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自己PRで「忍耐力」をアピールするには?言い換え・例文を紹介!

この記事のまとめ

●忍耐力は、多くの企業が求める重要な強みである一方、伝え方次第では「我慢強いだけ」といったマイナス評価に繋がる可能性もあるので注意が必要。

●忍耐力をアピールする際は、単に「耐えた」という事実だけを語るのではなく、「目標達成のために、自ら考えて行動した」という主体的なプロセスを、具体的なエピソードで示すことが重要。

●「忍耐力がある」という自己PRに説得力を持たせるためには、「どれだけ大変だったか」を客観的な数字で補足すると良い。

目次

「忍耐力をアピールする自己PRはどう書けばいいんだろう?」「そもそも自分にアピールできるような忍耐力があるのかな…?」と悩んでいる就活生は少なくないでしょう。

忍耐力は、多くの企業が求める重要な強みです。しかし、伝え方次第では「ただ辛いことを我慢しただけでは?」とかえってネガティブな印象を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。

本記事では、あなたの[忍耐力]を説得力のある強みとして伝えるための構成テンプレートや効果的にアピールするコツ、具体的な例文を紹介します。

我慢強さとは違う?企業が求める「忍耐力」とは

「忍耐力」と聞くと、[嫌なことや辛い状況を、ただグッとこらえて耐え続ける力]をイメージする人が多いかもしれません。

企業が評価する忍耐力とは、『困難な状況や目標達成を阻む壁にぶつかったときでも、投げ出さずに最後までやり遂げるために、粘り強く取り組み続ける力』を指します。

そのため、面接で忍耐力をアピールする際は、[辛い状況でも諦めずに続けた]という話だけで終わらせるのではなく、[その困難な状況下でいかに工夫し努力をし、最終的にどんな成果を出したか]を具体的に伝えることが重要です。

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企業が忍耐力を重視する理由

企業はなぜ、あなたの[忍耐力]を重視するのでしょうか?それにはいくつか理由があります。

企業はなぜ、[忍耐力]を重視するのでしょうか? それは、仕事の現場で、必ず直面する3つの壁を乗り越えるために、不可欠な力だからです。

企業が忍耐力を重視する理由

■計画通りに進まないことが多いから
どんな仕事でも、完璧な計画通りに進むことはほとんどありません。顧客の要望が急に変わったり、予期せぬトラブルが発生したりするのは日常茶飯事です。

企業は、トラブルで目標が遠のいたとき、すぐに諦めてしまう人ではなく、[状況を分析し、計画を変えてでも、粘り強くゴールを目指せる人]を求めています。

■新人は壁にぶつかることが多いから
入社したての頃は、慣れない業務や専門知識の習得、人間関係などで、誰もが必ず壁にぶつかります。

企業は、困難に直面したときでも「これは成長のチャンスだ!」と捉え、自力で乗り越えようと努力できる、前向きな粘り強さがあるかを確認しています。

■人間関係やプレッシャーへの対応力が見えるから
仕事はチームでおこなうため、意見の対立や上司・顧客からの厳しいプレッシャーにさらされることもあります。

企業は、そうしたストレス下でも、冷静さや協調性を保ち、目標達成に向けて行動し続けられる、精神的なタフさを求めているのです。

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忍耐力がある人の特徴

それでは企業が評価する[忍耐力]とは、具体的にどのような行動や姿勢に表れるのでしょうか?あなたの経験を自己PRに活かすために、忍耐力がある人に共通する特徴をチェックしてみましょう。

これらの特徴に当てはまるエピソードがないか、過去を振り返ってみてください。

忍耐力がある人の特徴

■地道な作業でも手を抜かない
忍耐力がある人は、「この作業は誰かに見られているわけではないから」と手を抜かず、成果の土台となる基礎を徹底的に固めることができます。

