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【例文あり】「責任感」の自己PRはこう書く!好印象を与えるコツと注意点

✔ 本記事のまとめ

●自己PRで[責任感]をアピールする際は、困難な状況から逃げずに、最後までやり遂げた具体的なエピソードでその強みを裏付けることが重要

●エピソードの中では、「なぜ自分がその責任を引き受けたのか」「どんな工夫をして乗り越えたのか」という主体的なプロセスを明確に伝えると良い

●自己PRの締めくくりでは、その経験から得た[責任感]を、入社後どのように活かして企業に貢献したいかを具体的に示すと説得力が高まる

自己PRについて相談する_赤

目次

「自己PRで責任感をアピールしたい!」「自己PRで責任感をアピールするにはどうしたらいいの?」

そんな就活生に向けて本記事では企業が求めている”責任感”をアピールする自己PRの考え方について紹介していきます。

例文もフレームで分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

企業が求めている責任感とは?

企業が求める[責任感]とは、単に「真面目に最後までやる」ことだけではなく、『予期せぬ困難やトラブルに直面したとき、それを自分の課題と捉え、乗り越えようと主体的に行動できる姿勢』のことです。

この[主体的な責任感]は、具体的に以下の3つの行動となって表れます。

  • 困難から逃げずに「やり遂げる」
    ⇒ 途中で投げ出さずに最後まで解決策を探し、目標達成に向かう粘り強さは、[結果に対する責任感]の表れです。
  • 期待を超える「より良い結果を追求する」
    ⇒ 指示されたことだけをこなすのではなく、「もっと良くするには?」と考え、自ら工夫して仕事の質を高めようとする姿勢は、[仕事の質に対する責任感]の表れです。
  • 周囲への影響を考え「全体のために動く」
    ⇒ 自分の担当範囲だけでなく、「チームやお客様のために何ができるか?」と考え、周りと協力しながら最善を尽くそうとする視野の広さは、[組織全体に対する責任感]の表れです。

単なる精神論ではなく、上記のような具体的な行動を伴って初めて、あなたの責任感は企業に響く強みとしての評価に繋がります。

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面接官に響く!「責任感」を伝える自己PRの構成テンプレート

自己PRで[責任感]という強みをアピールする場合、抽象的な表現で終わらせず、具体的な行動と成果を論理的に示すことが大切です。

ここではあなたの[責任感]を、具体的かつ論理的に伝えることができる鉄板の構成テンプレートを紹介します。

これは、ビジネスプレゼンの基本でもあるPREP法(結論→理由→具体例→結論)の考え方を応用しているため、誰でも簡単に説得力のある自己PRを作成することができます。

「責任感」を伝える自己PRの構成テンプレート
責任感」を伝える自己PRの構成テンプレート

①結論(Point)

自己PRの冒頭では、まず「私の強みは責任感です」と、結論を一言で明確に伝えましょう。その際、あなたの[責任感]が、具体的にどのような責任感なのかを、あなた自身の言葉で補足説明することを意識してください。

具体的には以下のようなイメージです。

結論の例
  • 「最後までやり抜く責任感です」
  • 「困難な状況から逃げない責任感です」
  • 「期待以上の成果を追求する責任感です」

このように、あなたの責任感を一言補足するだけで、面接官の興味を引きつけ、その後のエピソードへの期待感を高めることができます。

②理由(Reason)

結論に続けて、「なぜそれがあなたの強みと言えるのか」という理由を簡潔に述べます。この理由を付け加えることで、あなたの価値観や信念に基づいた強みであることを示すことができるでしょう。

例えば、「一度引き受けた以上、中途半端に終わらせたくないという強い信念があるからです」といった理由を添えると、説得力が増します。

③具体的なエピソード(Episode)

結論で述べた[責任感]という強みが、単なる言葉ではないことを証明するのが、この[具体的なエピソード]の部分です。どんなに素晴らしい強みも、それを裏付けるリアルな経験がなければ、面接官には響きません

エピソードを語る際は、以下の4つの要素を盛り込むことを意識してください。

エピソードを語る際に盛り込むべき要素
  • 困難な状況
    ⇒ その目標を達成する上で、どのような予期せぬ困難やトラブルに直面したのか
     
  • あなたの行動
    ⇒ 困難に対し、指示待ちではなく主体的に何を考え、どんな工夫をしたのか
     
  • 結果と成果
    ⇒ その行動の結果、どのようなポジティブな成果が得られたのか

これらの要素が揃うことで、あなたの主体的な行動が際立ち、話に説得力が生まれるでしょう。

④学び・再現性(Point)

