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【例文18選】自己PRで「協調性」をアピールする方法とは?例文をもとにポイントを解説!

✔ 本記事のまとめ
●企業が求める協調性とは「立場の異なる人と協力しながら様々な異なる意見を調整し、成果に繋げることができる力」のことを指す。

●自己PRで協調性が評価される理由は「周りと協力し円滑に仕事を進めることができる」「組織を引っ張ることができる」「コミュニケーション力がある」と判断されるため。

●協調性がある人の特徴は「洞察力がある」「社交的で明るい」「周りの意見を否定しない」「思いやりがある」「自分の意見を主張できる」「他人の長所を見つけることができる」等が挙げられる。

●自己PRで協調性をアピールする際は「協調性を具体的な言葉に言い換えて伝える」「主体性をアピールする」と良いでしょう。

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目次
  • 「自己PRで協調性をアピールするにはどうしたらいい?」
  • 「協調性って企業から評価されるのかな?」

自己PRで協調性をアピールしようと思っている人に向けて、本記事では企業が求めている「協調性」とは何なのか、また企業が「協調性」を求める理由や効果的にアピールする方法などを紹介します。

例文も紹介しているので、参考にしてみてください。

「協調性」とは?

自己PR_協調性_とは

「協調性」とは自分と異なる立場、違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のことです。

協調性という言葉を聞くと「周りの意見を聞くことができる」「他人に合わせることができる」といった内容を思い浮かべる就活生も多いと思います。

しかし企業が求めている協調性とは『立場の異なる人と協力しながら様々な異なる意見を調整し、成果に繋げることができる力』を指します。

自己PRで協調性をアピールする際は、企業が求めている協調性が何なのかを正しく理解した上でアピールするようにしましょう。

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「協調性」が自己PRで評価される理由は?

自己PR_協調性_評価される理由

以下にて自己PRで「協調性」のアピールが評価される理由を紹介します。

周りと協力し円滑に仕事を進めることができる人材だと思われるため

社会に出ると様々な考えを持った人がたくさんいます。学生の頃は合わないと思えば距離をおけば良いだけですが、社会人になるとそういうわけにもいきません。

たとえ合わない人でも一緒に仕事をしていかなければならないためどんな人とでも協力しながら仕事を進められるという素養は必要不可欠です。

協調性がある人は自分の考えだけではなく、周りの意見も汲み取り、協力しながら仕事を進められそうというイメージを持たれやすいため、企業に好印象を与えられるでしょう。

組織を引っ張ることができる人材だと思われるため

企業は目標達成に向けて組織を引っ張ることができる人材を求めています。

組織を引っ張るためにはもちろん主体的に動けることが大前提ですが、それだけでなく、周りのことをしっかり見つつ、異なる意見をうまくまとめ、一つの目標に向かってチームを動かすことができるという素養も重要です。

上述していますが、協調性がある人は、自分だけでなく周りの意見にも耳を傾けることができるという印象があるため、独りよがりにならずチーム全体を一つにまとめることができる人材と評価されやすいでしょう。

