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自己PRで[主体性]をアピールする方法・注意点|例文8選を掲載

✔ 本記事のまとめ
● 自己PRを作成する際には、結論⇒エピソード⇒学んだこと⇒入社後にどう活かすのかというフレームワークを用いる。 

● 主体性をアピールする際には、協調性がない・自己中心的であると思われないように注意する。 

● 主体性と似た言葉に自主性があるが、[主体性]とは自分の意志・判断で行動しようとする姿勢のことで、[自主性]とは元々決まっていることや他人から言われたことを積極的におこなう姿勢のことを指すため、両者の違いを理解しておくと良い。

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目次

「自己PRで主体性をアピールするにはどう伝えたら良いのかな?」
「主体性を効果的にアピールするための方法を知りたい」

「そもそも主体性って何?」

このように、自己PRを作成しようと考えている就活生の中には、主体性をアピールしたいと考えているけどどう表現すれば良いかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では自己PRで主体性をアピールするためのフレームワークや注意点・例文を紹介しています。

是非本記事を参考にし、あなたらしさが伝わる自己PRを作成していきましょう。

[主体性]を理解しよう!

主体性を理解しよう!

まずは主体性とは何か?をしっかりと理解しておきましょう!

そもそも主体性とは?

そもそも[主体性]とは、自分の意志・判断で行動しようとする姿勢のことです。
具体的には、問題を解決したり、現状を改善したりするために、自ら課題や目標を設定した上で、責任を持って行動できることなどが挙げられます。

主体性と自主性の違いとは?

主体性と似ている言葉に[自主性]があります。この2つの言葉は混同しやすいため、違いを理解しておきましょう。

前述の通り、主体性とは、自分の意志・判断で行動しようとする姿勢のことを言いますが、[自主性]とは、元々決まっていることや他人から言われたことを積極的におこなう姿勢を指します。

具体的には、与えられた仕事に率先して取り組むことは[自主性]、現状の課題を自ら見つけ出し、「次はこの施策を実行する」という目標を自ら設定し責任を持って行動することは[主体性]と言えます。

まとめると、両者の違いは下記の通りです。

(1)自分で考えて起こした行動かどうか
(2)負う責任やリスクが大きいかどうか

[主体性]は目標を設定して行動することに加え、目標達成のためのリスク管理もおこなう必要性があるため、必然的に負う責任も大きくなります。

自己PRで[主体性]を用いたい場合には、上記の違いを必ず抑えておきましょう。

自己PRで企業が求めている主体性

日本経団連[企業の求める人材像]の統計によると、回答企業の約8割が主体性を挙げています。では、企業が求めている主体性とは、具体的にどのようなものでしょうか?

企業が求める主体性は大きく2つに分かれるとされています。

●環境や組織が求めるものを自ら汲み取り、実行できる力
●外部の環境や常識にとらわれず、自分の内発的な動機から、やりたいままに行動できる力

企業によってどのような主体性を求めているかは異なるため、企業のHPで事業内容や経営理念をチェックし、志望企業が求めている素養は何か調べるようにしましょう。

参照元:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

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自己PRで[主体性]をアピールする方法

自己PRを書く際は以下のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

自己PRのフレームワーク_主体性

結論(強み)

まずは、結論で自分の長所が[主体性]であることを端的に述べます。

私の強みは周囲を巻き込み、物事を良い方向に導くことができる主体性があることです。

エピソード

次に結論(強み)で伝えた[主体性]が証明できる具体的なエピソードを伝えていきます。

私が所属していた柔道部は、他大学と比較すると練習時間も限られているだけでなく、経験者も少ないという状況でしたが、何とか大会で結果を残したいという思いから、効果的な練習を実行するためにどうすべきかを模索していました。課題をチームに持ち掛け、チーム全員で話し合いの機会を設け、全員が納得のいくメニューを作成し、実行。結果、創部史上最高の成績を残すことができました。

結果・学んだこと

具体的なエピソードを通じて、自分がどのような行動を取ったのか、それによってどのような結果になり、その経験を通して何を学んだのかを伝えます。

この経験から、課題に対して率先して課題解決策を考えることの重要性、1人だけではなく、周囲を巻き込みながら解決していくことの大切さを学びました。

入社後

最後に、エピソードを通じて学んだことを活かして、入社後に自分の長所である[主体性]を用いてどのように志望企業に貢献するかを述べましょう。

入社後も今回の経験を活かし、課題や解決した方が良い点があれば率先して手を上げ効率化していくと同時に1人では解決が難しい課題に対しても周囲を巻き込み解決し、貴社の営業成績に貢献していきたいと考えています。

