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留学経験をアピールする例文6選|自己PRの書き方やポイント・注意点とは?

✔ 本記事のまとめ
●留学経験を自己PRで使う際には、[留学に踏み切った理由][留学を通して成長したこと][語学力+α]の内容を伝えると良い。

●留学経験を自己PRでアピールする際には、[留学経験][語学力の向上]以外の強みも合わせてアピールする必要がある。

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目次

自己PRで何を話すか悩んでいる就活生の中には、「学生時代に留学した経験を使いたいけどアピール材料になるのかな?」と考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、「そもそも留学経験って自己PRで使えるのか?」という就活生の疑問を解消し、評価される『留学経験を使った自己PR』のポイントや注意点について解説していきます。

自己PRの書き方や例文もご紹介していますので、これから自己PRを作成しようと考えている就活生は是非参考にしてみてください。

留学経験は自己PRに使える?

留学経験は自己PRに使える?

留学経験のある就活生の中には「留学経験は自己PRになるのかな?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

結論、自己PRで[留学経験]について話しても問題はありません

ただし、「留学に行きました」という経験だけでは自己PRとしては不十分ですし、基本的にはプラス評価されません。

あくまで人事は[あなた]という人間を評価するために自己PRを質問しているのであって、経験自体を評価基準としているわけではないからです。

評価をされる自己PRをするためには、取り入れるべき要素やポイントがありますので、その点を理解しておく必要があります。

次の章では、自己PRで留学経験を取り入れる際のポイントについてお伝えしていきますのでしっかり確認していきましょう。

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自己PRで留学経験をアピールする際の3つのポイント

自己PRで留学経験をアピールする際の3つのポイント

前述の通り、「留学経験があります」だけでは評価される自己PRとは言えません。ここでは、自己PRで留学経験をアピールする際のポイントを3つ紹介しますので是非確認してみてください。

留学に踏み切った理由をアピールする

留学経験を自己PRで使う際には、[留学した先]でのエピソードについて話すケースが多いかと思いますが、[留学に踏み切った理由]も自己PRとして話すことができます。

留学は基本的には強制ではなく任意で参加するケースが多いものです。そのため、「なぜ留学に行ったのか」という経緯を話すことで、積極性・挑戦意欲・行動力・成長意欲といった点をアピールすることも可能です。

ただし、「何となく楽しそうだったから」「友達行くから」など目的意識がなく留学に参加したという場合には主体性がないと逆効果となりますので、あくまで自発的に行動した結果であることを意識した内容を伝えるようにしましょう。

留学を通して成長したことを伝える 

留学に踏み切った経験だけでなく、[留学を通して成長したこと]からもあなたの性格や特性を知ることができるため、評価を得る自己PRを作成するためのポイントの1つと言えます。

留学先では語学力以外にも学べることが数多くあります。日本とは異なる環境の中で、異文化との関わり方や馴染み方、多様な国の人々とのコミュニケーションの取り方など、日常とは異なる生活だからこそ成長できた点について話すことで、協調性やコミュニケーションスキルがあることなどをアピールすることにも繋がります。

その際に、[留学先でどのようなことを努力し、困難を乗り越えたのか][困難を乗り越えた結果どうなったのか]といった内容を盛り込むと具体性が増し評価を得られやすいでしょう。

語学力+αの内容を伝える

「留学により、TOEICの点数が500点→900点まで上がりました。」という自己PRをよく見かけますが、この自己PRでは残念ながら選考の通過率は低いです。

なぜなら、採用担当者は留学に行ったら一定の語学力が身につくことは当たり前だと考えているからです。

もちろん語学力の向上が留学する目的の1つであること自体は問題ではありません。自己PRで語学力の向上について話す際には、語学力が上がったという事実だけでなく、[語学力を高める過程で得た経験][具体的におこなった努力の内容]といったエピソードを含むと評価される自己PRとなるでしょう。

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自己PRで留学経験をアピールする際に注意すべき点

自己PRで留学経験をアピールする際に注意すべき点

ここでは、自己PRで留学経験をアピールする際に注意すべき点についてお伝えしていきます。

目的なく留学した場合

中には「研修の一環で留学をしただけだし…」「親に留学に行けと言われたから…」など、目的なく留学を経験した人もいるかもしれません。

一昔前は[留学した]という事実だけでも「語学力がある人材だ」と高評価を受けた時代もありましたが、今は留学経験のある学生が非常に多いこともあり、[留学した]という事実だけを伝えても評価をされることはありません。

