●やりたい仕事を探す際には、「自分が今できること」や「明確にやりたくないと感じること」をベースに考えてみると良いでしょう。
●やりたい仕事が見つからない時は、自己分析や企業の説明会・就活イベントなどに積極的に参加するのがおすすめです!
「やりたい仕事なんてわからない…」「わかってないと選考には受からないの…?」
このように自分のやりたいことがわからず、なんとなく就活をしている人はいませんか?
その状態のまま就活を続けてしまうと、いつまで経っても内定がもらえないということにもなりかねません。
そのため、本記事で紹介しているやりたい仕事が見つからない理由、見つけるためにすべきことを参考にし、自分のやりたい仕事とは何なのか、考えてみてください。
新卒でやりたい仕事が見つからない時の考え方
やりたい仕事が見つからないことに対して、「このままだと就職できない…」と大きな不安を感じている人もいると思います。
ここでは、「やりたい仕事が見つからない」という新卒の方に向け、現状との前向きな向き合い方・考え方を紹介します。
就職活動ではメンタルを良好に保つことも非常に重要となってきます。今感じている不安を解消し、少しでもポジティブな気持ちで就活を進められるよう、前向きな考え方を押さえておきましょう。
やりたい仕事が見つからないことは”悪いことではない”
繰り返しになりますが、「やりたい仕事が見つからない」「やりたいことが分からない」と悩む新卒の方は珍しくありません。
むしろ、やりたい仕事について悩んでいるのは、自分の将来について真剣に向き合っている証拠とも言えます。
そのため、現時点でやりたい仕事が思い浮かばず悩んでいることはごく自然なことであり、「自分はダメな人間なんだ」と自己否定することや、自信を喪失する必要はありません。
焦らず自分のペースで探していければ大丈夫
自分の気持ちに整理がつかないまま、企業を選び入社したとしても、入社後に「思っていたのと違うな…」と感じてしまい、それが原因で早期退職してしまうリスクがあります。
厚生労働省の新規学卒就職者の離職状況の調査によると、令和2年3月に大学を卒業した人の約3割以上が、入社後のミスマッチなどの理由で3年以内に退職していることがわかります。
このことからも、自分のやりたい仕事は、焦らずじっくりと時間をかけて、確実に見付けていくことが大切だといえるでしょう。
ただ、企業のエントリーなどには締め切りがあるため、やりたい仕事が見つかっていない人はなるべく早く動き出す必要があります。まずは、自己分析など今すぐ始められる方法で探してみましょう。
記事の後半では、自己分析の他にも様々な「やりたい仕事」の見つけ方を紹介しています。是非参考にしてください。
参照元:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
新卒で「やりたい仕事」が見つからない原因
新卒の方がやりたい仕事が見つからない原因として以下の4つが挙げられます。該当する項目がないかチェックしてみましょう。
自己分析が十分にできていない
新卒の方の中には、自分の長所や強みが分からず、結果的に「どの仕事にも興味がない」「自分にできる仕事がない」と感じてしまっている人がいます。
自分の好きなことや得意なこと、または苦手なことがわかっていない状態で、やりたい仕事を探すのは難しいです。
そのため少しでも自己分析が足りていないかもと思う人は、再度自己分析を行うことを強くお勧めします。例えば、過去の出来事を振り返り、得意なこと・褒められたことなど客観的な視点から書き出してみましょう。
自分をしっかりと理解することで、徐々に自分に向いている仕事・興味が持てる仕事が見つかるかもしれません。
自己分析のやり方がわからないという人は以下の記事を参考にしてみてください。
自分に自信がない
自分に自信がない人の場合、興味のある仕事を見つけたとしても「どうせ自分にはできない…」とネガティブに考え、諦めてしまうケースがあります。
しかし、「自信を持つ」というのは決して簡単なことではなく、持てと言われたからといってすぐ持てるようになるものでもありません。
自分に自信を持つためには一歩ずつステップを踏んでいくことが大事です。
まずは、なぜ自分は自信がないのか、理由を考えてみてください。なんとなくでは改善のしようがないので、理由を明確にしてからそれに合った対策を行っていきましょう。
自信が持てないという人は以下の記事で特徴や対策を紹介しているので、参考にしてみてください。
周りの目が気になる