これは、入社後に研修やOJT(職場内訓練)で基礎を学ぶ際にも非常に重要な姿勢です。

■結果が出るまで試行錯誤を続ける
忍耐力がある人は、1つの方法に固執しません。そのため、最初の方法が失敗しても、すぐに「なぜ失敗したのか?」と分析し、目標達成のために、方法を変えて粘り強く挑戦し続けることができます。

■ミスやトラブルがあっても、落ち込まずに改善を考える
忍耐力がある人は、ミスやトラブルが起きても、感情的に落ち込まず、すぐに[どうすればリカバリーできるか]に思考を切り替えられます。

ミスを成長のチャンスと捉え、再発防止のために具体的な改善策を考えられるのが特徴です。

■感情をコントロールして周囲と冷静に接する
忍耐力がある人は、厳しい状況や人間関係でストレスを感じたときでも、感情を爆発させたり、不機嫌になったりしません。

常に状況を冷静に判断し、感情的な摩擦を避けてコミュニケーションを取ることができます。

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実際に書いてみよう!「忍耐力」の自己PR構成

[忍耐力]という強みを自己PRで効果的に伝え、面接官に「この学生は活躍してくれそうだ!」と思わせるには、話の構成が非常に重要です。

ここでは、あなたの[忍耐力]が、具体的かつ論理的に伝わる、鉄板の構成テンプレートをご紹介します。自己PRを書く際は、以下の構成に沿って書くようにしましょう。

鉄板の構成テンプレート
  1. 結論:まず強みを一言で伝える
  2. エピソード:強みを裏付ける具体的な経験を語る
  3. 結果・学んだこと:その経験から何を得たかを示す
  4. 入社後の活かし方:企業でどう貢献できるかを語る

まず結論では、自分の長所を「忍耐力があることです」と端的に述べます。その後に、自分に忍耐力が備わっていることを証明できるエピソードを伝えます。その際、単に耐えただけでなく、忍耐力が発揮できた理由や、実際に取った具体的な行動を説明するようにしてください。

そして、自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、最後に入社後に自分の長所である忍耐力を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べて締めくくります。

フレームワークの各要素の例文は、以下にて確認してみてください。

フレームワークの各要素の例文

▼結論
私の強みは、ローラーホッケー部の活動を通して培った粘り強い忍耐力です。

▼エピソード
留学によるブランクから復帰した際、実力が足りず試合メンバーにさえ入れない時期がありました。

しかし悔しさをバネに、3年次には必ずレギュラーとして活躍する目標を掲げ、現状分析から課題解決までの計画を立てました。

具体的には、①先輩や社会人の方に問題点を聞き、試合動画を繰り返し見ることで自分に足りない能力を分析し、②また実力で同期に負けないという強い思いを持ち、自主練や社会人チームの練習参加を継続し技術向上を図りました。

▼結果・学んだこと
結果、3年の後期には試合に出る立場になることができ、関東大会優勝に貢献することができました。

この経験からわたしは、目標達成のために粘り強く努力し、方法を改善し続ける大切さを学びました。

▼入社後どう活躍できるか
この培われた粘り強い忍耐力を活かし、困難な状況に直面しても最後まで諦めずに結果を追求し、貴社に貢献したいと考えています。

自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。

上記のフレームワークで基本的な自己PRは完成しますが、「もっと他の学生と差をつけたい」「面接官に“なんか良い”と言われる自己PRにしたい」と感じる方もいるでしょう。

より魅力的な自己PRに近づけるためには、[エピソードの伝え方]や[表現の工夫]が重要になります。差別化につながる具体的なポイントは、以下の記事の「面接官に“なんか良い”と言われる自己PRに近づく工夫」で詳しく解説しています。是非チェックして、自己PRを一段階レベルアップさせてみてください。

「忍耐力」を言い換えて他の就活生と差別化しよう!