最後に、その経験から得た[学び]や[責任感]を、入社後にどう活かしていきたいかを具体的に伝え、締めくくります

ここをしっかり伝えることで、あなたの強みが[過去の自慢話]ではなく、[入社後も発揮できる、あなたの強み]であることを、面接官に納得してもらえます。

具体的には、「この経験から学んだ『〇〇の重要性』を活かし、貴社の△△という業務においても、最後まで粘り強く貢献したいと考えています」という形で、過去の経験と未来の貢献を、具体的な言葉で結びつけましょう。

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「またか…」と思わせない!責任感を差別化するコツ

責任感を差別化するコツ

[責任感]は、多くの就活生がアピールする定番の強みです。 だからこそ、伝え方を間違えると「またこのパターンか…」と面接官に思われ、あなたの印象がその他大勢に埋もれてしまうリスクがあります。

ここでは、上述した構成テンプレートを基に作成したあなたの自己PRを、さらに面接官の記憶に残るアピール内容へと変えるための、5つの具体的なテクニックを紹介します。

「責任感」が伝わる自己PRを作るコツ

①「どんな責任感か?」を具体的に言語化する

[責任感]という言葉は抽象的で、面接官によって解釈が異なるため、評価が曖昧になる可能性があります。あなたの責任感がどのようなものかを具体的に表現し、自己PRの『結論』として明確に伝えましょう

【抽象的な表現と言語化の例】
抽象的な表現 具体的な言語化の例
責任感がある 最後まで課題を諦めない粘り強い責任感
真面目 自分の役割の品質にこだわるプロ意識としての責任感
頼まれると断れない チーム全体の目標達成を優先する俯瞰的な責任感

このように、あなたの責任感がどのようなものかを具体的に言い換えることで、自己PR全体に一貫した軸が生まれます。

②「責任の重さ」が伝わる役割・状況を盛り込む

責任感をアピールする際は、あなたがどれほど重い責任を背負っていたのか、その役割や状況を具体的に盛り込むことが重要です。

具体的には以下のような表現を加えることで、あなたの「責任感」が、単なる「真面目さ」ではなく、強いプレッシャーを乗り越えた「本物の強さ」であることが、面接官により深く伝わります

役割/状況の例
<役割の重さ>
・「アルバイトリーダーとして、その時間帯の売上と安全を任されていた」
・「文化祭の実行委員長として、イベント全体の成功が自分にかかっていた」
・「ゼミ長として、チーム全員の単位取得がかかったプレゼンの進行役だった」

<状況の重さ>
・「店長が不在の中、予期せぬ大きなクレームが発生し、自分が対応するしかなかった」
・「大会直前に、主力メンバーが怪我をして、チームの雰囲気が最悪だった」

③「困難な局面」と「逃げなかった姿勢」を入れる

[責任感]という強みは、物事が順調な時よりも、予期せぬ困難な状況に直面した時にこそ、最も強く発揮されます。

そのため、エピソードでは、どれだけ大変な状況だったかという[困難]と、その状況に対してあなたがどのように向き合ったのかという[姿勢]を、具体的に盛り込むようにしてください

困難な状況/逃げなかった姿勢の例
<困難な状況の例>
・「アルバイトの時、急な欠員で、1人で店を回さなければならなくなった」
・「サークルのイベント直前に、主要メンバーと意見が対立してしまった」
・「ゼミの発表準備中に、集めたデータに根本的なミスが見つかった」

<逃げなかった姿勢の例>
・「他のスタッフに頭を下げて協力を依頼し、自分が一番大変なポジションを引き受けた」
・「相手の意見を尊重しつつ、チームの目的を再確認し、妥協点を見つけるまで話し合った」
・「もう一度ゼロから調査をやり直し、教授にも相談しながら、なんとか発表を成功させた」

このように、困難が具体的であればあるほど、それを乗り越えたあなたの[責任感]の強さがより際立ち、説得力が増すのです。

④行動だけでなく「考え方・価値観」も添える

困難な状況で取った行動に加えて、「なぜ、あなたがその行動を取ろうと判断したのか」という、行動の[動機(あなたの価値観)]までを具体的に添えることを意識してください。

