「自己PRで吸収力をアピールするには?」「吸収力ってどう言い換えたらいいのだろう?」
上記のような不安や疑問がある人に向けて、本記事では自己PRで吸収力をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
ぜひ本記事を参考にして、あなたにしかない”吸収力”をアピールしましょう!
企業が求めている「吸収力」とは?
まず、吸収力とはどのような力を意味するのか確認しておきましょう。
吸収力とは、文字通り「自らいろいろなことを吸収できる力」のことです。さらに言えば、良い面も悪い面も吸収した上で、自分事に捉え、自分に置き換えて、行動できる力とも言えるでしょう。
吸収力があるということは、社会人にとってメリットが大きいといえます。
なぜなら、はじめて行う業務の飲み込みが早かったり、貪欲に知識を学ぶことができたりするといった印象を与えられるからです。
特に、新卒1年目は研修が多いため、先入観を持たずに素直に上司の教えを吸収することは欠かせません。
また、ここで積極的に知識を吸収することができれば、その人の自己成長を早めることにも繋がります。
自己PRで”吸収力”をアピールする際には、上記のことを伝えられるよう意識して書くと、より熱意のこもった自己PRを書くことができます。
また、企業が求める人物像に合わせて伝え方も変えなければなりません。業界研究や企業研究をして、企業が求める人物像を知ってからどのような吸収力をアピールするのか決めましょう。
自己PRで「吸収力」をアピールする方法
自己PRを書く際は下記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。
結論では自分の長所が”吸収力”であることを端的に述べ、その後に”吸収力”が証明できるエピソードを具体的に伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”吸収力”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
自己PRで 「吸収力」をアピールする際の注意点
自己PRで”吸収力”をアピールするのは問題ありませんが、「吸収力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
場合によっては「ただ言われたことしかできない受け身の人間」「自分の意見を持っておらず、周りに流されてしまいやすい」といった印象を与えてしまうことも考えられます。
そのため、吸収力があることにとどまらず、知識を吸収したうえでどのように行動したかというアウトプットまで伝えると良いでしょう。
例えば「アルバイトにおいて、先輩の接客アドバイスを素直に聞いたうえで、自分でも最高の接客を目指し、工夫をして取り組んだ」などといったように具体的な言葉で伝えるようにしてみてください。
言い換えの例をあげますので、確認しましょう。
- 業務への順応性が高い
- 飲み込みが早い
- 素直に先輩や上司の教えを吸収できる
- 外から内に取り入れて自分のものにする
- 素直である
- 他者の意見を否定せず、受け入れることができる
- 一つの意見に固執せず、柔軟に対応できる
- 約束や規律を守り、指示、命令に従い、確実に応えていける
- 人の意見やアドバイスから学び、自分の成長に役立てようとする
自己PRで「吸収力」をアピールした例文
ここでは自己PRとして吸収力をアピールしている例文をエピソード別に紹介していきます。自己PRを考える際に参考にしてみてください。
●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
アルバイト
⇨短い文字数ながらフォーマットに沿ってきれいに書けています。文字数に余裕があれば、入社後の自身の強みの活かし方についてより詳細に書けると良いでしょう。
学業
■例文1
⇨単に”吸収力”というのではなく、「人の助言から素直に学び、自己成長に役立てることができる人間」と示されていることで具体性があり、非常に人物像が想像しやすい例文になっています。
■例文2
⇨全体的に数字を用いて定量的に示されていることで、吸収力という強みの根拠が分かりやすい文章になっています。
ただし、文字数に対して入社後の強みの活かし方の記載量が少ないため、もう少し具体的に書けるとよいでしょう。
部活動
⇨フォーマットに沿ってきれいに書けています。文字数に余裕がある場合は、トレーニングやオリジナルメニューの内容をより詳細に書けるとさらに伝わりやすい文章になるでしょう。
教育実習
⇨フォーマットに沿ってきれいに書けています。文字数に余裕がある場合は、「各々のニーズ」についてより詳細に書けるとさらに伝わりやすい文章になるでしょう。
長期インターン
⇨文字数の多さを生かして、エピソードが詳細に書かれており、とても場面が想像しやすい文章になっています。
ただし文字数に対して、「自分の強みを入社後にどう活かせるか」の記述が少ないため、もう少し具体的に書けるとより説得力の増す文章になるでしょう。
留学
⇨施策を1点目は~。2点目は~。と順序立てて記載できており、非常にわかりやすい構成になっています。
さらに、「自分の強みを入社後にどう活かせるか」についても営業という具体的な部署を記載することで再現性が増しており、意欲が伝わりやすい文章になっているでしょう。
サークル
→自分から行動を起こし、積極的に技術を身に着けようとする姿勢が分かりやすく書けています。課題に対する施策部分をもう少し具体的に書けるとさらに良い文章になるでしょう。
まとめ
本記事では自己PRで吸収力をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。
吸収力を自己PRとしてアピールしようと思っている方は、本記事で紹介した考え方を参考に書いてみてください。
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