このような流れで自己PRを伝えることで、面接官はあなたの強みである[主体性]をしっかりとアピールすることができるでしょう。

また、「主体性があります」というよりも、「見つけた課題に対して、周囲を巻き込み課題解決に向けた行動をとることができます」といった方がよりあなたらしさが伝わる自己PRとなります。

下記に[主体性]の言い換え例を紹介しますので是非参考にしてみてください。

周囲を巻き込み、物事を良い方向に導くことができる
課題を発見した上で、その解決に尽力する課題解決能力がある
当事者意識を持って行動できる
現状をよくするために思考し、行動に移すことができる
PDCAサイクルを回すことができる
常にリスクを考慮した上で行動できる
広い視野を持って、課題解決に尽力できる
現状の問題に対してあらゆる方法でアプローチし、結果的に組織に還元することができる

自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
「選考通過できる自己PRを書くためにはどうしたら良い?」「自己PRの正しい書き方がわからない」という方に向けて、本記事では自己PRの書き方について詳しく解説しています。まだ自己PRを考えてない人も、すでに考えている人も自分の自己PRがこれで大丈夫か確認してみてください。

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自己PRで [主体性]をアピールする際の注意点

主体性をアピールする際の注意点

ここでは、自己PRで主体性をアピールする場合の注意点についてお伝えしていきます。

協調性がないと思われないように注意する

主体性があるということは前述の通り多くの企業が求める人物像の1つです。

しかしながら、[主体性]という言葉の意味をはき違えたエピソードを伝えてしまうと、相手の考えや周りの状況を理解せずに押し切るような協調性がない人と捉えられてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまい兼ねません。

主体性をアピールする際には、主体性があることをアピールしつつも、周囲の理解を得た上でおこなっている行動であること、相手の気持ちや考えにも配慮していることが伝わるような内容にするとより良いでしょう。

チーム内で目標達成を妨げる課題が生まれた際に、積極的に改善策を見つけ出し、チームメンバーにも相談しそれを実行したところ、問題解決に至りました。

自己中心的であると思われないように注意する

前述の[協調性がない]の他にも、[自己中心的である]と思われないように注意をすることも大切です。

[主体的]に行動するがあまりに、他人の意見を聞かず、自分の意思を貫き通しているのではないか、と思われてしまっては本末転倒です。

そのため前述の繰り返しとなりますが、自己中心的な行動ではなく、周囲の意見も汲み取った上で行動していることが伝わるように意識をしましょう。

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自己PRで[主体性]をアピールした例文

主体性をアピールした例文

ここでは自己PRとして主体性をアピールしている例文を文字数別に紹介していきます。自己PRを考える際に参考にしてみてください。

【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨  緑 
●エピソード⇨  青 
●結果・学んだこと⇨  ピンク  
●入社後⇨  オレンジ 

自己PRで主体性をアピールした例文(1):アルバイト

■例文1

  私の強みは課題解決に向け、自ら行動を起こせる主体性だ。   アルバイト先の回転寿司店では、廃棄金額が多い事が課題であった。そこで、お客様が食べたい寿司ネタの調査を行い、ニーズを把握した。調査結果を活かし、来店した客層に合わせたネタをレーンに流す事で、  1日約3万円だった廃棄金額が約1万円代になった。   この強みを活かし、仕事においても主体的に行動したい。 

→文字数が少ないながら、フレームワークに沿ってよく書けています。

文字数に余裕がある場合は、【寿司ネタの調査をどのように行ったか?】【なぜ廃棄金額が高い課題に対して寿司ネタの調査にしたのか?】についても記載できると、より状況が想像しやすくなります。

