急なトラブルが発生した際にも素早い対応ができる人や新しい環境にすぐに馴染める人は”臨機応変に対応できる力”があると言えます。
しかし「臨機応変に対応できることって自己PRになる?」「対応力をアピールする上で気を付けたほうがいいことはある?」といった不安や疑問がある人もいるでしょう。
本記事では、自己PRで”臨機応変に対応できる力”をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
自己PRで”対応力”のアピールを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
企業が求める”臨機応変な対応力がある人”とは?
あらゆることに対して臨機応変に対応できる人の共通点として「常に冷静で、客観的に物事を見ることができる」点があげられるでしょう。
またその場の状況に応じて柔軟に行動や考え方を変えられる人も、臨機応変に対応できる力が高いと言えます。
その他、企業が求める臨機応変に対応できる人の特徴を紹介します。
(1):あらゆる事態を想定できる
事前に様々な状況を想定しているため、なにかアクシデントがあった場合でも素早く対処し、リスクを回避もしくは最小限に抑えることが可能になるでしょう。
このように状況に応じ臨機応変に動ける人は、他の人が困って動けずにいる中でも、周りの人を動かしすぐに問題を解決出来るため、対応力があると言えるでしょう。
またこうした行動力とリーダー的な振る舞いで、周囲から頼られるという人が多くいます。
(2):予期せぬ状況にすぐ対応できる
イレギュラーな事象が発生した際、焦って対応をしてしまうとミスやトラブルを引き起こし、二次災害や想定以上の損失に発展するケースもあります。
しかし臨機応変な対応力のある人は、想定外な状況に対しても、冷静に原因を見極めたうえで、慌てずに次の行動を見極めることができるでしょう。
実際、仕事をしていると、急に締め切りが前倒しになったり、プロジェクトのメンバーが退職したりと、予期せぬ出来事が起こりうるのです。
このような思わぬ状況に対面した場合でも、心を落ち着かせて状況を見極めた適切な対処策を考えられる人は、会社にとって貴重な存在といえるでしょう。
(3):他人の意見ややり方を受け入れることができる
臨機応変な対応力のある人は、自分の考えややり方に固執しすぎず、他人の意見を柔軟に受け入れ行動することができるでしょう。
仕事以外においても色々な場面で、意見や考えの不一致は起こるものです。
しかしそのような状況において、自分とは異なる意見を否定せず、他人の意見を尊重した上で、判断・行動ができる人は、価値観や視野が広がりやすく、相手との信頼関係を築きやすい人柄と言えます。
この柔軟性はとくにチームプレイが必要となるケースに発揮されることが多く、仕事に置いても役立つでしょう。
自己PRで”臨機応変に対応する力”を効果的にアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論では自分の長所が”対応力”であることを端的に述べ、その後に自身の”対応力”が証明できるエピソードを具体的に伝えます。
また”臨機応変は対応力”を具体的に伝えるため、下記のような言葉に言い換えることもおすすめです。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”忍耐力”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
自己PRで “臨機応変に対応する力”をアピールする際の注意点
“臨機応変に対応する力”をアピールする際には下記の2つには気をつけましょう。
(1):主体性がないと思われないようにする
臨機応変な対応ができる人は、相手やその場の状況に合わせることが得意で、誰とでも円滑に付き合うことができるため、主体性がなく、周りに流されやすい性格とネガティブに捉えられてしまう可能性があります。
周りに合わせられる能力は必要ですが、言うべき時には自分の意見をしっかりと言える人でなければ頼りない印象に繋がってしまうでしょう。
本当は主体性があるのに「対応力がある」という抽象的な伝え方をしてしまったことによって、面接官との齟齬が生まれてしまっては勿体ないです。
そのため、自己PRのエピソードは主体的に行動したことが伝わるようなものを選ぶようにしてください。そのうえで対応力を具体的な言葉に言い換えてアピールすると良いでしょう。
言い換えが思いつかないという人に向けて、以下で言い換えの例を紹介します。
- 判断力がある
- 機動力がある
- 要領がいい
- メンタルが強い
- 執着心が少ない
- 問題解決力がある
- 気持ちの切り替えが早い
- 周囲に気を配ることができる