忍耐力という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には忍耐力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。

また上述でもお伝えしましたが面接官によっては、「辛い状況でも我慢する」というネガティブなイメージを持たれ、場合によっては「受動的」「消極的」であると受け取られる可能性もあります。

そのため忍耐力を自己PRとしてアピールする際は、[忍耐力]という言葉を「決めたことに対して前向きに取り組み続けることができる」といったように具体的な言葉に言い換えてみてください

このように具体的な言葉に言い換えると、自分の強みをシンプルにわかりやすく相手に伝えることができるようになります。

以下にて[忍耐力]を言い換える言葉を紹介しますので、是非参考にしてみてください。

[忍耐力]を言い換える言葉
  • 継続力がある
  • 粘り強く最後まで諦めない
  • 決めたことをやりきる
  • 地道な作業も根気強く続けることができる
  • 辛い状況でも前を向くことができる
  • 打たれ強い
  • 意地が強い
  • ストレス耐性が高い
  • 芯が通っている
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アドバイザー

ES・履歴書の自己PR記載欄に、何度も「忍耐力がある」という同じ言葉が含まれていると、読み手が「わかりづらい」「しつこい」と感じる場合があります。 もしも読み返した際に、同じ言葉が繰り返し含まれていると気づいた場合は、上記で紹介したような言葉に言い換えると良いでしょう。

自己PRについて相談する_赤

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【経験別】「忍耐力」の自己PR例文

ここでは忍耐力をアピールしている自己PRを、上述でお伝えしたフレームワークに合わせて紹介していきます。

【経験別】「忍耐力」の自己PR例文

例文①アルバイト

私は一度決めた目標に対して、前向きに最後まで粘り強く続けることができます。 
 
学生時代にアルバイトで塾講師を経験し、担当した生徒の数学の成績を60点上げた経験があります。最初は正負の違いもままならない生徒でしたが、苦手な数学の成績を上げるという目標を立てました。始めは成果が上がらず「諦めたい」と言われたため勉強意欲を下げないように、図や例を入れた問題文を作成しました。互いに諦めそうになったときもありましたが、頑張りを成果に繋げてあげたかったため、生徒の理解度や意欲を毎週把握し、問題文の難易度を上げたり噛み砕いて説明したりと根気強く教え続けました。  
 
それにより成績を伸ばすことができ、苦手な数学の成績を上げるという目標を叶えてあげることができました。  
 
この経験を活かして、目標に対して前向きに最後まで諦めずに挑戦していきたいと思います。

例文②学業

私の強みは自ら定めた目標に対して計画的かつ根気強く取り組める点です。  
 
この強みを「文武両道」という目標において発揮しました。高校時代、強豪校のサッカー部に所属しており、学業と部活の両立をするため、学業と部活に使う時間管理を行うことにしました。学業は部活終わりの3時間は必ず勉強の時間を取り、テスト前は3、4日ごとにタスクを設定して取り組みました。部活では全体練習の3時間に加え、毎朝5時に起きて2時間の自主練を3年間続けました。
 
その結果、成績は常に20位以内を保ち、部活では3年間レギュラーで試合に出場することができました。 
 
貴社の業務でも、この強みを活かしたいです。

例文③部活

忍耐力とやり抜く力が私の強みです。 
 
高校時代は甲子園に出場したことのある全寮制の強豪校に進学して野球をしていましたが、周りのレベルに付いていけず、2年間一度も試合に出場することができませんでした。大きな挫折感を感じましたが、高額な授業料や寮費、生活費などで両親に非常に大きな負担をかけているという思いをずっと抱いていたため、せめてでも両親への恩返しを果たして高校生活を終えたいと考えた私は、試合で活躍する姿を見せるために必死に練習を続けました。
 
朝6時からの朝練習と23時までの自主練習をほぼ毎日続けた結果として、3年次の春の県大会で初めて試合に出場することができ、試合で活躍することもできたので、多少なりとも恩返しをすることができたと思っています。 
 