さらに、自分の強みを入社後にどう活かせるか、仕事内容などと絡めて具体的に書けると良いでしょう。

■例文2 

  私の強みは問題の解決に向けた主体的な行動力だ。   これは5年間継続しているスーパーでの商品補充のアルバイトで培った。アルバイト先では、毎日20品程の廃棄が出ることが問題であった。原因は、定時に商品を下げる固定化したマニュアルにあると考え、客足を見て下げる方法に変更したところ、廃棄を従来の半数まで減少できたのである。また、過去の売上や曜日、気象などの情報を元にした客足予測も行った。   結果、天候や町の行事が客足に影響すると気づき、これらの情報を参考に業務を行うことで、廃棄品が5品以上出る日は無くなったのだ。   以上の経験を活かし、仕事で問題が生じても原因を考え解決に向けて主体的に行動することで乗り越えたい。 

→「20品程度」「5品」など数字を用いて定量的に示せています。さらに、廃棄の多さという問題に対して2段階の施策でアプローチしている点も、主体性が伝わり好印象だといえます。

自己PRで主体性をアピールした例文(2):サークル

■例文1

 私の強みは周囲を巻き込み、問題解決に導けることだ。   テニスサークルにおける初心者の退会率の高さを問題視し、経験者に積極的に声をかけて協力を仰いだ。具体的には、技術面の個別サポートを増やし、初心者の技術向上に尽力した。   結果、技術向上により自信を持って活動する人が増え、昨年に比べ退会者数が5割減少した。   この経験を活かし、仕事において困難な問題に直面しても、自ら行動を起こし、周りと協力して結果を出したい。 

→短い文字数ですがよくまとまっています。

ただし、問題に対する施策において「経験者に積極的に声をかけて協力を仰いだ」とありますが、経験者を無理やり協力させたようにも捉えられてしまうため、周囲の同意があった上での行動であることを示せると良いでしょう。

■例文2

  私の強みは自分の課題を洗い出し、本気で改善を行える主体性があることだ。   一例として大学から始めたテニスを挙げる。私は福岡県大会入賞を目指して練習に励んでいた中、ラリーとサーブのフォームが改善点として挙げられた。改善のために3つの工夫を行った。1つ目はサーブの上達のためのキャッチボールの練習だ。サーブとキャッチボールは同じ肘・手首の動かし方をするため、キャッチボールの練習を続けるうちに、サーブフォームのコツを掴めた。2つ目はプロ選手の動画を見てイメージトレーニングを行い、鏡を見ながら素振りを行ったことだ。ラケットの向きや肘の使い方などを特に意識して自分のフォームを見直す機会にした。3つ目は素振りの練習を生かし、仲間とラリーの練習に取り組んだことである。このとき改善点があれば指摘してもらい、さらに練習を行うというサイクルを意識した。   結果、昨年の大会で念願の4位入賞を達成できたのである。このことから、自分の課題に真摯に向き合い、積極的に改善に努める必要性を学んだ。   以上の経験を活かし、貴社でも高い目標を目指して常に課題と解決策を考えながら行動し、ナンバーワンの営業マンになることで、貢献したい。 

→課題の工夫が順序立てて述べられており、非常に読みやすいです。

また、「ナンバーワンの営業マンになる」といった入社後の具体的な強みの発揮の仕方も述べられているため、企業にとって熱意の伝わる文面になっています。

自己PRで主体性をアピールした例文(3):体育会

■例文1

 私は目標達成のために主体的に行動ができる人間だ。   この強みは空手部の意識改革で発揮された。部全体で団体戦でのメダル獲得を目標としていたが、当時の空手部にはやる気のある部員とない部員が混在しており、やる気のある部員がつられて目標を諦めてしまうことがあった。目標達成に際し、この状況を改善する必要があると考えた。はじめに、私はやる気のない部員のモチベーションをあげるため、彼らに話を聞いたところ、練習内容への不満が原因であると分かったのである。そこで私は部員全員で話し合った上で、新しい練習メニューの作成を行い、実際に取り組んだ。   結果、彼らは練習に熱心に練習をするようになり、空手部全体に活力のある雰囲気を作ることができた。そして目標であった団体戦でのメダル獲得を達成できたのだ。   以上の経験を活かし、貴社の難易度の高いプロジェクトでも、周囲と協力しながら、主体的に行動をすることで達成していきたい。 

