「選考を通過してるESが見たい!」「みんなどんな感じで書いてるんだろう…?」
オープンESをまだ作成したことがない人の中でこのように不安を感じている人もいると思います。
そんな人に向けて本記事ではオープンESの設問ごとに例文を紹介しています。
また、ESの書き方に自信がないという人用に各設問の書き方も紹介しているので、本記事をチェックしながら試しに書いてみてください。
オープンESとは
オープンESとはリクナビが提供している、あらかじめリクナビ上に登録したESを複数の企業に提出することができるサービスです。
何社もの企業にエントリーする場合、通常では応募する企業の数だけESや履歴書を作成する必要があります。
ですがオープンESはその必要がないため、ES作成の時間を大幅に短縮することができます。
また企業によってはオープンESしか受け付けていない企業もあるため、利用してみることで自分に合う企業に出会える可能性も高まるのではないでしょうか。
そんなオープンESの設問は以下の7つです。
(2)学歴・職歴
(3)保有資格・スキル
(4)趣味・特技
(5)学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
(6)自己PR
(7)学生時代に最も打ち込んだこと
この他にも企業独自の質問を3問までなら設定することができます。
オープンESとは何なのか、どんな設問があるかについて簡単に理解できたら、続いては実際に書く際のポイントと例文を紹介します。
オープンESを書く際のポイントと例文
先程も紹介しましたが、再度オープンESの設問を記載しておきます。
(2)学歴・職歴
(3)保有資格
(4)趣味・特技
(5)学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
(6)自己PR
(7)学生時代に最も打ち込んだこと
氏名と学歴はそのまま書くだけなので、保有資格から書く際のポイントを紹介していきます。
保有資格
保有資格を書く際は以下のポイントを意識してみてください。
✓ スコアがある場合はスコアも書く
✓ 「取得した理由」「ちょっとしたアピール」を書く
✓ 文字数は全角25文字以内
資格名などは似た名称のものが多いので、認識がずれないようにするためにも必ず正式名称で書きましょう。TOEICなどのスコアがある場合はスコアもしっかりと記載します。
保有資格を書く際のポイントはスキル名だけでなく「取得した理由」「ちょっとしたアピール」なども書くことです。
そうすることによって、人柄や価値観をよりアピールすることができるため、オススメです。
趣味・特技
趣味・特技を書く際は以下のポイントを意識してみてください。
✓ 説明より自分の考えを書く
✓ 得たことを書く
✓ 入社後にどう活かせるか書く
✓ 1つに絞る
✓ 文字数は120文字以内
趣味・特技を書く際はできるだけ具体的に書きましょう。例えばスポーツの話を書く場合は大会での記録、趣味で読書を書く場合は好きなジャンルまで書きます。
採用担当者は趣味や特技の中身を知りたいのではなく、それを通してあなたの人柄や考え方をチェックしようとしています。
そのため説明よりも、その趣味や特技に対してあなたはどういう考えを持って行っているのかを伝えるようにしてください。
また、採用担当者は趣味や特技を通して仕事との適性もチェックしているので、得たことや入社後企業にどう活かせるかまで書けるとさらに良いです。
最後に趣味・特技を書く際は1つに絞ることをオススメします。
文字数もそこまで多いわけではないので、たくさんアピールしたいと詰め込んでしまうと、1個1個の内容が薄くなってしまう可能性があります。
薄くなってしまうと、採用担当者にあなたの良さをアピールするのが難しくなってしまうため、1つエピソードを深く話すようにしてみてください。
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容を書く際は以下のポイントを意識してみてください。
✓ 身についたことを書く
✓ 入社後にどう活かせるか書く
✓ 文字数は250文字以内
学業関連の取り組みについて書く際は専門用語のような難しい言葉は避けた方が良いでしょう。
専門用語はその分野の勉強を専門的にやっている人しか知らないようなものも多いため、採用担当者もわからない場合があります。
せっかくのアピールの機会で「この人は何の話をしてるんだろう…?」と思われてしまったらもったいないですよね。
そのため、その分野の専門でない人でもわかるような言葉で説明するようにしましょう。
また、ただ学んできた分野の説明だけにならないよう注意してください。採用担当者はその分野について詳しくなりたいわけではなく、あなたについて知りたいと思い、質問をしています。
自分をアピールするためにも、どんな能力や考え方が身についたのかまで書きましょう。その際に得たものを入社後にどう活かすかまで書けるとさらに良いです。
自己PR
自己PRを書く際は以下のフレームを意識してみてください。
(2)エピソード
(3)結果・学んだこと
(4)入社後どう活躍できるか
自己PRは400文字と文字数が多いため、企業がオープンESの中でも重視している設問であると言えます。上記のフレームワークに沿って論理的にアピールしましょう。
(1)結論
まず最初に自分の長所を端的に伝えます。
理由としては最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのかを伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなるためです。
(2)エピソード
続いては先程の長所を説明できるエピソードを書きます。
ここではできるだけ具体的なエピソードを伝えるためにも、その出来事の中で生じた課題・目標や、その課題・目標に対してどのような行動をとったのかまで書くようにしましょう。
企業はこの課題や目標に対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているため、なぜこのような行動を取ろうと思ったのかしっかり言語化できるようにしておいてください。
(3)結果・学んだこと
エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったのかを書きます。
結果を書く際は、数字を用いて伝えた方が成果が見えやすいため、定量的に表すことを意識してください。
