「自己PRで協調性をアピールするにはどうしたらいい?」「協調性って企業から評価されるのかな?」
自己PRで協調性をアピールしようと思っている人に向けて、本記事では企業が求めている協調性とは何なのか、自己PRで協調性をアピールする正しい方法を紹介します。
例文も紹介しているので、参考にしてみてください。
”自己PRで「協調性」をアピールする学生”を企業はどう思う?
“協調性”という言葉を聞くと「周りの意見を聞くことができる」「他人に合わせることができる」といった内容を思い浮かべる就活生も多いと思います。
しかし企業が求めている”協調性”とは「立場の異なる人と協力しながら様々な異なる意見を調整し、成果に繋げることができる力」を指します。
自己PRで”協調性”をアピールするのは良いですが、企業が求めている”協調性”が何なのかを正しく理解した上でアピールするようにしましょう。
以下にて自己PRで「協調性」のアピールが評価される理由を紹介します。
自己PRで協調性が評価される理由(1):周りと協力し円滑に仕事を進められると思われる
社会に出ると様々な考えを持った人がたくさんいます。学生の頃は合わないと思えば距離をおけば良いだけですが、社会人になるとそういうわけにもいきません。
たとえ合わない人でも一緒に仕事をしていかなければならないため、どんな人とでも協力しながら仕事を進められるという素養は必要不可欠です。
協調性がある人は自分の考えだけではなく、周りの意見も汲み取り、協力しながら仕事を進められそうというイメージを持たれやすいため、企業に好印象を与えられるでしょう。
自己PRで協調性が評価される理由(2):組織を引っ張ることができる人材だと思われる
企業は目標達成に向けて組織を引っ張ることができる人材を求めています。
組織を引っ張るためにはもちろん主体的に動けることが大前提ですが、それだけでなく、周りのことをしっかり見つつ、異なる意見をうまくまとめ、一つの目標に向かってチームを動かすことができるという素養も重要です。
上述していますが、協調性がある人は、自分だけでなく周りの意見にも耳を傾けることができるという印象があるため、独りよがりにならずチーム全体を一つにまとめることができる人材と評価されやすいでしょう。
自己PRで協調性が評価される理由(3):コミュニケーション力がある人材を求めているため
どのような業界・職種であっても仕事をスムーズに進めるためには、コミュニケーション能力は必須となります。
コミュニケーションを取ることで人間関係を築いたり、意思疎通を図ったりするため、1つの組織で様々なタイプの人間と一緒に働いていくためにはとても大切な素養です。
協調性がある人は周りの意見をしっかりと汲み取りつつ協力して仕事を進めることができるため、コミュニケーション力があると判断されやすいです。
協調性がある人の特徴
「協調性で自己PRの作成を考えているものの、正直自分のアピールポイントは協調性でいいのかな?」と迷っているという人に向けて、協調性がある人の特徴を紹介します。
協調性がある人の特徴(1):洞察力がある
協調性がある人は洞察力があり周りのことをよく見ているため、相手や周囲の感情などを敏感に察知することができます。
また自分の振る舞いに対しても、こういう行動を取ったら相手がどう思うのかを常に考えているため、独りよがりな行動や自分勝手な発言が少ないです。
そのため、周りの人と良好な関係を築くことができると言えるでしょう。
協調性がある人の特徴(2):社交的で明るい
協調性がある人は社交的で明るいという特徴があります。
どんな人とも率先してコミュニケーションを取ることができるため、上記同様周囲と良好な人間関係を築きやすいと言えます。
また、笑顔が多いというのも特徴の一つです。
協調性がある人の特徴(3):周りの意見を否定しない
協調性がある人はたとえ自分の意見や考えと異なっていたとしても、最初から否定するのではなく、他の人の意見を最後まで聞くことができます。
このように相手の気持ちをしっかりと尊重できるため、何かトラブルが起きた際も、様々な意見や考えの中で一番良い解決策に導くことができるでしょう。
また自身が発言する際も「こう伝えたら相手はどう思うかな…?」と自分の伝え方が相手にどのような影響を与えるかをよく考えた上で発言することができる人が多いです。
自己PRで”協調性”をアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論では自分の長所が”協調性”であることを端的に述べ、その後に自分の長所が”協調性”であることを証明できるエピソードを伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”協調性”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
関連記事:
「企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説」
自己PRで”協調性”をアピールする際の注意点
ここでは”協調性”をアピールする際の注意点を紹介していきます。
せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。
自己PRで協調性をアピールする際の注意点(1):”協調性”を他の言葉に言い換える
“協調性”という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には協調性があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
