「自己PRで忍耐力をアピールするには?」「そもそも忍耐力って企業からのウケはいいの?」このような不安や疑問がある人に向けて、本記事では自己PRで忍耐力をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
自己PRで忍耐力をアピールしようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
自己PRで忍耐力をアピールするのは効果的?
“忍耐力”と聞くと苦しいことにも「耐え忍ぶ・耐え抜く」イメージがあるかも知れません。しかし「最後までやりきる力」や「努力し続けられる」など様々な言葉に言い換えられます。
ひと言で“忍耐力”と言っても「どんな仕事でも最後までやり遂げることができる」「長期的に働いてくれる」など、企業によって求めている”忍耐力”は異なります。
そのため、自分が志望している企業はどんな”忍耐力”を求めているのかを事前に調べてから自己PRを考えるようにしましょう。
自己PRで忍耐力が評価される理由を詳しく紹介していきます。
自己PRで忍耐力が評価される理由(1):ストレスコントロール力があると思われるため
仕事をしていると困難な壁にぶつかったり、大きな仕事を任されプレッシャーに押しつぶされそうになったりと、様々な場面でストレスを感じることが多々あります。
しかしストレスコントロール力があれば将来的に「負荷のかかる大きな仕事も任せられる」「ストレスも糧にし、成長してくれる」といった可能性があるため、企業は自己PRや面接を通して、ストレスコントロール力があるかどうかをチェックしているのです。
経済産業省が提言している「社会人基礎力」の1つにもストレスコントロール力は入っていることから、この素養はどの企業でも求められていると言えるでしょう。
自己PRで忍耐力が評価される理由(2):長期的に働ける人材だと思われるため
入社後3年以内の離職のことを「早期離職」と言います。近年では早期離職率の増加が企業の課題となっています。
令和2年度における離職率は例年に比べ低下していますが、未だに約3割の早期離職者がいることからまだまだ企業の課題は解決できていないと言えるでしょう。
企業はできるだけ長く働いてくれる人材を採用したいと思い選考を行っているため、その観点も選考時に必ずチェックされます。
忍耐力がある人は仕事で大変なことがあってもくじけずに頑張ってくれる、自社で長く働いてくれるという印象を企業側も持ちやすいため、自己PRとして効果的なアピールだと言えるでしょう。
自己PRで忍耐力が評価される理由(3):目的達成に向けて頑張れる人材だと思われるため
仕事をする以上何らかの目標やノルマを課せられることが多いため、目標達成に向け頑張れる人材でなければ企業は採用したいと思いません。
目標達成に向け頑張れることをアピールするには忍耐力は効果的です。
忍耐力が低い人は高い目標を設定された際に「自分には合っていない、転職しよう…」と辞めるという選択肢を選んでしまうと思います。
しかし忍耐力が高い人はつらいことから逃げるのではなく「どうしたら達成できるか」を考え、達成するために全力で取り組んでくれるだろうといった印象を抱きやすいため、自社で働いてほしいと思ってもらえる可能性が高いでしょう。
自己PRで”忍耐力”をアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論では自分の長所が”忍耐力”であることを端的に述べ、その後に自分の長所が”忍耐力”であることを証明できるエピソードを伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”忍耐力”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
自己PRで“忍耐力”をアピールする際のポイント
ここでは自己PRで忍耐力をアピールする際に意識すべき3つのポイントを紹介します。
せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。
自己PRで忍耐力をアピールする際のポイント(1):なぜ苦しい状況にも耐えてこられたのかを明確に伝える
自己PRで”忍耐力”をアピールする際は”何を続けてきたのか”はもちろんですが、 どうして続けてこられたのか についても書くようにしましょう。
企業は自己PRを通して学生の人柄をチェックしようとしているため、なぜ苦しいことにも挑戦し続けられたのか、そのモチベーションは何だったのかを伝えることで、あなたの人柄をよりアピールすることができます。
自己PRで忍耐力をアピールする際のポイント(2):数字を用いて伝える
自己PRで”忍耐力”をアピールする際は数字を用いて具体的に伝えるようにしましょう。
