果の概要

IT業界の構造に問題がある

「IT業界はやめとけ」と言われる背景には、特にSIer(エスアイヤー)が抱える、[多重下請け構造]と[SES(システムエンジニアリングサービス客先常駐)]という2つの構造的な課題が関係していることがあります。

[多重下請け構造]とは、大手企業が受注した仕事を、ピラミッドのように二次、三次…と下層の企業に再発注していく構造のことです。この場合、実際に手を動かす下層のエンジニアほど、報酬が低くなる傾向があります。

また[SES(客先常駐)]とは、自社ではなくお客様のオフィスに常駐して働く契約形態です。プロジェクトごとに勤務先が変わるため、人によっては「安定したキャリアを築きにくい」と感じる場合があります。

こうした業界構造が、「働いても報われない」という一部のイメージに繋がり、就活生に不安を与えている側面も否定できません

将来AIに仕事を奪われる可能性がある

「IT業界はやめとけ」と言われる理由の1つに、「将来、多くの仕事がAIに奪われるから」というものもあるでしょう。

実際、大手IT企業での人員削減のニュース報道が増えている今、経済産業省も「定型的な作業はAIに置き換わる」という調査結果を発表しています。

しかし、これはIT業界の仕事が全てなくなることを意味するわけではありません。むしろ、AIを使いこなすことができる、より専門的なIT人材への需要は、これからさらに高まっていくと考えられています。

つまり、正しくは仕事がなくなるのではなく、[求められる仕事の内容が、高度化・専門化していく]のです。そのため、専門スキルを身につけたい学生にとっては、むしろ大きなチャンスと言えるでしょう。

参照元
日経XTECH/ついにAI普及によるソフト開発者の淘汰始まる、マイクロソフト大量解雇の衝撃
経済産業省/「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方2024」

選考対策何したらいい?_CTA

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「IT業界」に関するするよくある質問

ここでは、IT業界に関する就活生のよくある質問を紹介します。確認しておきましょう。

「IT業界」に関するよくある質問

IT業界で「1番稼げる職種」は何ですか?

IT業界で稼げる職種は[企業の利益に直結し、かつ、替えのきかない専門性の高い仕事]だと言われています。

ここでは、エンジニアTypeで、特に年収が高い代表的な職種として紹介されている[ITコンサルタント][プロジェクトマネージャー(PM)][SRE(Site Reliability Engineer)]の3つを紹介します。

🔶ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の経営課題を分析し、ITを活用した解決策を提案する仕事です。クライアントの経営層と直接対話するため、高いレベルの経営視点とIT知識の両方が求められます。その専門性と影響力の大きさから、高収入が期待できる職種です。

🔶プロジェクトマネージャー(Project Manager)

プロジェクトマネージャー(PM)は、システム開発などのプロジェクト全体の責任者です。プロジェクトやチームの進捗管理やクライアントとの調整など、プロジェクトを成功に導くための高度なマネジメント能力とコミュニケーションスキルが求められます。その責任の大きさから、報酬も業界内でトップクラスです。

🔶SRE(Site Reliability Engineer)

SREは、Webサイトやサービスが、常に安定して動き続けること(サイト信頼性)を専門に担うエンジニアです。企業にとってシステムの停止は、莫大な損失・信用低下に直結するため、その役割は非常に重要です。高度な技術力と、その希少性から、高収入が見込まれます。

参照元:エンジニアType/【稼げるIT職種2025】「年収800万円以上欲しいエンジニア」が知っておきたい、今狙い目の職種TOP4

2025年の「IT業界のトレンド」を教えてください

2025年のIT業界では、次の3つのトレンドが注目されています。上記の「【2025年最新】IT業界の動向4選」で紹介した内容とは違うポイントから紹介します。

🔶サステナビリティと「グリーンIT」

今、あらゆる企業で、環境への配慮(サステナビリティ)が非常に強く求められています。この大きな流れの中で、IT業界でも、ITの力で環境問題の解決を目指す[グリーンIT]という考え方が、世界的なトレンドになっています。

具体的には、データセンターの消費電力を劇的に削減する技術や、ITを活用して社会全体のCO2排出量を管理・削減するシステム(スマートシティなど)の開発が進んでいます。

企業の社会的責任が重視される現代において、ITは環境問題解決の中核を担うと期待されています。

🔶あらゆる業務の「自動化(ハイパーオートメーション)」

慢性的な人手不足を背景に、ITの力であらゆる業務を徹底的に自動化する[ハイパーオートメーション]の動きが加速しています。

これは、単に1つの作業を自動化するだけでなく、業務全体の流れを連携させて自動化することを指します。飲食店の例で見てみましょう。

▼これまでの自動化(注文作業のみの自動化)
お客様がタッチパネルで注文する

▼ハイパーオートメーション(一連の流れの自動化)
①お客様がタッチパネルで注文
②自動で厨房にオーダーが飛ぶ
③調理ロボットが料理を作り始める
④完成後、配膳ロボットが席まで運ぶ
⑤最後はセルフレジで会計が完了

このように、これまで人間が1つひとつ対応していた作業を、AIやロボット技術を組み合わせて全自動化することで、人間は[新メニュー開発]といった、より付加価値の高い、創造的な仕事に集中できるようになると期待されています。

🔶専門知識いらずで開発ができるプラットフォームの急速普及

IT人材不足の解決策として、プログラミングの専門知識がなくても、簡単な操作で、アプリケーションやWebサイトを開発できる[ローコード/ノーコード]のプラットフォームが急速に普及しています。

これは[PowerPoint]でプレゼン資料を作るような感覚で、現場の営業担当者や企画担当者が、自ら業務改善ツールなどを作れるようになる、というイメージです。

この動きにより、IT技術が専門家だけのものではなくなり、あらゆる職種のビジネスパーソンにとって、ITスキルが必須になる可能性が高まったと言えるでしょう。

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