そのため目的なく留学した場合には、[留学を通して成長したこと]にフォーカスし自己PRを作成すると良いでしょう。

留学先で学んだことや自分自身が留学先で日々心がけていたこと、努力したことはないかを一度洗い出してみましょう。

語学力のみをアピールする場合

商社や海外展開をしている企業など英語力を求めている企業の面接で、語学力があることをアピールしようとする場合には、注意が必要です。

このような企業の場合、履歴書やESのスキル項目で英語力の有無やTOEICの点数などは事前に確認していることが多く、採用担当者は、英語は出来て当たり前でありそれ以外の要素を自己PRで知りたいと考えているケースがほとんどです。

また、英語力を必要とする企業の選考には、留学経験がある就活生が多く集まるため、留学経験を活かした自己PRをするのであれば、[語学力があること]に加えて[語学力を上げることに繋がった経緯][留学を決意した経緯]や[留学を通して学んだ経験や成長したこと]なども伝えられると良いでしょう。

上記のようなアピールができると、語学力があるだけではなく[努力家である][向上心がある][成長意欲があり何事にも挑戦できる]など、あなたの人柄の部分もアピールすることができ、他の就活生と差別化することに繋がるはずです。

留学期間が短い場合

一言に留学といっても2~4週間程度の語学留学から大学を休学して参加する1年以上の留学など様々です。

しかし一般的に[留学]と言うと、半年~1年以上の海外滞在のことを指すことから、履歴書の学歴欄に留学経験として記載することができるケースは[1年以上海外に滞在している]場合のみです。

そのため2~4週間程度の語学留学経験はアピールできない場合があります。

仮に2~4週間程度の短期間の留学経験について伝える場合には、面接官との認識にズレを生じさせないために[ショートステイ]など言い回しを変えた方が良いでしょう。

[ショートステイ]の場合でも、学びや成長したことなどがあれば充分にアピールポイントとなりますが、内容が薄いと感じる場合には、他のガクチカに変更した方が懸命です。

「好奇心が旺盛である」「チャレンジ精神がある」などの文脈から、様々な経験の中の1つとして「ショートステイに参加した経験もあります」といった具合にアピールする程度が適切かもしれません。

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留学経験をアピールする自己PRの書き方

以下にて自己PRの書き方のフレームワークを紹介します。

留学経験を効果的にアピールするためにも、フレームワークに沿って自己PRを作成してみてください。

就活_留学_自己PRの書き方

ではステップごとのポイントを解説していきます。

(1)結論:あなたの強みは?

まずはあなたの強みや人柄を一言で示しましょう。

ここでのポイントは企業側が求めている人物像を理解した上で強みを書くことです。なぜなら、企業はその企業の掲げているビジョンを叶えるための手段として新卒を採用しているためです。

例えば「英語でコミュニケーションが取れる人材を採用したい」と考えている人が、日本語しか話せない人を採用することはありません。

そのため、自己PRで強みをアピールする際は企業が求める人物像に沿った強みを一言で表しましょう。

(2)具体的なエピソード:どんなこと?期間は?

このステップでは、あなたの強みを説明できる出来事を記述しましょう。直面した課題に対してどのように行動したのか、なぜその行動をとったのかを中心に書いていきます。

また、強みを発揮するために意識したことについても明記します。あなたがその強みを発揮するために「どのように考え、どのように行動し、何を意識しているのか」を伝えましょう。

強みを発揮するための具体的な方法論(How)を提示することで、あなたの自己PRの信憑性・具体性がグッと高まるはずです。

(3)結果・学んだこと:どんな結果?どんな学びを得た?

エピソードを記述した後は、経験を通して「どんな結果が得られたのか」「どんな学びがあったのか」を伝えましょう。

結果を伝える際のポイントは「数字を用いて伝える」ことです。

例えば「TOEICで目標の点数を取ることができました」と伝えるよりも「TOEICの勉強を2年間続け、スコアを前回より150点もあげることができました」と伝えた方が面接官は理解しやすくなります。

(4)入社後:その強みを入社後にどう活かす?

