「自己PRで調整力をアピールするには?」「調整力をアピールする上で気をつけた方がいいことはある?」そんな不安や疑問がある人に向けて、本記事では自己PRで調整力をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
自己PRで調整力をアピールしようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
企業が求めている”調整力”とは?
“調整力”とひと言で言っても色んな意味があります。
例えば「和を乱さず、誰とでも仲良くなれる」コミュニケーション能力や「意見の対立を解消し、まとめることができる」というリーダーシップなどが挙げられます。
また企業側は受動的な調整力ではなく、率先して行動したことで課題解決に導くことができる主体的な調整力を求めています。
企業がどのような素養を持っている人材を求めているかを知るためには、企業のHPで事業内容や経営理念をチェックしてみてください。
自己PRで”調整力”をアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論では自分の長所が”調整力”であることを端的に述べ、その後に”調整力”が証明できるエピソードを具体的に伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”調整力”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
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企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
自己PRで“調整力”をアピールする際の注意点
自己PRで”調整力”をアピールする際の注意点を紹介していきます。
せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。
(1):主体的に動いた内容にする
仕事では社内外問わず多くの人と関わりながら業務を行うため、企業側にとって調整力がある人材は評価が高い場合が多いです。
自己PRで調整力をアピールすることは良いですが、「もめ事が起きた時、両者に良い顔をして事が大きくならないようにした」などの受動的な内容ではネガティブな印象を与えてしまいます。
企業側が求めている調整力とは、主体的に行動したことで課題解決に導く力のことを指すので、課題に対してどのように行動し、解決に導いたのかという主体的に行動したエピソードを記載することを意識しましょう。
(2):その場しのぎだと思われないようにする
自己PRで調整力をアピールする際は、その場しのぎの行動だと思われないようにしましょう。その場がなんとかなったとしても根本的な問題解決ができなければ、調整力があるとは言えません。
そのため、調整力をアピールする場合は問題解決をした際の行動を具体的に伝えるようにしましょう。
たとえば「問題を解決するために新しいルールを作った」など、その時だけではなく、今後も起きないような仕組みづくりを行ったところまで伝えられると効果的です。
(3):調整力の言い方を変える
自己PRで”調整力”をアピールするのは問題ありませんが「調整力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
自己PRで調整力をアピールするのは問題ありませんが「調整力があります」だけではやや抽象的で、あなたの意図とは違った受け取り方をされてしまう可能性があります。
そのため、自己PRで調整力をアピールする際は「チーム内で異なる意見が出た際に、双方の意見をまとめ合意形成を図ることができる」などといったように具体的な言葉で伝えるようにしてみてください。
- 協調性がある
- 傾聴力がある
- マネジメント力
- 意見のまとめ役
- 合意形成をする力
- 対人関係を築く力
- 目的の達成に向かう力
- 人脈形成、情報収集力
- 相手の潜在的ニーズを理解する力
また、人によっては「調整力」と聞くと「周りの意見をまとめることはできるけど、自己主張は弱いのでは?」とマイナスな印象を持つ人もいます。
そのため、自己PRで調整力をアピールする際は、主体的に行動したエピソードも伝えられるとなお良いでしょう。
自己PRで“調整力”でアピールした例文
ここでは自己PRとして調整力をアピールしている例文を7つのカテゴリーごとに紹介していきます。自己PRを考える際に参考にしてみてください。

●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
自己PRで調整力をアピールした例文:サークル編
■例文1
→フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。
2つ目の施策で【計画に具体性をもたせ】とありますが、【具体性】に対する内容を記載することで実施に否定的だったサークルをどのように合意させたのかがイメージしやすくなります。
■例文2
→留学生と日本人の意見に対して、両意見を反映させる解決策が記載されており、【調整力】があることが分かります。
しかし結果の部分で留学生は楽しみながら演奏できたのか、日本人のライブに出られる実力をつけたいという願いは叶ったのかについて記載されていなかったため、その結果も記載できると良いでしょう。
また入社後についてが抽象的なので、どのように主体的に話を聞きに行くのか、どうやって意見をまとめるのかを記載すると更に良い文章になります。
■例文3
→どの様なプログラム内容で衝突していたのか、その課題に対して行った行動が具体的に記載されており、エピソードがイメージできる文章になっています。
更に良くするには、【仕事においても~】のところで自分が希望する職種の内容と絡めて記載できると、働いているときの姿をイメージしてもらえやすくなります。
自己PRで調整力をアピールした例文:アルバイト編
■例文1
→構成がしっかりしている文章となっています。
なぜ生徒の成績を今より10%向上させる目標を立てたのかを記載できると、よりあなたの人柄や考え方を面接官に伝えることができるでしょう。
■例文2
→結論とエピソードともに主体的な行動が記載されています。
草案とテンプレはどれぐらいの種類を作り、どれぐらいの期間依頼し続けたのかを数値を使って表すことができると、面接官により具体的な行動のイメージをしてもらうことができるでしょう。
また、入社後どのように強みを活かしていくのかについても記載できると更に良い文章になります。
自己PRで調整力をアピールした例文:留学・学園祭編
→他の部員にお願いをする前に、自ら主体的に行動した内容が記載されていて【主体性のある調整力】をアピールできています。
また「貴社で働く上でも自ら行動することでチームに貢献したいです」とありますが、自ら行動することでどのように貢献していきたいかまで書けると、企業もあなたの働いている姿をイメージしやすくなるでしょう。
自己PRで調整力をアピールした例文:ボランティア編
→結果で数値を用いながら定着率の上がり具合を記載しており、具体的にどれぐらい定着率が上がったかがイメージできる文章となっています。
入社後の文章が少し抽象的であるため、自分が希望する職種の業務内容と絡めて記載できると良いでしょう。
自己PRで調整力をアピールした例文:部活編
→構成がきちんとしている文章になります。
しかし意見の食い違いの内容は何か、どのようにお互いの意見を聞いたのか、どの様な練習メニューを作ったのかが分からず【意見をまとめる力】が伝わりきらないため、より具体的に行った内容を記載しましょう。
まとめ
本記事では自己PRで調整力をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。
調整力は働く上で必要な素養ですが、伝え方によっては「主体性がない」「その場しのぎをしただけ」と良くない印象を持たれてしまう可能性があります。
せっかくの自己PRでそのようなマイナス評価をされてしまうのは非常に勿体ないため、本記事で紹介した注意点を意識し、効果的な自PRを行いましょう。
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●企業が求めている”調整力”
「率先して行動したことで課題解決に導くことができる主体的な調整力」
●自己PRで”調整力”をアピールする方法
方法(1)強みを書く
方法(2)エピソードを具体的に書く
方法(3)結果・学んだことを書く
方法(4)入社後に強みをどう活かすのかを書く
●自己PRで”調整力”をアピールする際の注意点
注意点(1)主体的に動いた内容にする
注意点(2)その場しのぎだと思われないようにする
注意点(3)調整力の言い方を変える
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