仮に「目標達成のためにひたすら頑張った」といった行動だけを伝えてしまうと、[体力任せ][非効率]と受け取られる可能性があります。そのため、単に「頑張った」という精神論ではなく、あなたの内面的な強さをアピールしましょう

NG例:行動だけ

「イベント直前にメンバーが辞めてしまったので、私がその穴を埋めるために徹夜で作業しました」

OK例:価値観も添える

「イベント直前にメンバーが辞めてしまった時、『ここで諦めたら、楽しみにしているお客様の期待を裏切ってしまう』と強く感じました。その想いから、自分が穴を埋めることを決意し、徹夜で作業を完遂しました」

このように、[なぜ、そう考えたのか]という価値観を伝えることで、あなたの[責任感]がその場限りではない、本物の強みであることを裏付けることができます。

⑤ 企業の「社風・価値観」と強みを結びつける

自己PRの締めくくりでは、あなたの[責任感]という強みを、応募企業の[社風]や[求める人物像]と具体的に結びつけてみましょう

NG例:仕事内容だけに言及

「私の『最後までやり遂げる責任感』を活かし、貴社の営業職として貢献したいです」

OK例:企業の「価値観」と結びつけた締めくくり

「私の『最後までやり遂げる責任感』は、貴社の説明会でお聞きした『若手の挑戦をチーム全体でサポートする』という社風の中でこそ、最大限に発揮できると確信しています。 困難な挑戦であっても、貴社の先輩方のように、周りを巻き込みながら最後までやり遂げ、チームの成功に貢献したいです」

上記のような締めくくりにすることで、他の就活生との決定的な差別化に繋がり、面接官に「この学生は、うちの会社を深く理解してくれている!」と強く印象付けることに繋がります。

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【経験別】「責任感」をアピールする例文5選

ここまで解説した[責任感]を効果的に伝える構成テンプレートやコツを踏まえ、ここからは、経験別(アルバイト、サークルなど)の具体的な自己PR例文を見ていきましょう。

あなたの経験に近いものを参考に、自分ならどう語れるか、ヒントを見つけてみてください。

【経験別】「責任感」をアピールする自己PR5選

アルバイト

私の強みは、人間関係構築力と責任感です。  塾講師のアルバイトで、10名の体験生を受け持ち、保護者と信頼関係を構築し、入塾生を増やす責任がありました。しかしながら保護者はどのような考えで入塾していただけるのかを知る必要がありました。そこで保護者と話す機会を複数回設け、ニーズを把握し、指導方法に納得してもらうことが効果的だと考えました。この考えに基づき、保護者面談を行いました。1番多く出たニーズは、講習最終日のテストでの点数向上でした。そこで目標の点数と指導方法の説明をし、最終日に面談を実施し、生徒の課題や、今後も一緒に勉強をしていきたいと伝えました。  その結果、保護者と信頼関係を構築でき、9名の入塾が決まりました。この経験で業務や交渉をスムーズに運ぶためには、誠意をもって対応することで信頼関係を構築することができることや、常に責任を意識することで簡単に諦めなくなることを学びました。  この経験で学んだことを貴社での営業に活かし、顧客との信頼関係を築くことで貴社に貢献していきたいと思います。

部活動・サークル

私はチームのために自分の仕事の裁量を広げ、それを最後までやり遂げる責任感があります。  英語劇サークルの制作責任者を務めた際、当初の役割は小道具の制作とメンバーのサポートのみでしたが、よりチームのために貢献したいという想いから、財務、備品の購入、他のチームとの連携まで担当していました。そのように多岐にわたる仕事の中でも漏れのないよう、どんなに小さな仕事でもすべてリストアップし、一つずつ優先順位をつけてこなしたり、時間のロスを防ぐために、備品の購入の際にはメンバーにあらかじめ買いに行く日を伝えておくなどの工夫をすることで、すべての仕事を確実にこなしていきました。  結果、リーダーから「あなたがいたおかげでチームがうまく回った」という言葉をもらい、制作責任者としてチームのサポートを責任をもってやりとげることができたと感じています。