このステップは就活生が見落としがちなステップです。

あなたの自己PRは「以上から私の強みは○○と言えます。」で終わってはいないでしょうか?

多くの就活生は前述の内容で書き終えてしまうため「強みを入社後にどう生かしていくか」の説明が抜けている場合が多くあります。

なぜこのステップが大事かというと、企業側が重視するのはあくまで[あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうかだからです。

そのため「入社後は、組織で課題に直面した際、個々の多様性を受け入れ、咀嚼し、自身の考えも発信した上で解決に向け行動したいです」のように、入社後どう貢献していくかを伝えるようにしましょう。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
本記事では「選考通過できる自己PRを書くためにはどうしたら良い?」「自己PRの正しい書き方がわからない」という方に向けて、自己PRの書き方について詳しく解説しています。
まだ自己PRを考えてない人も、すでに考えている人も自分の自己PRがこれで大丈夫か確認してみてください。

留学経験をアピールしている自己PR例文

ここでは留学経験を踏まえた自己PRの例文を紹介します。

先ほど紹介した「結論→具体的なエピソード→結果・学んだこと→入社後」のフレームワークに当てはめて紹介しますので、実際に自己PRを作成する際に参考にしてみてください。

例文内のハイライトカラーの凡例
●結論⇨ 緑  ●エピソード⇨ 青  ●結果・学んだこと⇨ ピンク  ●入社後⇨ オレンジ 

留学経験を踏まえて”協調性”をアピールした自己PR例文

 私はどんな価値観やバックグラウンドを持つ方々とも協働できます。  ニューヨークにホームステイしながら、様々な国の方が通う英語でのコミュニケーション能力向上のための学校に通った際には、多くの人と信頼関係を結ぶことができ、多くの方に現地の様々なところに連れて行ってもらい様々な土地を知りました。また学校で知り合った方が現地のレストランでのアルバイトを紹介してくれました。  テーブルを担当することで大きな責任感が生まれましたが、店員とお客様への誠実な対応は周りに認められ、日本に帰らないでほしいとも言われ最終日は涙の別れをしました。  貴社に入社が叶いましたら、多様なクライアントや各国の貴社の社員さん方とも誠意を貴社に貢献できると考えます。  

留学経験を踏まえて”リーダーシップ”をアピールした自己PR例文

   私の強みは「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」ことである。  留学先の大学にて、留学生間での交流会を実現することでこの強みを培ってきた。私は、(1)語学力向上(2)異文化コミュニケーションの促進の2つの目的で1年間の留学に行くことを決意した。そしてこの目的を果たすにあたり、様々な留学生と関わることのできる交流会が最善策だと考えた。交流会を開催するにあたり、50名の参加を目標に定めた。当初は「友人に頼んで交流会の情報を拡散してもらう」という集客のみだったため、案の定参加者はほとんど集まらなかった。そこで集客方法の課題を洗い出し、「ツテだよりの集客では、そもそも交流会の情報を充分にリーチすることすらできてないのでは?」という仮説を立てた。そしてこの仮説をもとに、新たに2つの施策を実施した。それが(1)構内でのチラシ配布(2)講義内での告知である。チラシ配布に関しては、友人にも協力してもらいながら「週2日×2時間」行い、約2,000枚のチラシを配り切った。講義内での告知に関しては、教授に懇願し、留学生の多い講義を中心に計10コマで告知を行った。  その結果、約70名の参加者を集い交流会を開催することができた。挫けそうになった時期もあったが、持ち前の不屈の精神で走り続け、交流会を開催できたことは大きな自信になっている。  貴社に入社した際には、交流会の開催に向けて奔走した経験、そしてこの経験から培ってきた「リーダーシップを発揮し、周囲の人と協働しながら目標達成できる」という強みを活かして様々な企業を束ねてプロジェクトを取りまとめていきたい。  

