清涼飲料 志望動機の書き方・例文

清涼飲料業界の志望動機の書き方と例文~アサヒ飲料など3社の選考通過ESを公開~

清涼飲料業界はどの企業も宣伝に力を入れているため知名度が高く、給与面での魅力も高い業界です。倍率が高いことから、最低限の情報を抑えなければES通過は難しいと言えます。この記事ではその最低限の知識ともいうべき業界の動向、志望動機を作る際のポイントなどを紹介します。

清涼飲料業界の特徴

清涼飲料業界の特徴について、売上、販売戦略、他事業展開の観点で解説します。

売上

清涼飲料業界の売り上げは微増ではあるものの成長を続けています。しかし、今後も安泰というわけではありません。販売手段においてスーパーマーケットに次ぐ2番目のシェアをもつ自動販売機の売上が減少していたり、小売り企業のプライベートブランドが台頭してきていたり、売上が減少する要素が存在しています。

また、売上が天候要因によって変動することも特徴です。熱い夏であればお茶、ミネラルウォーター、スポーツドリンクなどの消費が増え、寒ければホットコーヒーなどの消費が増えます。逆に、冷夏、暖冬になると商品が売れにくくなります。

直近の売上に目を向けると、コロナの影響も受け、2020年1-6月の売上は全体で10%も減少しました。ただし、7月に入って回復傾向にあり、ネット通販による売上シェアが伸びるなど良い傾向もあります。

▶参考資料:業界動向リサーチ「清涼飲料業界」
▶参考資料:食品産業新聞社「清涼飲料市場 コロナ禍で“ネット通販・健康・定番品”の支持拡大、メーカー各社の反応は」

販売戦略

清涼飲料業界の特徴として「差別化が難しい」ことが挙げられます。毎年多くの商品が出てくる中で、どれだけ高い頻度で手に取ってもらえるかは、味よりもブランド力に影響されると言われています。

そのため各社がTVCMを中心にイメージをつけて商品の宣伝を継続して行います。1度イメージがつけば10年~20年はブランド力だけで売れるとも言われているほどです。

他事業への展開

清涼飲料業界の成長に若干の陰りが見えていることや、グループ企業のビール・酒類事業の伸び悩みに伴い、飲料以外の事業に進出する動きがあります。

例えば、キリンであれば、医薬品が売上シェアの15%を占め、サッポロであれば、不動産事業が売上シェアの5%を占めています。この他にも各企業が海外企業のM&Aを積極的に行い成長が見込める市場への展開を進めています。

◆数字で見る清涼飲料業界の現状

参照元:業界動向サーチ/全136業界の業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング。清涼飲料の企業14社が対象(2018年-2019年)

清涼飲料業界の職種

ここでは食品業界の代表的な職種を紹介します。自身の経歴や将来像を考えながらふさわしい職種は何かを考えてみてください。

研究・開発

研究職は茶葉やコーヒー豆の配合、抽出方法による味わい、健康につながる成分を分析して新しい価値を研究します。開発職はその研究結果と、消費者ニーズを掛け合わせて、新商品を開発します。

マーケティング・販売促進

上述した通り、清涼飲料業界は味よりもブランド力が重要な業界です。飲料のトレンドだけでなく、健康、プレミアム感など消費者の購買意欲がどこにあるのかを調査・分析し、研究・開発職に伝えます。

商品ができたらどのように宣伝をするのかを考えるのも仕事です。広告代理店とともに、商品の打ち出し方を考え、TV、インターネット、小売店でのプロモーションを行います。

生産管理

飲料の消費量は1日に1人あたり約500ml消費されており、生産量も膨大です。ただ、商品ごとの消費量は小売店の販売状況、天候、プロモーションによって変動があるため、売れ行き次第で大きく調整する必要があります。

生産管理は営業などから上がってきた情報をもとに、人員や機械のオペレーションを細かく調整します。また、商品のクオリティを一定に保ち、衛生管理も行います。

▶参考資料:一般社団法人 全国清涼飲料連合会「1人あたりの消費量推移」

営業

営業は、スーパーやコンビニに対し商品を卸します。陳列場所によって売上が変わるため、売り場の交渉も行います。自動販売機の運営はグループ会社や提携会社が行っているケースが多く、日本コカ・コーラであれば全国80万台以上の自動販売機をボトラーと言われるグループ会社が管理しています。

自動販売機ごとの売上の傾向を分析し、商品の補充、レイアウトの変更を定期的に行います。

清涼飲料業界の志望動機のポイント

志望動機を作る際は、自分が考える”主観”ではなく、事実ベースの”客観”情報を把握することが必要です。情報を集めることができれば下記の3つの問いにも答えられるはずです。

なぜ清涼飲料なのか

清涼飲料の業界は各社がプロモーションを大々的に行っているため認知度が高く、人気も高い業界です。しかし、「飲み物が好きだから」というような誰でも言えるような理由では説得力がありません。

例えば、「飲み物は質も大事ですがイメージも大事だと考えます。大学時代の部活動で御社の〇〇商品を飲んでエネルギーチャージをしていました。効果はすぐに現れるわけではないのに、飲んだ瞬間にみんなの気力が復活していました」など実体験に基づいた理由を作りましょう。