コミュニケーション力がある人材を求めているため

どのような業界・職種であっても仕事をスムーズに進めるためには、コミュニケーション能力は必須となります。

コミュニケーションを取ることで人間関係を築いたり、意思疎通を図ったりするため、1つの組織で様々なタイプの人間と一緒に働いていくためにはとても大切な素養です。

協調性がある人は周りの意見をしっかりと汲み取りつつ協力して仕事を進めることができるため、コミュニケーション力があると判断されやすいです。

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「協調性」がある人の特徴

自己PR_協調性_特徴

「協調性で自己PRの作成を考えているものの、正直自分のアピールポイントは協調性でいいのかな?」と迷っているという人に向けて、協調性がある人の特徴を紹介します。

その場に適した対応を取ることができる

協調性がある人は洞察力があり周りのことをよく見ているため、相手や周囲の感情などを敏感に察知することができます。

例えば初めて会った人や新しい環境においても、その場に適した対応をとることが可能です。

そして自分の振る舞いに対しても、こういう行動を取ったら相手がどう思うのかを常に考えているため、独りよがりな行動や自分勝手な発言が少ないという特徴があります。

このような人は、周りの人と良好な関係を築くことができるでしょう。

社交的で明るい

協調性がある人は社交的で明るいという特徴があります。

どんな人とも率先してコミュニケーションを取ることができるため、上記同様周囲と良好な人間関係を築きやすいと言えます。

また、笑顔が多いというのも特徴の一つです。

周りの意見を否定しない

協調性がある人はたとえ自分の意見や考えと異なっていたとしても、最初から否定するのではなく、他の人の意見を最後まで聞くことができます。

このように相手の気持ちをしっかりと尊重できるため、何かトラブルが起きた際も、様々な意見や考えの中で一番良い解決策に導くことができるでしょう。

また自身が発言する際も「こう伝えたら相手はどう思うかな…?」と自分の伝え方が相手にどのような影響を与えるかをよく考えた上で発言することができる人が多いです。

思いやりがある

協調性がある人は、自分のことだけでなく周りのこともしっかりと考えられるため、思いやりがあると言えます。

どんな仕事でも相手を思いやる気持ちは必要です。

思いやりを持って接することで、社内外問わず良好な人間関係を築くことができるため、会社全体の雰囲気を良くすることができるでしょう。

自分の意見を主張できる

「自分の意見を主張できるのって協調性なの?」と思う方もいると思いますが、これも立派な協調性の1つです。

上述していますが企業が求めている協調性とは[立場の異なる人と協力しながら様々な異なる意見を調整し、成果に繋げることができる力]を指しています。

つまり、成果を出すために自分の意見を伝えた上でチームの意見を調整できる人は協調性があると言えます。

他人の長所を見つけることができる

協調性がある人は周りの人をよく見ているとお伝えしました。

「この人は○○が得意だな」「この人はこういう良さがあるな」など、周りのことをよく見ているため、他人の長所に気づくことができるという特徴があります。

働いていると「自分には何ができるんだろう…」「何の役にも立ててない気がする…」と自信をなくしてしまうことも多々あります。

そんな時に自分の長所を誰かに教えてもらうことができれば「自分にはこういう長所があったんだ…!」と、前向きな気持ちで仕事に取り組むことができるようになるはずです。

つまり、他人の長所を見つけられる人はチームのモチベーション向上にも貢献できると言えるでしょう。

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自己PRで「協調性」をアピールする方法

自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

自己PRのフレームワーク_協調性

(1)結論

自己PRを書く際はまず最初に自分の長所を端的に述べます。

理由としては、最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなるためです。

ここでのポイントは、ただ「私の長所は協調性があることです」と伝えるのではなく「私はチームの異なる意見を調整しつつ目標達成に向け行動することができる」など、どのような協調性があるのか具体的に伝えられると良いでしょう。

 例文 私は、組織の中で自分の役割を認識し努力し続けるだけでなく、周りを巻き込んで組織を牽引することができる人間です。

(2)エピソード

長所を伝えたら、実際にその「協調性がある」という長所を証明できるエピソードを交えます。

理由としては、企業は、課題・目標やそれに対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているためです。

 例文 私は、大学4年間体育会の◯◯部に没頭しました。大学4年生の時にはポジションリーダーを務めチームを引っ張りました。

チームの目標は日本一であり、そのために自分ができることはチームで最も得点力のある選手になることとチームメイトのモチベーションを向上させることだと考えました。

まず、得点力を高めるために毎日1時間のシュート練習を自らに課しました。シュート練習では実際の試合をイメージして自分の得意なプレーを磨きました。

また、チームメイトのモチベーションを向上させるために1対1のコミュニケーションを大切にし、定期的に個人面談を行いました。こうした努力が実り、私は1年間で最も得点を取ることができチームメイトの成長も実感しました。

(3)結果・学んだこと

エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったか、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。