そのため、”協調性”という言葉を「異なる価値観の中でも目標達成に向け行動することができます」といったように具体的に言い換えてみてください。
- 傾聴力
- 柔軟性
- 調整力
- 親しみやすい
- 人間関係構築力
- 場をまとめる力
- 周囲を巻き込む力
- 意見の違う人とでも協力できる
自己PRで協調性をアピールする際の注意点(2):主体性をアピールする
また、”協調性”は主体性がなく、流されやすいというイメージを持たれてしまう場合があります。
そのため自己PRのエピソードを話す際は、自分が主体的に考え行動したということを表すことができるエピソードを選ぶようにしましょう。
自己PRで協調性をアピールする際の注意点(3):”協調性=誰とでも仲良くなれる”ではないため避けるようにする
“協調性”というと、「誰とでもすぐ仲良くなれること」とイメージしがちかもしれませんが、企業が思っている”協調性”は違います。
冒頭でも述べましたが、企業が思う”協調性”は 立場の異なる人と協力しながら様々な異なる意見を調整し、成果に繋げることができる力 を指すため、自己PRで協調性をアピールする際は「誰とでもすぐ仲良くなることができます」等のアピールは避けましょう。
自己PRで”協調性”をアピールした例文
ここでは自己PRとして”協調性”をアピールしている例文を7つのカテゴリーごとに紹介していきます。
自己PRを考える際に参考にしてみてください。

●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
自己PRで協調性をアピールした例文:アルバイト編
■例文1
⇨エピソードの部分で「相手の心情を汲み取ることで~」とありますが、具体的にどのような行動をとっていたのかまで書けると良いです。
またこの経験を通して学んだことを将来志望企業でどう活かしていくのかについても書くようにしましょう。
■例文2
⇨どのような問題が起きたのかについてはとても具体的に書けています。
しかしその対策としてどのような交渉を粘り強く行ったのかについて触れられていなかったため、あなたがどんな行動をとったのかがあまり伝わってきません。
具体的にとった行動とこの経験で学んだことを活かしてどう企業に貢献できるのかも書いてください。
自己PRで協調性をアピールした例文:部活動編
⇨生じた問題に対してどのような行動をとったのかについて具体的に書けています。
その行動の結果どうなったのか、何を学んだのか、そしてこの経験を通して学んだことを志望企業での業務にどう活かしていくのかまで書けると良い自己PRとなります。
自己PRで協調性をアピールした例文:サークル編
⇨長所をただ「協調性がある」だけでなく、具体的な言葉で言い換えられています。
また、エピソードについてとても詳しく書かれているため、あなたが何をやり遂げたのかが伝わりやすい自己PRとなっています。
自己PRで協調性をアピールした例文:ボランティア編
■例文1
⇨結論の部分で協調性という長所をわかりやすく伝えられています。
エピソードでは幅広い世代の方と打ち明けるためにどのようなことを意識して行動していたのかについては書かれていますが、その結果どうなったのかがあまり伝わってこなかったため、結果についてももう少し具体的に書くようにしましょう。
■例文2
⇨長所やエピソードについては具体的に書けています。
最後にその経験を通して学んだことを入社後どのように活かしていくのかまで書けるとさらに良い自己PRになります。
自己PRで協調性をアピールした例文:インターン編
⇨エピソードの部分で「意見を言いやすい雰囲気を作り出して~」とありますが、何を意識して言いやすい雰囲気を作ったのかまで書けるとあなたの人柄をよりアピールすることができるため、もう少し具体的に書いてみましょう。
また結果の部分でこの経験を通して何を学んだのかについても書くようにしてください。
自己PRで協調性をアピールした例文:留学編
■例文1
⇨エピソードの部分で問題に対してどのような行動をとったのかとても具体的に書けています。
また、最後の入社後の部分では企業の事業内容と絡めて書くとさらに良い自己PRになります。
■例文2
⇨エピソードと結果・学んだことについてはとても具体的に書けており、あなたの人柄がよく伝わる自己PRとなっています。
入社後この経験から学んだことをどう活かすかまで書けると、企業にあなたが必要な人材であることをアピールすることができます。
自己PRで協調性をアピールした例文:ゼミ編
■例文1
⇨フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。
さらに良い自己PRにするには最後の入社後の部分で志望企業の事業内容や特徴も絡めて書くようにしましょう。
■例文2
⇨長所である「協調性」を具体的な言葉に言い換えられていて、あなたの長所がより伝わりやすくなっています。
エピソードの部分はとても具体的に書けているため、入社後どう企業に貢献していくかまで書けるとさらに良い自己PRになります。
まとめ
本記事では自己PRで協調性をアピールする際の注意点や例文、協調性が評価される理由について紹介してきました。
また「自分の長所って協調性でいいのかな?」と思っている人に向けて協調性がある人の特徴も紹介していますので、自己PRで協調性をアピールしようかなと思っている人は参考にしてみてください。
本記事でもお伝えしていますが、協調性をアピールする際は受け身の印象を与えないよう、主体的に動いたエピソードを伝えるようにしましょう。
そうすることでより魅力的な自己PRを作成することができるはずです。
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