そして今回のように努力をし続けることで成果を挙げられた経験は、仕事をする上でも活かすことができると思っているので、良い経験ができたと思っています。

例文④サークル

私の強みは決して諦めない姿勢により、周囲の協力を引き出せることです。
 
大学時代は初心者から始めた強豪のテニスサークルでレギュラーを獲得することに尽力するとともに、サークル初の初心者向け練習会を定例の練習として導入しました。強豪のテニスサークルであるために、試合は経験者中心、初心者は飲み会の幹事やイベントの際にしか参加しないといった両者の溝に疑問を感じたことが行動のきっかけです。具体的には仲のよい後輩に個人的な指導を行い、小さな実績を積み重ねる⇒人数が集まった段階で、経験者を呼び、指導してもらう⇒定期的になったところで正式に幹部会に練習会として提案するという流れで行動してきました。 
 
練習会が認められたのも日頃から誰よりも熱心に練習し、後輩の指導にも熱心であるなどの地道な貢献が信頼に繋がったためだと考えています。  
 
仕事においても成果を諦めずに追求することで周囲の協力を引き出していきたいと思います。

例文⑤インターン

私の強みは「成果が出るまで、粘り強く行動できること」だ。
 
これを発揮したのが、大手予備校の広報部署でのWEB制作の長期インターンにおいて、夏期講習のプロジェクトリーダーを担当し、前年比120%の18000件の申し込みを獲得した経験だ。私はサイトや広告の分析を元に、新たな施策の提案・実行・効果検証を行い、PDCAを回すことを意識し、行動していた特に効果のあったものが、プロジェクト開始時からの課題であった自社サイトからのユーザーの早期離脱を防ぐために、WEBページを新規に制作したことだ。
 
成果がでるまで諦めることなくチームを巻き込みPDCAを回し続けたことで、ユーザー毎の学年に沿った訴求を行うことができ、申し込み獲得に繋げることができた。  
 
仕事においてもチームを巻き込みながら、粘り強く力を活かしていきたい。

例文⑥ゼミ・研究活動

私は困難に直面しても絶対に折れずに、解決に向けて努力ができる人間だ。  
 
その強みは、ゼミ活動で4人のメンバーと共同研究に8ヶ月間注力した経験に表れた。私の研究チームは4人で「困難の乗り越え方」を研究していた。しかし1日6時間、週5日かけて考えた研究内容が、始めの2ヶ月間は教授に2週間に1回10分で論破され続けた。なんとか成果を出したいと思い、過去のフィードバックを分析し、分類をした。その結果、私のグループの課題は論理的思考力が欠けていることであった。その理由は、フィードバックのほとんどが (1)論理が破綻している(2)立論に漏れがあるの2点であったからだ。私はこの2点を解決するために、ロジカルシンキングの訓練として代表的なフェルミ推定を2ヶ月間導入した。 
 
その結果、教授から論理性のなさを追求されることが減少し、合同研究発表会では10チーム中1位を獲得できた。  
 
この強みを活かして、貴社の難しい課題にも泥臭い努力で解決をしていきたい。

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先輩たちはどう書いた?「忍耐力」をアピールしたES3選

ここまで、[忍耐力]をアピールするための[構成テンプレート]と[差別化のコツ]を解説してきました。とはいえ、「理屈は分かったけれど、いざ自分のエピソードで書くとなる と、やっぱり難しい…」と感じている人も多いでしょう。

ここでは、実際に内定を勝ち取った先輩たちが、どのように「忍耐力」を説得力のある自己PRに仕上げたのか、具体的な例文を紹介していきますので、是非参考にしてください。

<西日本電信電話(NTT西日本)(26卒)>
Q. 自己PRを記載してください。 (400文字以内)
 
A. 私の長所は忍耐力です。この強みは、私が研究活動を行う際に発揮されたと考えています。研究では、実験結果と作成した構造モデルのシミュレーションとの比較を行いましたが、初めは両者の結果が一致しませんでした。しかし、私はすぐに諦めるのではなく、粘り強く取り組みました。先輩や教員に助言を仰ぐだけでなく、過去の研究室の先輩の論文を参考にしながら、どの要因が影響しているのかを細かく検討し、何度も構造モデルを修正しました。また、実験条件の見直しや測定方法の工夫も行い、試行錯誤を繰り返しました。その結果、最終的に実験結果とシミュレーションが一致し、研究材料の構造を特定することに成功しました。この経験を通じて、困難な状況に直面しても粘り強く考え抜き、課題解決に向けて努力し続けることの重要性を学びました。今後もこの強みを活かし、根気強く問題に向き合いながら成果を生み出していきたいです。