 例文 結果的にチームの目標を達成することは出来ませんでしたが、4年間部活を続けリーダーを務めたことで責任感と協調性が得られました。現在はコーチとして後輩を指導しており、チームの目標に貢献したいと考えています。

私はチームとして何かに取り組むことが好きで、そのチームの目標を達成するために自分なりにできることを考え、貢献することに強い喜びを感じます。

(4)入社後どう活躍できるか

企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせることが大事です。

 例文 入社後は貴社の○○という業務でこの経験から学んだことを活かし、協調性を発揮していきたいと思います。

より詳しい自己PRの書き方について知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

自己PRで「協調性」をアピールした例文

ここでは自己PRとして”協調性”をアピールしている例文を7つのカテゴリーごとに紹介していきます。

自己PRを考える際に参考にしてみてください。

自己PRのフレームワーク_協調性
【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨ 緑  ●エピソード⇨ 青  ●結果・学んだこと⇨ ピンク  ●入社後⇨ オレンジ 

アルバイト編

■例文1

 【他者を巻き込み、意見を吸い上げ、まとめる力】を活かし、牛タン定食店のアルバイトリーダーとして「顧客層の拡大に貢献した」経験がある。  勤め始めた当初は、周辺に競合店もなく売上も好調であった。しかし、牛タンを取り扱う競合の出店が相次ぎ、売上が伸び悩んでいた。店長・店舗に貢献できることはないかと考え、お客様アンケートの調査と競合との比較を徹底的に行った。さらに店長との議論を通じて、同店では単価が高いかつ定番・女性向けのメニューが多く、学生のお客様満足度が低いことを突き止めた。同期・後輩スタッフにも依頼し、友人への聞き取り調査やSNSでの検証を行った。結果、学生は“ボリューム”を重要視していることを特定した。持ち前の【他者を巻き込み、意見を吸い上げ、まとめる力】を活かし、新サービス案をアルバイト・大学の友人・お客様から吸い上げた。各意見の良い部分を抽出して「学生サービス」を店長に提案した。導入初期は認知度が低く、売上には繋がらなかった。「成果が出るまで確実にやり抜く」という気持ちを持ち、同期・後輩と共に、POP広告や公式SNSを用いて新サービスの周知に努めた。  結果、学生の顧客獲得に成功し、店舗に行列ができていることを見て、大きな達成感を得ることができた。この経験から①お客様の真のニーズを汲み取ることの大切さ、②周りを巻き込み、積極的に行動することで大きな成果に繋がることを学んだ。 

⇒「協調性」を具体的な言葉に言い換えてアピールしており、強みが理解しやすい自己PRと言えます。エピソード部分も詳細に書けていてGoodです。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(キッコーマン22卒)

■例文2

 私の長所は協調性があることです。  私は人と接する場面において、相手の心情を汲み取ることで、自分がどんな言動をとれば相手に喜んでもらえるのかを、常に考えて行動しています。居酒屋のアルバイトでは、お客さまの心情を汲み取ることを意識していました。  その結果お客さまから「気が利く」と言って頂ける接客を行うことができました。 

⇒エピソードの部分で「相手の心情を汲み取ることで~」とありますが、具体的にどのような行動をとっていたのかまで書けると良いです。

またこの経験を通して学んだことを将来志望企業でどう活かしていくのかについても書くようにしましょう。

■例文3

 私の強みは、「協調性を持って主体的に物事をやり抜く力があること」です。   大学1年から2年にかけて、Airbnbという民泊マッチングサイトを通して、外国人向けのゲストハウスを関西エリアで15物件立ち上げ、月間3万ドルを売り上げました。当初、前例のない民泊事業に対して、利害関係者の理解が得られないという問題がありました。そこで、外国人を含む3人で分担し、交渉を粘り強く続けた   結果、不動産業者2社と清掃業者4社と協力しての優良な物件の発掘や効率の良い物件オペレーションを築き上げることができました。多様性のある現場で、協調性を意識しつつ責任感を持って物事を遂行したことは、今後のキャリアで役に立つと確信しています。 

