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自己PRの評価が上がる「対応力」の伝え方と先輩のリアルな回答を大公開!

✔ 本記事のまとめ
●臨機応変に対応できる力とは、『その時・その場の状況に応じて、適切な行動を取ることができる力』を指す。

●臨機応変に対応できる力がある人の特徴は、[状況に応じた行動ができる][急なトラブルにも落ち着いて対応できる][新しい環境に適応するのがはやい]という3つである。

●対応力があるという自己PRをする際は、エピソードの伝え方や面接時の振る舞いに気を付ける必要がある。

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目次

急なトラブルが発生した際にも素早く柔軟な対応ができる人や新しい環境にすぐに馴染める人は[臨機応変に対応できる力]があると言えます。

しかし「臨機応変に対応できることって自己PRになる?」「対応力をアピールする上で気を付けたほうがいいことはある?」といった不安や疑問がある就活生もいるでしょう。

本記事では、自己PRで[臨機応変に対応できる力・対応力]をアピールしようと考えている就活生に向けて、以下を紹介していきます。

  • 対応力がある人の特徴
  • 対応力があることが評価される理由
  • 対応力があることを効果的にアピールする方法
  • 過去の就活生が作成した対応力をアピールした自己PR(例文)

自己PRで柔軟性・臨機応変に対応できる力・対応力などのアピールを考えている人は是非参考にしてみてください。

就活の自己PRで「対応力」をアピールしても問題ない?

対応力は、就活において有効なアピールポイントになります。なぜなら、想定外の事態にも冷静に対処できる[柔軟性]や、全体を見渡して計画的に行動できる[計画性]といった、多くの企業が求める資質を同時に示せるためです。

ただし、単に「私には対応力があります」と伝えるだけでは、あなたの魅力は十分に伝わりません。

重要なのは、具体的なエピソードを交えて、[どのような状況だったか][どんな行動を取ったか][その結果どうなったか]を明確に語ることです。

そうすることで、あなたの[対応力]が単なる言葉ではなく、経験に裏打ちされた本物の強みであることが伝わり、面接官に「入社後も活躍してくれそうだ」という好印象を与えることができるでしょう。

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自己PRで「対応力」を伝える前に知っておきたいこと

対応力は多くの企業で評価される強みですが、伝え方を誤ると「自分の意見がない」「主体性に欠ける」といった、意図しないネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

そうした誤解を避け、あなたの魅力を正しく伝えるためにも、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

自己PRで対応力を伝える前に知っておきたいこと

「柔軟性」や「冷静な判断力」など具体的な強みに言い換える

ただ「私には対応力があります」と伝えても、抽象的すぎて、あなたの強みが面接官にうまく伝わらない可能性があります。

そこで効果的なのが、あなたのエピソードに合わせて対応力をより具体的な言葉に言い換えることです。そうすることで他の就活生との差別化を図り、あなたの個性をより鮮明にアピールできるでしょう。

言い換え例
  • 臨機応変に物事へ対応できる
  • 状況に応じて柔軟に行動できる
  • 相手の立場に立った対応ができる
  • 瞬時に状況を判断し、行動に移すことがある
  • イレギュラーな状況にも冷静に対処できる
  • 課題を発見し、解決することができる

まずは、過去の経験を振り返り、[どのような状況で、どんな力を発揮したのか]を明確にしてみましょう。

「対応力=受け身」と思われないように “ 主体性 ” も補足する

[対応力]は有効な強みですが、伝え方によっては[指示待ち][受け身]といったネガティブな印象を与えてしまうこともあります。多くの企業が求めているのは[自ら考えて行動できる人材]です。

そのため、対応力をアピールする際は[なぜそのように対応したのか]といった、自分なりの考えをエピソードに盛り込むことが重要です。例えば、「お客様の要望に柔軟に対応した」だけでなく、「〇〇という考えから、△△という工夫をした」と語ることで、あなたの思考プロセスと主体性がより明確になります。

さらに、「チームと協力して対応した」など、協調性を示す要素もあわせて伝えられれば、より多角的なアピールが可能です。

このように、[対応力]という1つの強みも、伝え方を工夫することで、[主体性]や[協調性]といった、他の強みにも繋がる魅力的な要素として伝えることができます。

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あなただけの「対応力」が伝わる自己PRの作り方

自己PRで[対応力]を効果的に伝えるには、あなたならではの経験や考え方を交え、具体的に表現することが大切です。ここでは、対応力がしっかり伝わる自己PRを作るための3つのステップをご紹介します。

あなただけの「対応力」が伝わる自己PRの作り方

【STEP1】結論を伝える

まずは、「私の強みは〇〇です」と結論から明確に伝えることが基本です。 

このとき、「対応力があります」と一言で終わらせるのではなく、[状況に応じて柔軟に動ける対応力]や[トラブル時でも冷静に判断できる対応力]など、あなたの強みを一歩深く掘り下げた表現にすることで、より伝わりやすくなります。