ゼミ・学業

私の強みは「責任感を持ち周囲と協力してやり通す粘り強さ」である。  この強みを活かし、政府の実施した「地方創生☆政策アイデアコンテスト2015」で地方創生大臣より表彰を受けた。 私は代表者として、研究室の仲間と協力しながら取り組んだ。1ヶ月という短い期間での資料作成が大きな壁として立ちはだかったが、先生から代表者を任された責任感もあり、結果で応えようと奮闘した。 「一人でできることは一人でやり、協力が必要だと感じたところは研究室の仲間に頼む」ことを意識して、周囲と協力しながら納得のいく資料が完成した。   そして本番を迎え同期とプレゼンした結果、701組の中から最優秀賞に選ばれ、努力が報われた。 この経験から、厳しい条件でも「挫けずに周囲と協力して取り組む」ことで結果は出せることを学んだ。  今後は社会人として、厳しい条件の下でも回りと協力し、一人では難しい案件もやり遂げとげられるように、経験したことを活かして取り組みたい。 

ボランティア活動

私の強みは、チームを率いる立場として、参加者全員の安全と満足度にコミットする責任感です。地域の子ども向けイベントボランティアでリーダーを務めた際、開催直前に会場の一部が使用不可になるというトラブルが発生しました。私は「子供たちの安全確保」と「イベント内容の満足度維持」に責任があると考え、会場責任者と粘り強く交渉しつつ、並行してプログラム構成をその場で大幅に修正しました。特に、安全を確保した上での楽しい企画を即座に考案・実行したことで、参加者や保護者から高い評価を得ました。この迅速かつ包括的な責任感で、貴社の顧客対応業務に貢献します。

インターンシップ

私の強みは、未経験の課題であっても、自己学習で乗り越えて成果を出す責任感です。参加したベンチャー企業の長期インターンで、誰も担当者がいない新規事業の市場調査を任されました。経験がない領域でしたが、私は「この調査の精度が事業の成否を左右する」という重い責任を感じました。そこで、業務時間外に専門書を読み込み、社内外の専門家に積極的にアポイントメントを取ることで、不足していた知識を短期間で補いました。結果、単にデータを集めるだけでなく、調査結果から具体的な事業戦略を提言し、それが正式に採用されました。この自律的な責任感をもって、貴社の新規事業開発に貢献します。

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「責任感」をアピールする際の注意点

「責任感」をアピールする際の注意点

[責任感]という強みをアピールする際、伝え方次第では、「それは社会人として当たり前のこと」「真面目なだけで、融通が利かないのでは?」といったネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。

ここでは、面接官にあなたの責任感を魅力的に伝えるための注意点を解説します。

「責任感」をアピールする際の注意点

「当たり前のこと」に聞こえないようにする

責任感をアピールする際、最も注意したいのが、以下のような[できて当たり前のこと]を、強みとして伝えてしまうことです。

NG例:評価されにくい「当たり前」の責任感

  • 「アルバイトで、一度も遅刻・欠勤しませんでした」
  • 「サークルの練習に、最後まで真面目に参加し続けました」
  • 「ゼミのレポートを、必ず期限内に提出しました」

これらは、もちろん素晴らしいことですが、面接官から「それは最低限の義務ですよね?」と受け取られてしまう恐れがあります。

一方、評価される[責任感]は、誰もが諦めそうな困難な状況や自分の役割を超えた状況において、主体的に行動したことが伝わるエピソードです。

OK例:評価される「主体的な」責任感

  • 「他の人が嫌がるシフトを、自ら立候補しお店のピンチを救いました」
  • 「大会前にチームの士気が下がった時、自分がやるしかないと決意し、1人ひとりと対話して回りました」

上記のように、「やらなくても良かったかもしれないが、自分がやるべきだと判断して行動した」という、あなたの主体的な決断が伝わるエピソードを選ぶようにしてください。

「責任感=真面目」だけに終わらせない

責任感という言葉は、しばしば[真面目さ]や[指示を忠実に守る受け身な姿勢]と評価され、応用力や主体性に欠けると見なされる可能性があります。企業が本当に求めているのは、指示待ちではなく『自ら考え、結果にコミットする責任感』です。