→目標達成のために、自分から行動を起こした経緯が分かりやすく書けています。課題に対する施策部分をもう少し具体的に書けるとさらに良い文章になるでしょう。

■例文2

  私の強みは、課題を洗い出し、その改善に積極的に取り組める主体性だ。   野球部で出場した春リーグにおいて、所属チームは出場14チームの中で最下位になり、屈辱を味わった。様々な戦略を立てて挑んだが、対戦相手は全国から有望選手が集まる強豪校ばかりで、小手先の戦略など一切通用しなかったのだ。結果私は無得点に終わり、チームに貢献できなかった。そこで自らの実力を上げる必要性があると考え、練習メニューの改善に励んだ。具体的には、長打力・盗塁技術の改善のために、打球角度を上げて外野の頭を越す打球を狙う理論を学んだり、盗塁の上手い先輩からアドバイスを頂戴したりした上で、練習の際に実践した。また、練習毎に動画を撮影して、自分の動作を客観的に分析し、改善点を次回の練習に活かすことを心掛けた。   結果、秋リーグでは大学通算第一号となるホームランを打ち、公式戦初盗塁も決めることができたのである。それがシーズン初勝利に繋がり、その勢いで2勝を挙げることにも成功した。以上の経験から、課題を見つけ出し、その改善に努める重要性を学んだ。   この強みを活かし、貴社において困難な状況に陥っても、真摯に課題と向き合い、解決に導きたい。 

→現状の課題に対して、主体的に行動をした様子が分かりやすくまとまっています。

ただし文字数に対して、「自分の強みを入社後にどう活かせるか」の記述が少ないため、もう少し具体的に書けるとより説得力の増す文章になるでしょう。

自己PRで主体性をアピールした例文(4):研究室

  私の強みは積極的に行動に移せる力があることだ。   これは、大学4年次の研究室の論文が1人1テーマ制であったことで鍛えられた。私は大会での受賞を目標に掲げていたが、周囲には単位さえ取れればよいと考える仲間が多く、教授との関わりも薄かったため、上位で戦える論文は作成できない環境にあった。そこで私は、自ら教授のもとに出向いて意見交換の時間を頂いたり、専門家にヒアリングしたりして、客観的な意見を吸収することで、自分の意見の質を高めることを意識し、それを研究に活かすようにした。   その結果、目標であった受賞を叶えられたのである。   この強みを生かし、言葉だけではなく積極的な行動で示すことにより、貴社の利益に貢献したい。 

→フォーマットに沿ってきれいに書けています。

文字数に対して、「自分の強みを入社後にどう活かせるか」の記述が少ないため、自分の希望部署などが定まっている場合はその業務内容と紐づけるなどして、具体的に書けるとより説得力の増す文章になるでしょう。

自己PRで主体性をアピールした例文(5):インターン

  私の強みは、現状改善のために行動できる主体性である。   これは、就職支援会社のインターンにて、記事執筆をする際に活かせた。当初は競合との差別化に苦戦し、その要因は読み手の意図の考慮不足にあると考えた。なぜなら、SEOの評価ばかり意識していたからである。そこで以下2点を改善策として実践した。1点目は、読み手のニーズ等を詳細にターゲットに落とし込み、記載すべき情報を想像しやすくしたことだ。2点目は、読み手が理解しやすいよう平易な言葉を用いて執筆したことだ。   結果、数多くの業界研究の記事で平均以上のPV数を獲得できた。このことから、読み手視点に立つことが有用であると客観的に分かり、「相手目線に立つ重要性」を学んだ。   この強みを貴社でも生かし、顧客に求められているものを提供し続け、貴社の利益に貢献したい。 

→改善策を1点目は~。2点目は~。と順序立てて記載できており、非常にわかりやすい文章になっています。文字数に余裕がある場合は、2点の施策の内容をより詳細に書けるとよいでしょう。

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まとめ

本記事では自己PRで主体性をアピールする際の考え方や注意点・例文を紹介してきました。

主体性は企業が求める素養の1つです。そのため多くの就活生が自己PRで主体性があることをアピールしている可能性が充分に考えられます。

本記事で紹介した内容を参考に、そもそも主体性とは何かを正しく理解した上で、志望企業が求める[主体性]と合致した自己PRを作成してみてください。

また、自己PRを作成するフレームワークを活用し、あなたらしさの伝わる自己PRを作成し、ライバルに差をつけ面接官に好印象を与え、選考を勝ち抜いていきましょう。

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