【STEP2】結論を証明するエピソードを添える

次に、その対応力を実際に発揮した具体的なエピソードを述べましょう。 

例えば、アルバイトで急な欠勤対応を任された経験や、文化祭などのイベントでトラブルを乗り越えた経験など、自ら考えて臨機応変に動いたエピソードがオススメです。

 ここで大切なのは、[なぜその対応をしようと思ったのか][どのように考えて行動したのか]といった主体性を感じさせる視点を盛り込むことです。

【STEP3】業務への活かし方を伝える

最後に、その強みを入社後の業務でどう活かすか、具体的な貢献イメージを伝えます

例えば、「お客様からの急なご要望やクレームにも、落ち着いて最適な解決策を提案できます」というように、あなたの活躍する姿を面接官にイメージさせることで、「採用したい」と思わせる、説得力のあるアピールになります。

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「対応力」をアピールした自己PR例文5選

ここでは[対応力]をアピールした自己PR例文を紹介していきます。

【アルバイト編】新人研修の改善で定着率を向上

私の強みは、[周囲の状況を見て先回りできる対応力]です。この強みは、飲食店のアルバイトで新人研修の仕組みを改善し、定着率の向上に貢献した経験で培われました。

当時、勤務先の店舗で新人スタッフの早期離職が課題となっていたため、ヒアリングをおこない、「質問しにくい雰囲気」と「一律のマニュアル指導」が原因だと特定しました。

この状況を改善するため、個々の習熟度に合わせた指導への変更と、進捗共有ノートの導入をおこなったことで、指導内容の可視化と指導側の負担軽減を実現しました。

この取り組みの結果、新人スタッフが安心して働ける環境が整い、店舗の課題であった定着率も大幅に向上させることができました。

この経験で培った課題発見力と柔軟な対応力を、御社でも活かし、チームのパフォーマンス最大化に貢献したいと考えています。

【部活編】チーム状況に応じたフォーメーション変更を提案

私の強みは、[課題を見極め、状況に応じて最適な行動を選べる柔軟性]です。この強みは、大学バレーボール部でフォーメーション変更を提案し、チームの再建に貢献した経験で培われました。

当時、レギュラー数名の負傷で連敗とチームの士気低下という悪循環に陥っていたため、この状況を打開しようと、残されたメンバーの強みを活かす新フォーメーションを提案しました。

最初は変化への戸惑いもありましたが、練習を重ねてチームの一体感を高めた結果、次の公式戦では格上の相手に善戦し、ベスト4進出という成果を収めることができました。

この経験から、現状を冷静に分析し、個々の強みを活かしてチーム全体の力を最大化することの重要性を学びました。御社に入社後も、この分析力と柔軟な対応力を活かし、いかなる状況でもチームの成果に貢献したいと考えています。

【サークル編】イベント直前のトラブルに柔軟対応

私の強みは、「突発的な状況にも冷静に対応し、周囲と連携して乗り越える力」です。これは、文化系サークルでのイベント運営を通して培いました。

学園祭でサークル主催の展示を担当した際、中心メンバーが体調不良で急遽離脱し、資料作成の遅れからプロジェクト全体の進行に支障が出る事態となりました。

そこで私は、直ちに残りのタスクを洗い出して再整理し、各メンバーの得意分野に応じて役割を再分担すると共に、展示の構成自体も見直して簡素化することで、状況の立て直しを図りました。

その結果、予定通り展示を成功させることができ、来場者や担当教員からも高い評価をいただくことができました。

この経験から学んだ[突発的なトラブルにも冷静に状況を分析し、最善策を再構築する力]を、御社の業務でも活かし、チームの目標達成に貢献したいと考えています。

【インターン編】クライアント対応のミスを防ぐ改善提案

私の強みは、「相手の立場に立って柔軟に対応できる力」です。この力は、営業系インターンシップで業務フローの改善に取り組んだ経験で培われました。
インターン先では、電話ヒアリングの内容を手書きメモと口頭で引き継ぐという運用方法だったため、情報の抜け漏れや共有ミス、そしてクライアントからのクレームが頻発していました。

この状況を改善するため、私はExcelの記録シート導入を提案し、先輩社員と協力しながら、試験運用から簡易マニュアルの作成まで担当しました。

その結果、情報共有の精度とスピードが向上し、社員の方々から「引き継ぎが格段にスムーズになった」と感謝されるなど、具体的な業務改善に貢献することができました。

この経験から学んだ[当事者の視点で課題の原因を探り、周囲を巻き込んで解決に導く]という姿勢を、御社でも活かし、業務改善に貢献したいと考えています。

【ボランティア編】高齢者支援の現場で安心感を与える対応を工夫

私の強みは、「相手に安心感を与える配慮と、その場に応じた柔軟な対応力」です。この力は、高齢者施設でのボランティア活動で培われました。

初めて施設を訪れた当初は、警戒心が強く、なかなか心を開いてくださらない利用者の方も少なくありませんでした。

そこで私は、一人ひとりの興味やご様子を注意深く観察し、声のトーンや話す距離感を調整するなど、相手に合わせた対話を根気強く続けました。

こうした地道な関わりを続けるうちに、同じ園芸の趣味を持つ方と打ち解けて笑顔を引き出すことができ、活動の最終日には数名の利用者様から「また来てほしい」と温かい言葉をかけていただくことができました。