⇒どのような問題が起きたのかについてはとても具体的に書けています。

しかしその対策としてどのような交渉を粘り強く行ったのかについて触れられていなかったため、あなたがどんな行動をとったのかがあまり伝わってきません。

具体的にとった行動とこの経験で学んだことを活かしてどう企業に貢献できるのかも書いてください。

部活動編

■例文1

 私は協調性を重んじ、円滑なコミュニケーションや人間関係を築き上げていくことを得意としています。   これは元々の資質というよりは、中学校・高校の6年間吹奏楽部に所属しリーダーとして部をまとめたこと、全員で心を合わせて一つの音色をつくる経験を経て身に付けた武器であると考えております。吹奏楽部は金管楽器や木管楽器など数多くの楽器の演奏者から成り立っています。人数が多い分意見のぶつかり合いも多く、部内で対立が生じたこともありました。     そのようなときに部としての目標を明確にした上で部員全員から意見を聴き、個人個人を尊重しつつ、全員が納得できるまで話し合いの場を設けるなどして部をまとめてきました。また、部活動をスムーズに運営するために、必要なときには顧問やOB・OGなどにも介入してもらうなど、自分だけで力が及ばなさそうなときには積極的に他者を頼るなど、柔軟な視野を持つことも忘れないようにしております。  

⇒生じた問題に対してどのような行動をとったのかについて具体的に書けています。

その行動の結果どうなったのか、何を学んだのか、そしてこの経験を通して学んだことを志望企業での業務にどう活かしていくのかまで書けると良い自己PRとなります。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日本赤十字社19卒)

■例文2

 私は協調性という強みを活かして、チームのメンバーが納得して仕事に取り組める環境づくりから、チームの成果に貢献することができます。   私はこの強みを活かして、〇○○部で〇人をまとめるチームリーダーを務め、中部地方の大会優勝に貢献しました。チームが直面した1番の問題は一年生と上級生の動きの不一致でした。私は、チームのメンバーが納得して一つの課題に取り組める環境作りによって、着実な課題解決を促し、漕ぎの統一を図りました。私はまず、一年生の抱える不安点について聞き出しました。その結果、一年生は、チームで取り組んでいた課題の真意を理解できていないことに気づきました。私は、全員で納得して一つの課題に取り組むことが大切であるという思いから、一年生でも理解できる簡単な課題から取り組むことの必要性を説きました。しかし、上級生からは、一年生に合わせて簡単な課題に取り組んでも、大会では勝てないという意見がでました。そこで私は、チーム課題の分類を行うことで、上級生の説得を行いました。具体的には、メンバーそれぞれが解決すべきと考える課題を洗い出し、その課題を基礎的な課題・応用的な課題に分けました。そして、上級生が抱える応用的な課題に取り組むためには、まずは一年生の抱える基礎的な課題を解決する必要があることを主張しました。  課題の優先順位を示したことで、一つのチーム課題に対して全員が納得して取り組めるようになり、着実に基礎課題を解決していくことができました。一年生と上級生の動きも近づき、大会では目標としていた優勝を達成しました。私はこの経験から、チームの目標は、全員が納得できる課程を経て、設定される必要があることを学びました。チーム全員が納得して一つの目標を目指すことが、スムーズな課題解決につながるからです。私はこの経験を、鉄塔建設チームのリーダーを務める中で活かしたいです。 

⇒強みである協調性を具体的にアピールできています。エピソードについてもとても具体的に書けており、あなたの人柄やその時の状況を理解しやすい自己PRになっています。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(中部電力21卒)

■例文3

 私は課題解決力と協調性を強みとしている。   この強みを活かし、〇〇部でチームの結束力を強化し、成績を向上させた。今年の春、私はリーグ開始から3試合で1勝2敗という成績に危機感を抱いた。客観的に分析し、上級生と下級生の間でのコミュニケーション不足が原因だと仮定した。そして私が主体となって下級生から要望や悩みを聞き出した。その結果、①共通理解が不十分であることと、②意見を主張しづらい環境であることが明確になった。よって自らがキャプテンに働きかけ、2つの施策を講じた。1つ目はミーティングの回数を増やすことだ。月に1回行っていたものを週に1回へ増やし、チームの決まり事や各々の描くイメージを共有した。2つ目は積極的に会話することだ。私は上級生と下級生の調整役となり、時には下級生の意見を代弁した。  状況を明確にし、結束力の強化を2ヶ月継続したことで、取り組み後の4試合で2勝1敗1分の好成績を残した。 