引用:Unistyle/エントリーシート(エキスパートコース)

<関西電力(26卒)>
Q. 自己PR学生時代に、あなたがチャレンジ、行動したことについて、具体的に述べてください。チャレンジした理由や困難を乗り越えるために努力したことなども自由に紹介してください。(表現方法は自由です)(300文字以内)
 
A. 私の長所は忍耐力です。研究では、実験結果とシミュレーションが一致せず、先輩や教員に助言を仰ぎながら構造モデルを何度も修正し、最終的に材料の構造を特定しました。また、老朽化した分析装置の頻発するトラブルにも、過去のエラーを参考にしながら、一つひとつ問題箇所を確認し地道に対処しました。試行錯誤を重ねながら解決策を見出す経験を通じ、諦めず粘り強く取り組む力が身につきました。この強みを活かし、貴社でも困難な課題に挑戦し、最適な解決策を導き出せる技術者を目指します。
 
引用:Unistyle/エントリーシート(技術系総合職)

<日立ハイテク(26卒)>
Q. 自己PRをご記入ください(200文字以下)
 
A. 私の長所は忍耐力です。この強みは研究活動で特に発揮されました。私は実験結果とシミュレーションを比較する研究を行いましたが、初めは両者が一致しませんでした。そこで先輩や教員に助言を仰ぎながら構造モデルを修正し、最終的に一致させることができました。また、老朽化した分析装置の頻発するトラブルにもエラー履歴を参考に対応しました。こうした経験を通して、困難にも粘り強く取り組む姿勢が身についたと感じています。
 
引用:Unistyle/エントリーシート(エンジニア職)

忍耐力をアピールする際は、単なる継続ではなく[質の高い粘り強さ]を伝えることが差別化の鍵となります。

行動の裏にある思考や言葉選びの工夫など、さらに一段階上の自己PRを目指したい方は、以下の記事で解説している「面接官に“なんか良い”と言われる自己PRに近づく工夫」を参考にしてみてください。あなたの経験をより深く、魅力的に伝えるためのヒントが見つかるでしょう。

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自己PR「忍耐力」に関するよくある質問

ここでは、[忍耐力]という強みをアピールする自己PRに関するよくある質問についてお答えします。

自己PR「忍耐力」に関するよくある質問

Q1. 忍耐力ってアピールポイントになるの?

はい、忍耐力は非常に強力なアピールポイントになります。

ただし、多くの学生がイメージする[我慢する力]と、企業が評価する[主体的な忍耐力]は、少し意味が違うので注意が必要です。

企業が評価する忍耐力は、「困難な状況でも、目標達成のために自ら考えて工夫し、最後までやり遂げる」という主体的な忍耐力です。

そのため、エピソードを伝える際は、「辛い状況で何を考え、どう行動して乗り越えたか」という主体的な行動を具体的に示すことを意識してください。そうすることで、あなたの成長意欲や粘り強さが伝わる説得力のあるアピールになりますよ。

Q2. 忍耐力と根性って何が違うの?

[根性]は精神論や気合いに近い一方、[忍耐力]は課題解決に繋がる持続力を指します。

<忍耐力>
・課題を分析し、方法を変えながら粘り強く継続する力
⇒ 困難な状況下での成果と改善行動が評価される

<根性>
・精神力や気合いで、同じ方法を精神的に耐えながら続ける力
⇒ 困難に耐え抜いたという事実が評価される

企業が求めるのは、根性論ではなく、「どうすれば解決できるか」を考え続けられる知的な『忍耐力』です。

Q3. 忍耐力をアピールすると「指示待ちタイプ」に見られない?