この経験から学んだ「丁寧な対話で信頼関係を築く力」を御社でも活かし、お客様やチームメンバーとの円滑な関係構築に貢献したいと考えています。

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自己PRで「対応力」を伝える際の注意点

[臨機応変に対応できる力がある]という自己PRは、企業にとってとても魅力的な強みです。 特に変化が多い職場やチームでの協働が求められる業種では、高く評価されやすい傾向があります。

しかし、エピソードの伝え方や面接時の振る舞いによっては、ネガティブな印象を与えてしまうリスクもあります。

以下の4つのポイントに注意しながら、あなたの対応力を正しく伝えましょう。

自己PRで「対応力」を伝える際の注意点

「対応力=場当たり的」と誤解されないようにする

「対応力があります」と伝えるだけでは、「その場しのぎの行動しかできない人なのでは?」と受け取られてしまう可能性があります。

そのため、「計画を立てて行動した上で、想定外の事態にも落ち着いて対応できた」「目標に向けて行動しつつ、状況に応じて柔軟に進め方を調整した」といった形で、“対応力が場当たり的ではない”ことを伝えましょう

このように対応の背景にある目的意識や判断基準を示すことで、計画性や論理的思考力も同時にアピールすることができます。

抽象的すぎる表現は避け、具体的な行動と結果を示す

[臨機応変に動けます][柔軟に対応できます]といった抽象的な表現だけでは、どんな場面で・どんなふうに行動したのかが伝わりません。

自己PRでは、[どのような状況で][自分がどう判断して][何を実行したか]、そして[どんな結果に繋がったか]を具体的に伝えるようにしましょう。

その際、エピソードに数字や他人からの評価などを加えることができると、さらに説得力が増します。

「相手や状況に配慮した行動」であることを示す

企業が求める[対応力]とは、単に自分の判断で行動を変える力ではなく、[相手や周囲の状況に配慮し、その上で最善の行動を選べる力]を指します。

そのため、エピソードを語る際は、[相手の立場に立って考えた][チーム全体の状況を見て、役割を柔軟に変えた]といった点を盛り込むと効果的です。

このような配慮に基づいた対応力をアピールすることで、あなたの思いやりや協調性も同時に伝えることができます。その結果、面接官に「自分本位ではなく、組織で活躍できる人材だ」という、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。

主体性がないと思われないようにする

臨機応変な対応ができる人は、相手やその場の状況に合わせることが得意で、誰とでも円滑に付き合うことができるため、主体性がなく、周りに流されやすい性格とネガティブに捉えられてしまう可能性があります。

周りに合わせられる能力は必要ですが、言うべき時には自分の意見をしっかりと言える人でなければ頼りない印象に繋がってしまうでしょう。

また繰り返しになりますが、本当は主体性があるのに「対応力がある」という抽象的な伝え方をしてしまったことによって、面接官との齟齬が生まれてしまっては勿体ないです。

そのため、自己PRのエピソードは主体的に行動したことが伝わるようなものを選ぶようにしてください。その上で対応力を具体的な言葉に言い換えてアピールすると良いでしょう。

[対応力があること]の言い換えが思いつかないという就活生は、以下を参考にしてください。

[対応力があること]の言い換え例
  • 判断力がある
  • 機動力がある
  • 要領が良い
  • メンタルが強い
  • 執着心が少ない
  • 問題解決力がある
  • 気持ちの切り替えが早い
  • 周囲に気を配ることができる
  • 突然の出来事にも柔軟に対応できる
  • ミスを引きずらずに前向きに行動できる

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まとめ

本記事では自己PRで[臨機応変に対応できる力があること]を効果的にアピールする方法や注意点、例文を紹介してきました。

仕事をする上で臨機応変に対応する力は必須となるため、うまくアピールできれば好印象を与えることができるでしょう。

ただ、本文でもお伝えしていますが[臨機応変に対応できる力]はやや抽象的な言葉であり、言葉を聞いただけではイメージが湧きづらいです。

そのため、[エピソードを詳細にそして数字を使って定量的に話す][対応力という言葉を言い換える]という2点を是非意識してみてください。

また「そもそもどのような自己PRをすべきか悩んでいる…」という就活生は、是非以下の記事も参考にしてください。

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