留学経験を踏まえて”チャレンジ精神”をアピールした自己PR例文

 「課題と向き合い、乗り越える力」これが私の強みです。これを発揮した経験として、短期留学の経験を挙げさせて頂きます。  私は以前から「英語力」や、特に「ゼミの議論の場において、自信を持って意見を主張する点」に関して外部受験生との能力差を感じており、この違いは大きな環境変化の有無であると分析しました。そこで、言語も文化も異なる海外に留学に行くことが最大の自己成長に繋がると考え、同時に次の2点に取り組みました。1点目は「ホームステイ滞在」です。初めはホストマザーと衝突しましたが、次第に現地の価値観を受け入れ、意見を主張出来るようになりました。2点目は「日本語から離れ、英語で生活する」ということです。日本人と外出する際は先生を誘い、周りも必然的に英語を使う環境を作り、英語力を飛躍的に向上させました。  これらの結果、外部受験生との能力差を埋め、この経験から「環境変化は自己成長に繋がる」ことを学びました。  貴社に入社した際は異なる価値観を受け入れつつも、自分の意見をしっかりと伝えることで、周りの人と協力して仕事をしていきたいと思っています。 

留学経験を踏まえて”努力家”をアピールした自己PR例文

 私は「筋金入りの努力家」です。  中国留学時、中国語習得に加え、日本人代表として10ヶ国から集まった学生と何かをやり遂げたいという思いから、劇コンテストに出場することを仲間に提案しました。そして優勝を目指し台本から演出まで全てオリジナルで創ることに挑戦しました。互いの中国語発音を指摘し合ったり、観客の心を弾ませるような演出や絵コンテにも工夫を入れたりと、優勝を目指した特訓を行いました。  弛まぬ努力が実り、見事優勝という結果を得られたことは最も嬉しいことでしたが、私はこの経験から、思いを言葉にし、仲間と一つに努力することの大切さを学んだのです。   ビジネスマンのお客様が多い貴社で、持ち前の努力とタフな体力を活かし1分たりともお客様の時間を無駄にしない、頼みやすく身近な客室乗務員になります。 

留学経験を踏まえて”向上心”をアピールした自己PR例文

 私の強みは「限界突破力」で、決して弱音を吐かず次へと飛躍する人間です。その都度で目標を高く設定し、己の限界に挑戦し続けています。  台湾での留学では全ての授業が中国語で行われる中、学位の取得が可能な66単位を取得し、台湾大学の学位取得をやってのけました。留学時に所属していた野球サークルでは、留学生では異例ながら技術リーダーに任命され、部員から協力を得られないという困難に直面しながらも、野球で培った粘り強さという長所を生かし、皆がやりたがらない地道なことを率先して行いました  その結果、創部以来初となるベスト4という結果を残すことができ、言語面においても、中国語と英語の習得をやり遂げたのです。どちらも毎日30分の勉強を1年半欠かすことなく行ったことで、HSK6級、TOEIC835点を取得することができました。私はどんな逆境の中でも新たな可能性を見つけ、自身を奮い立たせ努力をすることができると自負しています。  貴社に入社した際は己の限界に挑戦し続け、貴社で1番の営業マンになりたいです。 

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留学経験に関する面接での頻出質問11選

ここでは実際の面接で留学に関してどのような質問をされるのかについて紹介していきます。

面接では留学経験について様々な方向から質問されるケースがありますので、事前にどのような質問をされるのかを把握し、想定外の質問をできるだけ減らしておきましょう。

  • なぜ留学したの?
  • 英語はどうやって勉強したの?
  • 留学を通して一番成長した事は?
  • 留学生活での失敗や苦労した体験は?
  • 留学で得たことを教えてください。
  • 留学をして一番良かったことは何ですか?
  • 留学中の印象的なエピソードを教えてください。
  • 留学先ではどんな活動をしたの?
  • 外国人学生と日本人学生の違いは?
  • 留学先以外の国で興味のある国は?
  • カルチャーショックはありましたか?

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まとめ

本記事では、留学経験をアピールする際のポイントや注意点、自己PRの書き方について紹介しました。

本記事でお伝えしている通り、[留学した]という経験だけを伝えても高評価を得る自己PRとはなりませんので、留学した経験以外のあなたの自身の性格が分かる強み(特性)と合わせてアピールすることが大切です。

例文を参考にして、あなたならではの自己PRを作り、他の就活生よりワンランク上の自己アピールが出来るよう準備をしていきましょう。

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