NG例:評価されにくい「真面目」な責任感

  • 「上司の指示通りに徹底的にやりました」
  • 「ミスがないか何度もチェックしました」
  • 「与えられたタスクは、時間をかけて完璧にこなしました」

これらは、真面目さの表れではありますが、面接官から「受け身で、言われたことしかやらないのでは?」と受け取られてしまう恐れがあります。

一方、評価される[責任感]は、自分の役割や指示の範囲を超えて、課題を見つけ、主体的に解決策を考案・実行したことが伝わるエピソードです。

OK例:評価される「真面目」な責任感

  • 「指示された資料作成の際、目的達成のために資料の構成自体を変更し、成果の品質にコミットしました」
  • 「自分の担当外だったが、チーム全体の成功のために自ら動いて他メンバーの遅れをフォローしました」

上記のように、単に真面目であるというだけでなく、[成果の品質]や[チーム全体の成功]に対して責任を持ち、主体的に行動したことが伝わるエピソードを選ぶようにしてください。

ただの「頑固」に聞こえないよう注意する

「責任感」をアピールしようとするあまり、「1人で全部抱え込んでしまった」「周りの反対を押し切って進めた」といったエピソードを話してしまうと、かえって[頑固な人]や[協調性がない人]といったマイナス評価に繋がる恐れがあるため注意が必要です。

NG例:評価されにくいアピール

  • 「グループワークで、周りは反対しましたが、自分の正しいと思うやり方で押し通しました」
  • 「サークルの課題を、他の誰にも頼らず、自分1人で徹夜して仕上げました」

面接官が評価するのは、チーム全体の目標達成のために、自分の考えと周りの意見のバランスを取れる責任感です。そのため以下のように、自分の考えを持ちつつも、周りの力も適切に借りながら目標を達成したエピソードを選ぶことを意識してください。

OK例:評価されるアピール

  • 「周りと意見が対立しましたが、粘り強く対話を重ね、お互いが納得できる妥協点を見つけました」
  • 「困難な課題に直面した際、自分1人で抱え込まず、〇〇が得意なメンバーに素直に協力を仰ぎ、チームとして乗り越えました」

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「責任感」の自己PRに関するよくある質問

ここまで、[責任感]という強みをアピールする方法を解説してきましたが、それでもまだ、「こういう場合はどうなの?」といった細かな疑問や不安が残っている就活生もいるかもしれません。

そこで、最後に、多くの就活生が共通するよくある質問についてお答えします。

「責任感」の自己PRに関するよくある質問

Q1. 「責任感がある」はありきたりではないですか?

正直にお答えすると、「責任感がある」という強みは、多くの就活生が使うため、伝え方によっては「ありきたりだ」と思われてしまうリスクがあります。

しかし、それは[責任感]が、どんな企業でも求められる、非常に重要な資質だからこそ、多くの学生がアピールするのです。

大切なことは、「最後までやり遂げます」といった抽象的な言葉で終わらせないことです。

例えば、「困難な状況下で計画を立て直す粘り強い責任感」や、「期待以上の品質にこだわる責任感」といったように、あなた独自の具体的なエピソードで裏付けるようにしてください。

そうすることで、[ありきたりなアピール]から脱却し、面接官に響く強力なアピールになるはずです。

Q2. 「責任感」と「真面目さ」はどう違うの?

責任感と真面目さの違いは、主体性を持って結果にこだわるかどうかにあります。

【責任感】
・評価の焦点(フォーカス)
⇒ 結果と目標達成にコミットする主体的な姿勢
・行動
⇒ 困難に直面したとき、自ら代替案を考え、行動を修正する
・企業からの評価
⇒ 自走力があり、成果を生み出せる人材

【真面目さ】
・評価の焦点(フォーカス)
⇒ プロセスを忠実に守り、間違いを避ける受動的な姿勢
・行動
⇒ 困難に直面したとき、指示やマニュアルに沿って行動を続ける
・企業からの評価
⇒ 言われたことはやるが、応用力に欠ける人材

自己PRでは指示待ちではなく、結果を出すための主体的な行動修正を強調した内容にしましょう。

Q3. 学生生活で「責任感」を示すエピソードがありません…

責任感をアピールする上で、役職や大きな実績は必須ではありません。

重要なのは、「周囲が諦める中で、目標達成のために主体的に行動した経験」を示すことです。以下のような経験は、全てあなたの責任感を示すエピソードになります。

  • アルバイト:担当業務の品質にこだわり、改善を続けた経験
  • サークル:目立たない裏方業務を、チームのために徹底した経験
  • ゼミ:困難な文献調査や専門分野の勉強を、粘り強く続けた経験

Q4. 「責任感が強すぎて抱え込みがち」ってマイナス評価になりますか?