ただ「~~を行っていました」と伝えるよりも「~~を毎日2時間行っていました」と伝えた方が面接官に伝わりやすくなります。
説得力のある自己PRをするためにも、定量的に伝えるようにしましょう。
自己PRで忍耐力をアピールする際のポイント(3):忍耐力を他の言葉に言い換える
“忍耐力”という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には忍耐力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
人によっては”忍耐力”と聞いて受け身の印象を持ってしまう可能性も大いにあるため、忍耐力を自己PRとしてアピールする際は、”忍耐力”という言葉を「決めたことに対して前向きに取り組み続けることができる」といったように具体的な言葉に言い換えてみてください。
以下に言い換えの例を挙げます。
- 継続力がある
- 粘り強く最後まで諦めない
- 決めたことをやりきる
- 根気強い
- 辛い状況でも前を向くことができる
- 打たれ強い
上記の言い換えを参考に自分だけのキャッチコピーを作りましょう。
自己PRで“忍耐力”をアピールした例文
ここでは自己PRとして忍耐力をアピールしている例文を7つのカテゴリーごとに紹介していきます。
実際に選考でES通過したものを引用しております。自己PRを考える際に参考にしてみてください。

●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
自己PRで忍耐力をアピールする例文:アルバイト編
■例文1
→どんな工夫をして生徒の成績を60点上げたのかが具体的に記載されており、わかりやすいです。構成に関してもきちんとしており、良い文章と言えるでしょう。
■例文2
→入社後に関して記載がされていませんが、どんな思いからやり抜きたいと思ったのかとその思いに対しての行動がきちんと記載されており、この人らしさが伺えます。
自己PRで忍耐力をアピールする例文:学業編
→文武両道の【文】と【武】の両方の内容がきちんと書かれており、数字を使うことで根気強く取り組んだことが伝わります。
【貴社の業務でも、この強みを活かしたい】では、【どんな強み】で【どのように活かすのか】まで書けると良いでしょう。
自己PRで忍耐力をアピールする例文:部活・サークル編
■例文1
→【他のポジションにもスポットが当たる作戦】は、【何をして】【どんな変化があったのか】具体的な情報を記載できると、よりわかりやすい文章になります。
■例文2
→文頭に記載した諦めない姿勢と協力を引き出せる内容がわかりやすく書かれています。
自己PRで忍耐力をアピールする例文:インターン編
■例文1
→数字が記載されており、一見分かりやすい文章ですが具体例がありません。【顧客はどんな課題を持っていたのか】【断られた要因は何で、改善案は何か】の具体例を記載しましょう。
■例文2
→読んで良いと思った方は要注意です。数字の記載やPDCAといった文言で一見きれいな文章に見えますが、具体例がありません。新規政策とPDCAを回した内容を具体的に記載しましょう。
しかし現状でも具体的な数字や施策が記載されているためESは通過し、面接で詳しく聞かれる流れになる可能性があります。
自己PRで忍耐力をアピールする例文:ゼミ・研究活動編
■例文1
→数字を入れて説明することで読み手がイメージしやすいです。
また、「忍耐力」を「困難に直面しても努力をする」といった言葉に変えることで入社後でも困難を乗り越えてくれるイメージができます。
■例文2
→努力をどれぐらいの期間続けたのかを数字で記載することで、イメージがしやすいです。
【地道な努力】については、【どんな努力だったのか】【なぜ努力することができたのか】を記載できるとよりその人らしさを感じることができるでしょう。
■例文3
→内容自体はインパクトが大きいわけではないですが、構成もがきちんとしており読みやすいです。
なぜ遅れたくなかったのかを記載できると、その人の人柄もイメージできるためより良いでしょう。
まとめ
本記事では自己PRで忍耐力をアピールする際の考え方やポイント、例文を紹介してきました。
忍耐力は企業が求めている素養の一つであるため、自己PRとしては非常に効果的だと言えます。
しかし、やや抽象的な言葉であるため、自己PRのエピソード部分でどのような忍耐力を指しているのかを具体的に伝えたり、忍耐力を他の言葉に言い換えたりと、工夫してアピールするようにしてください。
そうすることでより効果的な自己PRをすることができるでしょう。
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