また、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。
面接官はその人の学びからも価値観や人柄を判断しています。
価値観や人柄はその学生を採用するかどうかの大きなポイントとなるため、自分がどういった人なのか、いかにその企業に必要な人材であるのかをアピールするようにしてください。
(4)入社後どう活躍できるか
企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせるのがポイントです。
そのため自己PRの最後は「私の長所である〇〇を活かし、貴社の~~という業務において~~のように貢献していきたいと思います」といったような流れで締めるようにしましょう。
自己PRの書き方について、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
続いて選考通過者が実際に使用した自己PRの例文を2つ紹介します。
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三菱UFJモルガンスタンレー証券17卒)
参照元:unistyle/内定者本選考ES(三幸グループ19卒)
学生時代に最も打ち込んだこと
ガクチカを書く際は以下のフレームを意識してみてください。
(2)動機
(3)目標と課題
(4)取り組みや対策
(5)結果
(6)学び
ガクチカも自己PRと同様、400文字と文字数が多いため、企業がオープンESの中でも重視している設問であると言えます。
上記のフレームワークに沿って論理的にアピールしましょう。
(1)結果
最初に、一言で学生時代に頑張ったことを書きます。数字を使って記載できる場合は、具体的な数字を用いて伝えると更に良いです。
(2)動機
次になぜ、結果で記載したことに取り組もうと考えたのかを伝えます。文字数によっては自分の感情や周囲からの声を入れると動機に説得力が増すため、オススメです。
(3)目標と課題
続いて、どんな目標を掲げ、どんな課題に直面したのかを記載しましょう。
目標や課題を伝える際も数字を用いて伝えた方が難易度やその時の状況が伝わりやすいため、数字で表せる場合は用いた方が良いと言えます。
(4)取り組みや対策
上記の課題に対しての取り組みや行った対策について述べていきます。
「話を聞いた」等のように抽象的な言葉は使わず、「どの様に話を聞いたのか」を具体的に記載することがポイントです。
(5)結果
その取り組みを行ってどのような結果になったのか書きます。ここの部分は1~2文程度で、できるだけ簡潔に伝えるようにしましょう。
(6)学び
最後はこの一連の出来事から学んだことを書いてください。
できればその学んだことを入社後にどう活かすかまで書けると、あなたを採用するメリットを伝えることができるので効果的なアピールとなるでしょう。
ガクチカの書き方について、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:
評価される「ガクチカ」の書き方を解説|見直しに役立つ”チェック表”つき
続いて自己PRの例文を2つ紹介します。
志望動機
志望動機はオープンESの必須設問ではないですが、企業ごとに3つまで質問を追加することができるため、追加される可能性が高いでしょう。
そのため志望動機を書く際のフレームワークについても紹介していきます。
志望動機を書く際は以下のフレームを意識してみてください。
(2)背景・動機
(3)会社を選んだ理由
(4)入社後どのように活躍したいか
それぞれについて簡単に説明していきます。
(1)志望動機を一言で伝える
最初に志望している理由を一言で書きます。
働いていく中で、どんなことを成し遂げたいのかを伝えることができると、意欲があることを示すことができるでしょう。
(2)背景・動機で単に熱意だけの志望ではないことを伝える
次に、「成し遂げたい」と思った背景や動機を書きます。ここで、きっかけとなる過去の経験や動機を書くことで、ただ「理想だけで書いているのではない」ということを伝えることができます。
ここでのポイントは「自分自身の経験に基づく」エピソードを書くということです。
たとえどんなに大きな目標があっても、自分自身の経験と志望動機が紐付いていなければ説得力にかけてしまうため注意してください。
(3)その会社を選んだ理由
自分の将来の目標、背景・動機を伝えられたところで、続いてはこれまでの自分の経験や思いと企業を結びつけていきます。
自分の成し遂げたいことがどんなに良いものでも、この企業ではできないことや、企業の目指す姿と異なっている場合、採用されるとは考えにくいため企業研究は必ず行っておきましょう。
(4)入社後どのように活躍したいか
最後に、入社後どの様に活躍したいか、企業にどんな形で貢献できるかを伝えましょう。再三お伝えしてますが、企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っています。
そのため入社後に取り組む仕事をどれくらい理解しているのか、そこで働いた時にどんなふうに貢献できるのかを言語化して伝えるようにしましょう。
志望動機の書き方について、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:
志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~
続いて選考通過者の例文を2つ紹介します。
参照元:unistyle/内定者本選考ES(アビームコンサルティング20卒)
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(資生堂20卒)
上記例文の他にも就活支援サイトunistyleでは選考通過者のESを7万件以上掲載しています。 下記画像からサイトに移動できるので、ぜひES作成の参考にしてください。
まとめ
本記事ではオープンESを書く際のポイントや各設問の例文を紹介してきました。
オープンESは同じESを企業にそのまま使える点がメリットでもありますが、ESの完成度が低かった場合、一気にたくさんの選考に落ちてしまうというリスクもあります。
そのためこれからオープンESを書いてみようと思っている方は、本記事を読んでポイントなどを確認しながら作成してみてください。
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