
【自己PR】人事がうなる効果的な「留学経験」の書き方を徹底解説~例文も紹介~
「留学経験のアピールの仕方がわからない」という悩みを持つ就活生は多いのではないでしょうか?本記事を読むことで、留学経験を効果的にPRする方法を知ることができ、内定にグッと近づくでしょう。
就活の始め方
留学先から日本に帰国した時期別に、どのように就活をはじめればよいのか解説していきます。前提として、帰国するまで就活をまったく行っていない人が対象となります。
大学4年4月以降に帰国した人
この時期に帰国した方はすでに3月の本選考エントリーには間に合いません。
今から間に合う企業にエントリーするか、夏・秋以降でのエントリーをしましょう。実は夏以降の選考でも大企業は応募するケースもありますので、あまり落胆せず、夏以降のエントリーに向けて着実に力を蓄えていきましょう。以下の記事で就活に出遅れた場合どうすればいいのかについて詳細に記載されていますので、本記事と合わせてご覧になってください。
▶参考:夏採用を実施する企業は多い?夏から内定獲得の必勝法について徹底解説!!大学3年1月から大学4年になる直前までに帰国した人
大学4年になる直前までに帰国した人は3月の本選考のエントリーにはぎりぎり駆け込める企業は多いでしょう。戦略としては、本選考を受けていく中で高速でPDCAを回していきましょう。仮にここで内定が出なくても、多くの企業が夏採用を実施しています。夏採用・秋採用してもらうにはどうすればいいのかについて以下の記事で詳しく書いているので本記事と一緒に読んでみてください。
大学3年12月までに帰国した人
この時期までに帰国した人は特に問題なく就活を進めることができます。企業によってはまだ冬インターンの受付を行っていますし、本選考のエントリーまでも3か月ほどあります。もちろん夏から就活を始めた人と比べたら遅れは取っているかもしれませんが、優先度の高いことからアクションしていくことで本番には十分に間に合います。これから解説していくPR方法を参考にコツコツと就活をしていきましょう。
効果的なPRの方法
ここからは本記事のメイントピックである「効果的なPRの方法」について徹底解説していきます。
留学をPRする際に理解すべきポイント
留学をアピールする際に注意すべきポイントは2つあります。
1つ目は「留学自体はプラス評価ではない」ことです。
2つ目は「語学力+αの内容を伝える」ことです。
これから2つのポイントについて詳しく説明していきます。
留学自体はプラス評価ではない
留学の経験自体は基本的にはプラス評価されません。理由は、人事は経験自体を評価基準としているわけではないからです。エピソードはあくまで「あなた」という人間を伝えるための手段に過ぎません。大切なのは「入社後に活躍するあなたを具体的に語ること」です。多くの就活生は「何をやってきたか(事実)」を語ることにフォーカスしがちですが、人事が知りたいのは「なぜやったのか(感情)」「どんなことをしたのか(行動)」といったあなた自身を表現する部分です。つまりあなたが「アメリカで1年間留学をしてきました。」という情報ではなく「なぜアメリカに留学することを決意したのか」「留学先でどのようなことを努力し、困難を乗り越えたのか」を知りたいのです。
その「あなた」こそが入社後に活躍する根拠になるのです。
同じスポーツをやっていても結果や取り組み方が十人十色であるのと同じことです。
語学力+αの内容を伝える
「留学により、TOEICの点数が500点→900点まで上がりました。」というPRをよく見かけますが、このPRでは残念ながら選考の通過率は低いでしょう。というのも、人事は留学に行ったら一定の語学力が身につくことは当たり前と考えており、そのうえで「留学中にどのような経験をして、どんなことを学んできたのか」が重要であると考えているためです。
もちろん語学力の向上を留学の一つ目的にすることは問題はありませんが、語学力を高める過程で得た経験を話す方が人事の印象に残るPRとなるでしょう。
自己PRの書き方・フレーム
本サイトでは以下のようなフレームを推奨します。この順番で書いていくことで読み手は納得感を持って読むことができるでしょう。

(1)結論:あなたの強みは?