たしかに、伝え方次第で[指示待ちタイプ]と見られる可能性はあります。 この誤解を避けるには、エピソードの中で[主体性]と[思考力]を強調してください。

<避けるべき例>
・「教授に言われたから、毎日欠かさず続けました。」

<主体性を出す対策>
・「目標達成のために、自ら課題を分析し、誰もやっていない新しい練習方法を考案・継続しました。」

上記のように、自発的な行動と改善があったことを明確に伝えましょう。

Q4. 忍耐力のエピソードが地味かもしれません。不利になりますか?

いいえ、エピソードが地味だからといって、不利になることはありません。

なぜなら、自己PRで重要なのは、実績の大きさではなく、その経験を通じてあなたがどう行動し、何を学んだかというプロセスだからです。

Q5. 忍耐力を自己PRするうえでNGな内容はありますか?

はい、あります。 忍耐力をアピールしたつもりが、かえってマイナス評価になってしまう、代表的なNGパターンが以下の3つです。

忍耐力の自己PRを作成する際は、自分のエピソードが、これらのNGパターンに当てはまっていないか、最後に必ず確認するようにしてください。

<①「工夫」のない、ただの「我慢」アピール>
「教授に言われた通りの作業を、辛かったけれどひたすら耐えました」
⇒ 企業が知りたいのは、困難を「どう工夫して乗り越えたか」という主体性です。 これでは、[受け身で、自分で考えて行動できない人]という印象を与えてしまいます。

<②「体力自慢」や「精神論」のアピール>
「〇〇時間、寝ずに頑張りました」「気合いで乗り切りました」
⇒ 企業が評価するのは、冷静に問題を分析し、効率的に解決する力です。そのため、上記のようなアピールでは、[無理をする人][非効率な人]と見なされる可能性があります。

<③「協調性」のない、独りよがりなアピール>
「チームメイトは反対しましたが、自分のやり方が正しいと信じて押し通しました」
⇒ 企業は、周りと協力しながら目標を達成できる人材を求めています。上記のようなアピールでは、[頑固な人][協調性がない人]と捉えられてしまうでしょう。

Q6. 忍耐力の言い換えをいくつか教えてください

[忍耐力]をより具体的で、面接官に刺さる強みとして伝えるための、言い換えを以下にて4つ紹介します。

  • 「粘り強さ」として伝える
    例:困難な課題に対しても、目標達成のために粘り強く解決策を探し続けます
  • 「継続力」として伝える
    例:成果が出るまで、地道な努力をコツコツと続けられるのが私の強みです
  • 「困難克服力」として伝える
    例:予期せぬトラブルが起きても、自ら考えて乗り越えていく力があります
  • 「自己成長意欲」として伝える
    例:辛い状況でも、それを『成長のチャンス』と捉え、前向きに取り組むことができます

上記のような言葉に言い換えることで、あなたの忍耐力が、単なる我慢ではなく、「目標達成のため」や「自ら考えて乗り越える」といった[目的意識]や[主体性]が伝わる内容になります。他の[忍耐力]をアピールしている就活生との差別化にも繋がるでしょう。

Q7. 忍耐力のある人の特徴はどんなものがありますか?

忍耐力のある人は、以下のような[課題解決に繋がる行動特性]がある人が多いです。具体的には、以下のような特徴が挙げられます。

  • 感情をコントロールして周囲と冷静に接する
  • 地道な作業でも手を抜かない
  • 結果が出るまで試行錯誤を続ける
  • ミスやトラブルがあっても、落ち込まずに改善策を考える

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まとめ

本記事では自己PRで忍耐力があることをアピールする際の考え方やポイント、例文を紹介してきました。

忍耐力は企業が求めている素養の1つであるため、自己PRとしては非常に効果的だと言えます。

しかし「忍耐力がある」という自己PRは、やや抽象的な表現であるため、自己PRのエピソード部分でどのような忍耐力を指しているのかを具体的に伝えたり、忍耐力を他の言葉に言い換えたりと、工夫してアピールするようにしてください。

そうすることでより効果的な自己PRをすることができるでしょう。

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