就活生の中には、周りの目を気にしすぎてしまうあまり、興味がある仕事を見つけたとしても「この企業名は聞いたことがないな…」となかなか応募に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
確かに、誰もが名前を知っているような大手企業はネームバリューもあり魅力的です。しかし、それだけの理由で希望してしまうのは非常に危険です。
なぜなら、例え入社できたとしても、働いていくうちに「思っていたのと違った…」「自分に合っていなかった…」と感じ、早期離職してしまう可能性があるからです。
大手企業にこだわるのではなく、あなたの特性が活かせる企業、あなたが働きやすい環境がある企業を見つけるようにしましょう。
どんな仕事があるかわかっていない
そもそも世の中にどんな仕事があるのかわかっていないという人もいると思います。この状態ではやりたい仕事を見つけるのは不可能です。
そのため、このタイプの人はまず世の中にどんな仕事があるのか調べるところから始めましょう。
ちなみに、業界はおおよそ以下の5つに分類することができます。
まずはこの5つの中でどの仕事に興味があるか考えてみてください。興味のあるものを見つけたら、その仕事の中でもどの業界に関心を持っているのか考えてみましょう。
業界研究の詳しい進め方が知りたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【今すぐできる編】やりたい仕事を見つける方法
次に、やりたい仕事を見つけるためにすべきことを【今すぐできる編】と【参加してみよう編】に分けて紹介していきます。
【今すぐできる編】では、自己分析を中心に、今すぐに始められる見つけ方を紹介していきます。その中で自分に合ってるものを見つけ、試してみてください。
①‟やりたくないこと”を考えてみる
やりたいことは分からないけど、やりたくないことならわかるという人もいるのではないでしょうか。
例えば「営業は嫌だ」「ずっとデスクワークは嫌だ」など、視点を変えて嫌なことを考えてみてください。
仕事面で考えるのが難しい場合は、「人と話すのが苦手」「細かい作業が苦手」など、性格面から考えるのもアリです。
やりたくないことが明確になれば、あとはそれが当てはまらない仕事を探すのみです。やりたいことがわからないという人はこのように消去法で見つけていくのも一つの手と言えるでしょう。
②できること・得意なを考える
できること・得意なことから考えるという方法もあります。やりたいことを見つけるのは難しいですが、自分の得意なことなら簡単に答えられるのではないでしょうか?
もし得意なことがわからないという人は、今まで人に褒められたことを思い出してみてください。それがあなたの強みになります。
それも思い出せないという人は、自分のことをよく知っている家族や友人にあなたの強みは何か聞いてみてください。
そうすれば必ず自分のできること・得意なことは見つかるはずです。
③どんな仕事があるのか調べる
上述しましたが、就活生の中には「そもそもどんな仕事があるかわかっていない」という理由から、やりたい仕事が見つからないという人もいます。
現代には非常に多くの業界・職種が存在しており、その業務内容も多岐に渡るため、まずは世の中に存在する仕事について一通り調べてみるというのも有効な手段です。
「業界や職種が多すぎて何から探していいか分からない」という人は、以下の分類を基に、興味のある順番で調べてみましょう。探しているうちに、自分が知らなかった業界や興味のある業務があるかもしれません。
以下のリンク先では各業界の業界研究記事を数多く掲載しています。効率よく業界研究をしたい人は是非活用してみてください。
④過去の経験で熱中したことを振り返る
やりたい仕事が見つからない時は、過去に何か熱中したことがないか振り返ってみるのも一つの方法です。例えば、以下のような熱中した出来事を挙げます。
✓文化祭準備期間中クラスのみんなと放課後毎日のように残って準備した
✓修学旅行の実行委員でどうしたらみんなの記憶に残る良い修学旅行になるか考えた
それぞれを仕事面で考えてみると、こう読み解くことができるのではないでしょうか。
✓テストの順位を上げるために毎日復習をするようにしたら順位を100位以上あげることができた
⇨努力の成果がはっきりと目に見えることにやりがいを感じるのではないか?
✓文化祭準備期間中クラスのみんなと放課後毎日のように残って準備した
⇨他者と協力して何かを創り上げることにやりがいを感じるのではないか?
✓修学旅行の実行委員でどうしたらみんなの記憶に残る良い修学旅行になるか考えた
⇨人の思い出に直接携われることにやりがいを感じるのではないか?