⇒課題に対して行ったことを具体的に書けている点がGoodです。より良い自己PRにするためには、この経験から学んだことやあなたの強みを活かして、入社後どのように志望企業に貢献するかまでアピールできると良いでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)24卒)

サークル編

■例文1

 私は協調性があり、主体的に行動します。  それを表す事として、軽音サークルで合同ライブを主催した事があります。私の大学には他に5つの軽音サークルが存在し、私はその中の一つに所属しています。私が3年生の時、それぞれのサークル間での交流は少なかったです。そこで、サークル間の仲を深め、お互いのサークルの良さを知り合いたいと思った私は5サークルが参加する合同ライブを企てました。まずは各サークルの会長と連絡を取り、賛同を頂きました。そして企画として各サークルの同じ役職の幹部の人がバンドを組んで出演する、お楽しみのバンド枠を設けました。また会場設営長という役職だった私はライブの準備・片付けを指揮しました。ライブ初日の準備において、具体的な作業が他のサークルの人には分かりづらかったため手間取り、時間が少し押してしまいました。そこで次の日からは、作業を説明する動画を撮って各サークルに見てもらうことで作業をスムーズにさせました。ライブ自体はお楽しみバンドなどのおかげで大いに盛り上がりました。そして、翌年から毎年行われるようになりました。また、お互いのレベルを把握することで刺激され、各バンドの質も上がりました。  この経験から、私は仲間と協力してプロジェクトをやり遂げる喜びを味わいました。さらにライブ初日の準備が遅れた事から、常に先を見据えた工夫の大切さを改めて感じ、行動するようになりました。 

⇒この経験から学んだことについてしっかりと書けています。善太的に具体的に書けており、読み手が状況を理解しやすい自己PRと言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(三菱ケミカル20卒)

■例文2

 私は協調性と主体性を持ち、⽬標に向かい継続して⾏動出来ることが強みです。  私は⼤学のスノーボードサークルに所属し、先輩⽅の努⼒により充実した⼤学⽣活を送ってきました。そんな先輩⽅への感謝と尊敬から、後輩にも同じ事をしてあげたいという想い で、同期と協⼒してメンバー全員を⼤切にする為の制度を取り⼊れてきました。また、 毎回異なるメンバーを集めプライベートで交流したり、⼈間関係の相談を受け⼀緒に解決策を考えるなど、後輩全員が協⼒して仲良く活動が⾏えるよう繋ぎ役として⾏動しました。  その結果、部員集めに苦戦する他団体を他所⽬に、去年の⼊部⾯接の倍率は約4倍にもなりました。誰もが⼊部したい⼤学⼀結束感の強いサークルに成⻑したと、誇りをもって⾔えます。この経験から、理想の姿に近づく為であれば楽しく⽬標に努⼒出来る事に気づきました。   貴社に⼊社後は、この強みを存分に発揮し周囲に影響を与えられる⼈材を⽬指します。 

⇒とても綺麗な構成で書けています。自身の強みを志望企業への入社後、どのように活かしていくかまで書けており熱意の伝わる自己PRになっています。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(積水化学工業21卒)

■例文3

 長所は考え方が柔軟で、協調性があることです。  この長所が特に発揮されたのはサークル活動における新入生の勧誘です。鳥人間の作業には多くの人員が必要とされるため、多くの新入生に入部してもらう必要がありました。勧誘の方法について様々な意見が飛び交い、これらの意見をすべてくみ取るのは非常に困難でした。私は強引な勧誘は行わず、他のサークルと比較した上で決めるように新入生に勧めることを提案しました。  「主体性と協調性のバランスを取る」ことで、私が同期内の団結力を向上させる役割を果たすことができました。また、団結力を後輩に示す経験から、人の心を動かす際にはまずは自分が行動し、姿で示すことが大切であることを身をもって学びました。 