- 突然の出来事にも柔軟に対応できる
- ミスを引きずらずに前向きに行動できる
(2):面接の質問にも焦らず回答する
予期せぬ質問にうろたえたり、表情が固まってしまったりすると、いくら臨機応変さをアピールしても説得力がありません。
自身のアピールに説得力をもたせるため対応力をアピールする際は、面接で思わぬ状況に陥ったとしても何事にも柔軟に対応することを心がけてください。
例えば、予期せぬ質問に出会った場合は「面接官はどういう意図でその質問をしているのか?」という視点で考え、意図にあった回答ができるよう焦らず回答しましょう。
自己PRで“臨機応変に対応する力”をアピールした例文
ここでは自己PRとして”臨機応変な対応力”をアピールしている例文を、2つのカテゴリーごと紹介していきます。
自己PRを考える際、ぜひ参考にしてみてください。

自己PRで“臨機応変に対応する力”でアピールした例文:アルバイト・インターンシップ編
■例文1
⇨自身の強みだけでなく、大事にしている考え方が明確に記載されています。また実際に人柄が評価された結果、そして入社後の意気込みがわかりやすく書かれています。
■例文2
⇨文頭に記載した自身の強みが、具体的かつわかりやすく書かれています。また強みが入社後にどういう場面で活かせそうかまで考えられている点も素晴らしいでしょう。
■例文3
⇨状況が詳細に記載されているため、対応時のイメージをすることができ、その人らしさを感じることができます。
しかしそのエピソードを受けて、何を学んだのかなどが記載されておらず、感想文のように見受けられます。
その時「なぜその行動を取ることができたのか」「この事から学んだこと」といった点を追記できるとより良い内容になるでしょう。
自己PRで“臨機応変に対応する力”でアピールした例文:部活・サークル・学生団体編
■例文1
⇨マネージャーとして、状況に応じた行動ができていることがよくわかる内容になっています。
”人と関わった経験”が、社会人になってからどういう場面で活かすことができるか、といった点まで考えられるとより良くなるでしょう。
■例文2
⇨少ない文字数制限の中で、自身の強みが培われた背景・高校時代のエピソードが記載されているため、全体を通して深みのある内容になっています。
■例文3
⇨こちらも少ない文字数制限の中で、自身の強みを裏付けるエピソードがわかりやすく書かれています。
入社後に“相手のニーズを正確に捉える力”と“それに応えることのできる対応力”という強みをどのように活かしたいかまでを記載できるとより良い内容になるでしょう。
■例文4
⇨フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。参加率を数字で説明することで、リアルな状況をイメージすることができ、説得力のある内容になっています。
まとめ
本記事では自己PRで”臨機応変な対応力”をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介してきました。
仕事をする上で臨機応変に対応する力は必須となるため、うまくアピールできれば好印象を与えることができるでしょう。
ただ、本文でもお伝えしていますが、”臨機応変な対応力”とはやや抽象的な言葉であり、言葉を聞いただけではイメージが湧きづらいです。
そのため、エピソードを詳細に話す、対応力という言葉を言い換えるなど、具体的に伝えるということを意識してみてください。
●企業が求める”臨機応変な対応力がある人”とは?
「常に冷静で、客観的に物事を見ることができる人」
●”臨機応変な対応力”がある人の特徴
特徴(1):あらゆる事態を想定できる
特徴(2):予期せぬ状況にすぐ対応できる
特徴(3):他人の意見ややり方を受け入れることができる
●自己PRで”臨機応変に対応する力”を効果的にアピールする方法
方法(1)強みを書く
方法(2)エピソードを具体的に書く
方法(3)結果・学んだことを書く
方法(4)入社後に強みをどう活かすのかを書く
●自己PRで “臨機応変に対応する力”をアピールする際の注意点
注意点(1)主体性がないと思われないようにする
注意点(2)面接の質問にも焦らず回答する
“自己PR”に関するその他の記事
⇒自己PRで”協調性”をアピールする方法・注意点|例文12選を掲載
⇒自己PRで”責任感”をアピールする方法・注意点|例文6選を掲載
⇒自己PRで”継続力”をアピールする方法・注意点|例文8選を掲載
⇒自己PRで”真面目”をアピールする方法・注意点|例文7選を掲載
⇒自己PRで”柔軟性”をアピールする方法・注意点|例文8選を掲載
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