(2)具体的エピソード:どんなこと?期間は?強みを発揮するために意識したことは?
(3)結果・学んだこと:どんな結果?どんな学びを得た?
(4)入社後:その強みを入社後にどう活かす?
ではステップごとのポイントを解説していきます。
(1)結論:あなたの強みは?
まずはあなたの強みや人柄をひと言で示しましょう。
ここでのポイントは企業側が求めている人物像が持つ強みを書くことです。
なぜなら、企業はその企業の掲げるビジョンを叶えるための手段として新卒を採用しているからです。
例えば「最強のサッカーチームを作りたい!」と考えているのに野球が上手い人はわざわざ採用しないと思います。もちろんサッカーの上手い人を採用します。
よって、企業が求める人物像に沿った強みをひと言で表しましょう。
(2)具体的なエピソード:どんなこと?期間は?
このステップでは、あなたの強みを説明できる出来事を記述しましょう。体験したことを通して直面した課題に対してどのような行動をしたのか、なぜその行動をとったのかを中心に書いていくとよいでしょう。
また、強みを発揮するために意識したことは何があるかを明記していきましょう。あなたがその強みを発揮するために「どのように行動するか」「どんなことに留意しているか」を語りましょう。そうすることで、どうすればあなたにスイッチを入れることができるのかを人事はわかります。強みを発揮するための具体的な方法論(how)を提示することで、あなたの自己PRの信憑性・具体性がグッと高まるはずです。
(3)結果・学んだこと:どんな結果?どんな学びを得た?
エピソードを記述した後は、経験を通して「どんな結果が得られたのか」「どんな学びがあったのか」を語りましょう。
結果を伝える際のポイントは「数字を用いて伝える」ことです。例えば、「カフェのアルバイトを続けてきました。」と伝えるよりも「カフェのアルバイトを4年間継続しました。」と伝えた方が面接官は理解しやすいです。
(4)入社後:その強みを入社後にどう活かす?
このステップは就活生が見落としがちのステップです。
あなたの自己PRは「以上から私の強みは○○と言えます。」で終わってはいないでしょうか?多くの就活生が前述の内容で書き終えるケースが多いです。つまり「強みを入社後にどう生かしていくか」の説明を書かない人が多数いるということです。
なぜこのステップが大事かというと、企業側が重視するのはあくまで「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」だからです。
よって企業に対して「私を採用すべきですよ」と表す一文を必ず入れるようにしましょう。
留学に関する自己PRの例文
ここからは実際の例文をもとに、上記のフレームに当てはめていきたいと思います。
●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
① ”協調性”をアピールした例文
→以上のように型に当てはめて内容を考えることで、レベルの高い伝え方をすることが可能となります。
② ”リーダーシップ”をアピールした例文
→非常に綺麗な構成で書かれていると思います。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
面接でよくされる質問
ここでは実際の面接で留学に関してどのような質問されるのかについて集めました。面接では留学経験について様々な方向から質問されるケースがあります。事前にどのような質問をされるのかを把握することで、想定外の質問をできるだけ減らしていきましょう。
- なぜ留学したの?
- 英語はどうやって勉強したの?
- 留学を通して一番成長した事は?
- 留学生活での失敗や苦労した体験は?
- 留学で得たことを教えてください。
- 留学をして一番良かったことは何ですか?
- 留学中の印象的なエピソードを教えてください。
- 留学先ではどんな活動をしたの?
- 外国人学生と日本人学生の違いは?
- 留学先以外の国で興味のある国は?
- カルチャーショックはありましたか?
まとめ
今回は留学をした学生がどのように就活をスタートしていくべきなのか、そして留学経験をどのようにアピールしていけばいいのかについて紹介してきました。本記事を参考に内定に向けて頑張っていきましょう。
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