⇒長所をただ「協調性がある」だけでなく、具体的な言葉で言い換えられています。

また、エピソードについてとても詳しく書かれているため、あなたが何をやり遂げたのかが伝わりやすい自己PRとなっています。

ボランティア編

■例文1

 協調性を持って、幅広い世代の様々な経験をお持ちの方々と接することできることが自身の強みであると考えています。   現在、30代から70代の方々の中、唯一の学生として○○ボランティアの活動をしています。最初はこの状況に戸惑いもありました。しかし、いただいた機会を無駄にしまいと思い、積極的にアドバイスを仰ぎ、力仕事を引き受け、懇親会の幹事に立候補する等打ち解ける努力をしました。  現在では活動で皆様にお会いできることが楽しみであり、また皆様にも頼りにされているものと思っています。  

⇒結論の部分で協調性という長所をわかりやすく伝えられています。

エピソードでは幅広い世代の方と打ち明けるためにどのようなことを意識して行動していたのかについては書かれていますが、その結果どうなったのかがあまり伝わってこなかったため、結果についてももう少し具体的に書くようにしましょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(朝日新聞社17卒)

■例文2

 私の強みは周囲を広い視野で観察し、場合に応じて柔軟に協調することです。   私は学生時代、小学生のキャンプをサポートするボランティアに取り組みました。キャンプ中のプログラムを担当するプログラムリーダーとして常に全体を見渡し、参加者のグループを担当するグループリーダーのサポートなどを担っていました。参加者を直接担当するグループリーダーと異なり密接な関わりは少ないですが、キャンプ全体のクオリティを高めるためには不可欠な役割でした。  この経験を通し、チーム全体が最善の状態でいられるよう互いに協調することの重要さ、そのためには柔軟な対応が不可欠であることを再確認し、協調性と柔軟性をより高めることができました。 

⇒長所やエピソードについては具体的に書けています。

最後にその経験を通して学んだことを入社後どのように活かしていくのかまで書けるとさらに良い自己PRになります。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(NTTデータフィナンシャルテクノロジー20卒)

■例文3

 私の強みは「他者を巻き込む力」「タフな精神」「素直さ」です。  それを象徴するエピソードとして8ヶ国からなる多国籍なメンバー間での争議を収束させ、価値創造に繋げた経験があります。ブルガリアのホステルで2カ月間ボランティアをしていた際、当時近所に新しいホステルができ客数が減少していました。客数回復の施策の話し合いの場で、当初は各自の自己主張が強く周囲への理解不足から話が収束しませんでした。私は信頼関係構築のため、メンバー1人ずつと話す機会を設ける、各国料理パーティーを開催する等で積極的に関わりました。その際に大切にしたことは「自分をさらけだす事」「相手の価値観を尊重する事」です。以上より相手の考えを聞き入れる柔軟性、協調性が高まりました。  結果多様な価値観を活かしたアイディアが創出され、客数回復、増加に繋がりました。この経験から信頼関係構築により個性の損失なく個々の力を発揮できることを学びました。 

⇒【その際に大切にしたことは「自分をさらけだす事」「相手の価値観を尊重する事」です】この文章からあなたの考え方や性格が伝わってくる自己PRと言えます。あなたらしさをもっとアピールするためにも、学んだことを志望企業でどう活かすかまで書けると良いでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(国際協力機構(JICA)21卒)

インターン編

■例文1

 私の強みは周囲の状況を適切に把握し、その時にあった立ち位置でチームの成果を最大化するアクションを取れるフォロワーシップだ。  従事している長期インターンシップでは新規事業の立案から収益化を目指すまでをインターンだけのチームで行ってる。その過程でもチーム内のコミュニケーション不足やモチベーションのばらつきから、業務に遅れが出たり、事業がうまく進まないことがあったが、完了していないタスクの洗い出しやコミュニケーション不足なメンバーと個別に連絡を取り、チーム内で中間的なポジションを取りながら、常に前向きにリーダーのサポート役に回ることで、チームの雰囲気を改善し、事業を再度軌道に載せることに成功した。 