このような過去に熱中したことを振り返ることによって、自分に合っている仕事が見つかるかもしれません。
⑤挑戦してみたいことを考える
やりたいことがわからない場合は、漠然と思い描いている将来の夢や、挑戦してみたいことを考えてみるのも1つです。
将来的に身につけたいスキルなどでも大丈夫です。
例えば、「英語をスラスラ話せるようになりたい」と思っているのであれば、外資系の企業に挑戦してみるなどの道が考えられます。
このように、自分が将来なりたい姿を想像し、そこから逆算することで今すべきことが見えてくる場合があります。
【参加してみよう編】やりたい仕事を見つける方法
【参加してみよう編】では、企業説明会や就活イベントへの参加など、「積極的に行動してやりたい仕事を探す方法」を紹介していきます。
①企業説明会に参加する
自己分析をもとに気になる企業が見つかった際には、実際にその企業で働いている社員さんからお話を聞ける「企業説明会」に参加してみましょう。
また、社員の方に直接質問する機会がある人は、「この企業を選んだ決め手は何ですか?」「入社前と入社後でギャップに感じたことはありますか?」などを質問してみることをお勧めします。
企業説明会よりも、よりリアルかつ詳しいお話を聞くことができるでしょう。
また、企業の説明会に参加することには「人事の方に顔を覚えてもらえる」というメリットがあります。
やりたい仕事が見つからない人は、一つでも多くの企業説明会に参加し、いろいろな人の話を沢山聞くようにしましょう。
②大規模な就活イベントなどに参加する
「業界が多すぎて絞れない」という人には、全国各地で行われている大規模な就活イベントに参加してみるのをお勧めします。
様々な業界・企業を目にすることで、「そんな業界もあるんだ」と視野を広げることもできるでしょう。
代表的なものとして、マイナビが主催している「業界研究EXPO」などがあります。このイベントでは、大きな会場で様々な企業がブースを出し、参加者は自分が興味がある企業説明会に参加できるというイベントです。
一度にいくつもの企業の説明会に参加できるため、やりたい仕事が見つからず「とにかく一つでも多くの説明会に参加したい!」と考えている人にはピッタリのイベントとなっています。
③インターンシップに参加する
実際に業務の一部を体験できるインターンシップは、やりたい仕事を見つけるのにとても有効な方法です。
業界や企業、業務についての理解を深められるだけではなく、入社後の「自分が働く姿」をイメージしやすくなります。
実際に業務を体験してみることで、「思っていたのと違った…」という入社後のミスマッチも防ぐことができるでしょう。
また、実際の職場で働いている社員の方と話すことにより、会社の雰囲気をより身近に感じることができます。
④就活エージェントを活用してみる
「やりたい仕事が見つからない」と悩んでいる場合は、就活エージェントのサービスを活用し、プロと一緒に就活をしてみるのも良いでしょう。
就活エージェントでは、就活のプロである専任アドバイザーが就活生の抱えている問題や不安を把握し、各々に合ったサポートを提供してくれます。
また、客観的な視点からのアドバイスや、その人の適正や希望に合った企業の求人も紹介してもらえます。
そのため一人で就活をすることに不安がある人は、ぜひ利用してみてください。
以下の記事では「就職エージェントを利用するメリット」などを紹介しているため、少しでも興味のある人は是非参考にしてください。
まとめ
本記事では、新卒で「やりたい仕事が見つからない」原因や探し方などをいくつか紹介してきました。
やりたい仕事が分からないのは、悪いことでも珍しいことでもありません。むしろ最初から明確になっている就活生の方が少ないのではないでしょうか。
そのため、やりたい仕事がないからといって必要以上に焦る必要はありません。
ただ、わかっていない状態のまま就活をうまく進めていくのは難しいのも事実です。自分の「やりたい仕事」が見つからない人は、本記事で紹介した方法を参考にし、自分なりのペースで探してみてください。
✔就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
- 「やりたい仕事が見つからない…」
- 「自分に合った仕事が分からない…」
- 「就活の悩みを聞いてほしい…」
このように悩んでいる方は、是非「就職エージェントneo」をご活用ください。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーによる個別面談を通して、あなたの就活状況や適性を把握することから始まります。そのため、あなたに合ったアドバイスや希望・適正に合った企業の求人情報のご紹介が可能です。
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