また、先ほど紹介したような業界の動向を理解していることも業界への志望度の高さを裏付ける要素になります。

なぜその企業なのか

清涼飲料業界と一口で言っても取り扱う商品によって業績や戦略は異なります。商品、理念、経営方針などの観点から企業の強みを把握することは必須と言えます。

企業ごとに販売手段のシェアや強みとなる飲料のシェア、海外展開や将来のビジョンなどを比較して強みを見つけましょう。

一例を上げると、日本コカ・コーラは独自の販売システムを持っています。コーラの原液を本社のあるアメリカから仕入れ、ボトラーと呼ばれる日本の各エリアに展開します。各エリアで生産、販売をすることで効率的な販売体制を実現させてきました。

ただし、現在ではコカ・コーラ、ファンタといったアメリカ由来の炭酸飲料の売上を、お茶、缶コーヒーなどの非炭酸飲料のほうが上回っています。このように各社には生産体制や商品誕生のルーツ、などさまざまな特徴があるので、できる限り調べつくしましょう。

求められる人物像は?

飲料メーカーは各社とも伝統があり、看板商品を持っています。それだけにどの会社も新しいヒット商品を生み出したりイノベーションを起こすことが難しいものです。チャレンジ精神、挑戦、リーダーシップなどを求める会社が多い傾向にあります。

ただ、会社によって言葉のニュアンスが毎年異なるケースがあります。具体的な人物像は、採用ページの「社長メッセージ」や「人事メッセージ」、「求める人物像」などの項目を見つけ必ず確認しましょう。

志望動機の書き方

情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例
(1)志望動機を一言で
(2)背景・動機
(3)その会社を選んだ理由
(4)入社後どの様に活躍したいか

 \就活の不安や悩みがあるなら/

 

清涼飲料業界の志望動機の例文

ここでは清涼飲料業界3社の選考通過ESから志望動機の例文を紹介します。レベル感や書き方を学びましょう。

サントリーホールディングス(生産研究部門)の志望動機の例文

サントリーの生産研究部門で具体的にやってみたい仕事とその理由
私は貴社の生産技術の仕事に携わり、世界で活躍するエンジニアになりたいです。既存プロセスの改善により、プロセス全体を俯瞰的に見る視野を養った後に、将来は世界中の工場で新技術を導入するプロジェクトに携わりたいです。

貴社の生産技術の仕事に携わりたい理由は三つあります。一つ目は、老若男女問わず愛される貴社の製品を、世界中のお客様にお届けすることで人々の豊かな生活に貢献したいと考えているからです。二つ目は、関わる人の多さです。様々な部署の方や工場内の方と関わることで、幅広い知識や考え方を吸収し成長できる点や、多くの人と協力して働くことができる点に魅力を感じています。最後の三つ目は、自身の“やってみなはれ精神”を存分に発揮できる仕事・環境があると考えたからです。

インターンシップでの経験を通じて、エンジニアの仕事は責任感が大きい反面、自分の考えを持ってチャレンジできる、やりがいのある仕事だと感じました。そして、強いこだわりを持って働く社員の方を見て、私もその一員になりたいと思うようになりました。

→インターンシップを通じ、社風や工場に新技術を導入する仕事があることをキャッチアップできているため、具体的な内容になっています。理由も3つにわけ分かりやすい構成です。

カゴメ(事務系総合職)の志望動機の例文

あなたが、カゴメで実現したい夢を教えてください。
人々の日々の幸せである「美味しさ」と、日々の豊かさである「健康」を誰もが同時に実現できる社会を作りたいです。野菜が苦手で食べられないという方々に、新しいレシピ提案や飲料というアプローチで克服するお手伝いをします。

また、世界中の栄養不足で苦しむ方の為に、容易に野菜や栄養分が取れるサプリメントを広めます。野菜における多大な影響力と何事にも挑戦できる風土がある貴社なら上記の夢が達成できると考えます。

→カゴメの「ニッポンの野菜不足をゼロにする」というビジョンや、レシピ開発・多様な飲料商品を持つ企業の特徴を理解できています。また、お題の「夢」へのアンサーも海外に目を向けることで、企業の現状の先を見据えており、期待が高まる内容です。

アサヒ飲料(営業)の志望動機の例文

志望動機就職先の選択で重視する点
1、「その感動を、わかちあう」という言葉。
飲料で感動というイメージはないが、仲間たちとのコミュニケーションの場や仕事の合間の幸せな空間づくりを飲料の持つ付加価値を通して届けたい。

2、ナンバー1を目指す。
向上心を持って働きたい。貴社は商品の現地化に取り組み、世界のお客様に貢献することができる。合併したばかりの社内を持ち前の明るさで活発にし、貴社のチームワークの向上・活性化し、携わった全てのお客様と深い信頼関係を築き、オンリーワンの営業マンとしてナンバー1を目指したい。

→大きな組織だからこそ大切なチームワークと、挑戦心どちらの側面にも触れられていています。上記のように、「就職先の選択で…」と書いてある場合でも対象企業の理念や特徴を踏まえた解答をしましょう。

まとめ

清涼飲料業界は採用に関する情報が手に入りやすいです。就活生全員が情報収集しやすいだけに、徹底的に企業ごとの特徴を把握し、その企業ならではの強みを見つける必要があります。その強みと求める人物像を把握したうえで志望理由や自己PRを書いてください。

就活の不安・悩みはプロに相談

ここまでは、志望動機を書くために必要な情報をお伝えしてきました。

それでも、「自分の就活はどうすればいいの?」と不安な方も多いのはではないでしょうか。

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