⇒協調性という強みをわかりやすく伝えられています。もっと良い自己PRにするためにも、この経験から学んだことについても書けると良いでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(Sky23卒)

■例文2

 私の強みは協調性です。協調力が高いので、容器に注がれる水のように、どのような人とでも密に関わることができます。一対一のときはもちろん、組織においても、この強みは発揮されます。周囲の人々が異なる意見を持っていることがわかると、そのなかの共通項を見出して、対立から協調に持っていくことができます。    この力を最も発揮したのが長期インターンシップ先での経験です。方針Aと方針Bで対立して、議論が難航していましたが、意見を言いやすい雰囲気を作り出して、それらの共通項を見出すことで、みんなが納得できる方針にまとめました。  そして、メンバーからは「おかげさまで議論が進展したよ。ありがとう。」という言葉を頂きました。  

⇒エピソードの部分で「意見を言いやすい雰囲気を作り出して~」とありますが、何を意識して言いやすい雰囲気を作ったのかまで書けるとあなたの人柄をよりアピールすることができるため、もう少し具体的に書いてみましょう。

また結果の部分でこの経験を通して何を学んだのかについても書くようにしてください。

留学編

■例文1

 私の強みは、違いを受け入れ自ら考え行動することができる点です。  私はオーストラリアのメルボルンに約半年間語学留学をしました。学校ではグループワークをする機会が多かったのですが、出身国が異なり、英語も皆完璧ではないクラスメイト達とグループワークを行うのは想像以上に大変で、最初は上手くいきませんでした。文化の違いなのか、グループワークに対する姿勢がそれぞれ違っていたからです。しかし、私はその中でリーダーとなったことで、意見をあまり言えていない人には積極的に声を掛けて意見を引き出したり、話し合いに参加しない人にはグループメンバーと協力して、参加するよう説得しました。また、やらなければならないことをリストアップし、メンバー皆が今、何をすれば良いのか分かるように表を作ったことで、  スムーズにワークを進められるようになりました。  この経験を活かし、私は協調性を持ちながら、自分から率先して仕事をすることができます。 

⇒エピソードの部分で問題に対してどのような行動をとったのかとても具体的に書けています。

また、最後の入社後の部分では企業の事業内容と絡めて書くとさらに良い自己PRになります。

■例文2

 私の強みは協調性です。  留学中、グループでプレゼンを行う授業がありました。事前の中間発表ではグループ内での方向性が定まらず、失敗に終わってしまいました。私は異なる意見に対しても真剣に向き合い、工夫すべきだったと反省しました。それ以来、最終発表に向けて毎週放課後に集まって全員が納得するまで粘り強く議論を続け、率先して発表準備の役割分担を指示しました。  その結果、最終発表では指導教員から最高評価を得られました。こうした経験を通じて、私はチームでの課題解決の重要性を学びました。多様な価値観を理解した上で相手の意見を聞き入れることで、互いに協力して同じ目標に向かって努力できるようになりました。  

⇒エピソードと結果・学んだことについてはとても具体的に書けており、あなたの人柄がよく伝わる自己PRとなっています。

入社後この経験から学んだことをどう活かすかまで書けると、企業にあなたが必要な人材であることをアピールすることができます。

ゼミ編

■例文1

 私の強みは協調性です。   例えばゼミでは、3人のグループで○○論文を執筆しましたが、その中で私以外の2人が意見を譲らず相手の主張を否定するような言い合いになってしまったことが多々ありました。その時私は、自分の意見も持っていましたがそれをむやみに主張するのではなく、2人の意見のメリットとデメリットを整理したり融合させることを提案したりしました。   3人という少人数のグループで責任感を持ちながら精一杯取り組み、期日までに論文を執筆することができました。  貴社にはいろいろなお客様がいらっしゃると思いますが、この強みを活かしそれぞれのお客様にとって最適な提案をできると考えています。 