その[抱え込みがち]という部分が、「協調性がないのでは?」「周りを信頼していないのでは?」といった、マイナス評価に繋がる可能性はあります。

そのため、この短所を伝える際は、「その弱みを自覚し、改善した」というエピソードとセットで語ることが不可欠です。

<NG例:短所だけを伝える>
「私は責任感が強いあまり、1人で問題を抱え込みがちです」

<OK例:学生向けの改善努力もセットで伝える>
「私の短所は、責任感が強いあまり、1人でタスクを抱え込んでしまう点です。 以前、サークルのイベント準備で、自分の作業が遅れていたにも関わらず、周りに相談できずに迷惑をかけてしまった経験があります。 この経験から、本当の責任感とは、1人で頑張ることではなく、周りに『助けてほしい』と素直に伝え、チームとして成功させることだと学びました。 それ以来、自分の限界を超えると感じた時は、すぐに状況を共有し、周りの力を借りることを実践しています」

Q5. 自己PRで「責任感」以外の強みと組み合わせてもいい?

はい、組み合わせても問題ありません。 ただし、伝え方には工夫が必要です。

最もやってはいけないのが、「私の強みは、責任感と、リーダーシップと、協調性です」というように、関連性のない強みを、ただ羅列してしまうことです。 これでは、どの強みも印象に残らず、「結局、何が一番の強みなの?」と、かえってアピールが弱まってしまいます。

もし組み合わせる場合は、[責任感]を主軸(メインの強み)に据えた上で、もう1つの強みを「その責任感を果たすための手段」として、1つのエピソードの中で自然に盛り込むのが効果的です。

Q6. 「責任を取った経験」がないと伝えづらい?

「責任を取った」と聞くと、何か大きな失敗の責任を負ったり、部長やリーダーといった役職についていたりした経験が必要だと感じて、不安になる人もいるでしょう。

しかし、[責任を取った経験]がなくても、全く問題ありません。 なぜなら、面接官が自己PRで知りたい[責任感]とは、必ずしも[失敗の責任]のことだけではないからです。

面接官が本当に見ているのは、「困難な状況から逃げずに向き合ったか」という姿勢と、その結果、「目標を達成(または被害を最小限に)できたか」というプロセスです。

むしろ「失敗の責任を取った」という重い話よりも、「自分の役割以上の工夫や行動を通じて、チームの目標達成に貢献した」というポジティブな成功体験の方が、面接官も入社後の活躍をイメージしやすく、高評価に繋がる場合が多いです。

Q7. 面接で深掘りされたらどう答えればいい?

面接で深掘り質問をされた場合、それはあなたの[思考の深さ]と[主体性]を示す絶好のチャンスです。なぜそう判断したかという思考プロセスと、その際の感情の変化を具体的に説明できるように準備しておきましょう。

例えば、以下のような代表的な深掘り質問を想定し、回答の軸を準備しておくと安心です。

  • 「困難に直面したとき、どのように考え、どのように乗り越えましたか?」
    ⇒ この思考過程を話すことで、論理的思考力と、責任感の裏にある冷静さを証明できます
  • 「なぜその行動を選んだのですか?」
    ⇒ 感情論ではなく、目標達成のための最善策だと論理的に判断したことを伝えます
  • 「他に選択肢はありませんでしたか?」
    ⇒ 他の選択肢も検討したが、特定の理由(例:△△というリスク)から選ばなかったことを説明します

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まとめ

自己PRで[責任感]をアピールする際に最も大切なことは、面接官が求める責任感が、単なる[真面目さ]ではなく、[困難な状況でも、主体的に考え、乗り越えようとする姿勢]であることを理解することです。

その「主体的な責任感」を論理的に伝えるためには、【結論 → エピソード → 成果・学び → 入社後の活かし方】という本記事で紹介した構成テンプレートを活用して話を組み立てるようにしましょう。

また、そのエピソードを伝える際は、他の就活生と差別化するためにも、「なぜその行動を取ったのか」という思考プロセスや、「周りとどう協力したか」という協調性もセットで語ることを意識してください。

そうすることで、あなたの[責任感]が、企業からの高評価に繋がる[強み]になるでしょう。

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