⇨フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。

さらに良い自己PRにするには最後の入社後の部分で志望企業の事業内容や特徴も絡めて書くようにしましょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(三井不動産リアルティ20卒)

■例文2

  私は責任感が強く積極的な協調性を集団の中で発揮できる人間である。   ゼミで50人が参加したプロジェクトで優秀賞を取った。1班6人で2ヶ月かけ、ボードに投球し、位置を認知後、中央にあてる修正をするシステムを作成した。私は投球構造を担当した。歯車の回転でバネを引き、その復元力でバネにつないだスプーンを回して投球する。バネの復元の度に軸が振動してしまうため、動力源の歯車から投球の歯車までの伝達を安定させるのに苦労した。私は構造系が出来上がらないと他の系も進まないことを意識し、班全体に対して達成したい機構の目的と進捗状況の共有を徹底した。他系とも相談をして、強度がそれほど必要でない歯車に穴を開け、間に軸を通すことにした。   軸を増やしたことで投球機構が安定し以後のシステム構築も順調に進んだ。班内での役割を明確にして課題に真摯に向き合い、情報共有を徹底したことで班一丸となる優勝できたと考える。  

⇒長所である「協調性」を具体的な言葉に言い換えられていて、あなたの長所がより伝わりやすくなっています。

エピソードの部分はとても具体的に書けているため、入社後どう企業に貢献していくかまで書けるとさらに良い自己PRになります。

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自己PRで「協調性」をアピールする際の注意点

自己PR_協調性_注意点

ここでは”協調性”をアピールする際の注意点を紹介していきます。

せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。

「協調性」を他の言葉に言い換える

協調性という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には協調性があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。

そのため、協調性という言葉を「異なる価値観の中でも目標達成に向け行動することができます」といったように具体的に伝えることを意識してください。

  • 傾聴力
  • 柔軟性
  • 調整力
  • 親しみやすい
  • 人間関係構築力
  • 場をまとめる力
  • 周囲を巻き込む力
  • 意見の違う人とでも協力できる

主体性をアピールする

協調性は周りの意見に合わせるというイメージが強いため、主体性がなく流されやすいのではないかと思われてしまうこともあります。

しかし[集団の中で波風を立てない=協調性がある]ということではありません。

[協調性がある人の特徴]でもお伝えしていますが、協調性がある人は[自分の意見を主張できる]といった特徴もあるため、受け身ではないということを伝えるようにしましょう。

自己PRのエピソードを話す際は、「チームの課題を見つけるために部員全員に声をかけミーティングを週1で開催するようにした」等、自分が主体的に考え行動したということを表すことができるエピソードを選ぶと効果的だと言えます。

「協調性=誰とでも仲良くなれる」ではないため避けるようにする

協調性というと「誰とでもすぐ仲良くなれること」とイメージしがちかもしれませんが、企業が求めている協調性は違います。

冒頭でも述べましたが、企業が求めている協調性は『立場の異なる人と協力しながら様々な意見を調整し、成果に繋げることができる力』を指します。

つまり「協調性があります!誰とでも仲良くできます!」とアピールしたところで、評価には繋がらないと言えるでしょう。

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まとめ

本記事では自己PRで協調性をアピールする際の注意点や例文、協調性が評価される理由について紹介してきました。

また「自分の長所って協調性でいいのかな?」と思っている人に向けて協調性がある人の特徴も紹介していますので、自己PRで協調性をアピールしようかなと思っている人は参考にしてみてください。

本記事でもお伝えしていますが、協調性をアピールする際は受け身の印象を与えないよう、主体的に動いたエピソードを伝えるようにしましょう。

そうすることでより魅力的な自己PRを作成することができるはずです。

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  • 「協調性って企業に評価される?」
  • 「自分のアピールポイントがわからない…」
  • 「評価される自己PRの書き方がわからない…」

このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。

就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生一人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適正に合った企業の求人情報を紹介しています。

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