●インターンで質問すべきタイミングは『インターン業務の合間』『インターン終了後』『座談会』が良い。
●インターンでは『条件面に関する質問』や『調べればわかる内容』を質問するのは避けた方が良い。
「インターンではどんな質問をすれば良いの…?」と不安を感じている人に向けて、本記事ではインターンで使える質問50例を紹介しています。
また「インターンでは絶対に質問しないといけないの?」という疑問を持っている人に向けて、質問するメリットも紹介しているので、悩んでいる人は参考にしてみてください。
インターンで質問すべき理由とは?
「インターンでは積極的に質問した方が良いって聞いたことあるけど何で?」このような疑問を感じている就活生に向けて、まずはインターンで質問すべき理由を4つ紹介します。
社員の生の声を聞ける
企業説明会やホームページを活用した情報収集だけでは、その企業のリアルな情報を得ることは難しいです。
しかし、インターンで実際に志望企業で働いている社員さんに話を聞くことができれば、ネット上にはない、よりリアルな情報を得ることができるかもしれません。
また、直接コミュニケーションを取ることで、仕事への疑問や不安をその場ですぐ解決できるということもメリットの1つです。
志望度をアピールできる
インターンで積極的に質問をすることで、志望度の高さをアピールすることができます。
なぜなら、積極的に質問をするということはその企業に対して興味があると評価されるためです。
25卒から採用直結型インターンが開始されたこともあり、インターンでの評価が本選考に大きく影響することが考えられます。
そのためインターンでは積極的に質問し、志望度の高さをアピールしましょう。
社員との接点を作ることができる
インターン中に企業の人とたくさん話しておくことで社員さんと接点を持つことができます。
社員さんとの接点ができれば、選考に関する質問がしやすくなるだけでなく、非公開の説明会を教えてもらえたり、他の社員を紹介してもらえたりと、就活に有利なことを教えてもらえる可能性もあるでしょう。
また実際に働いている社員さんと直接話せるのは貴重な機会であるため、インターンの場をうまく活用し積極的にコミュニケーションを取りましょう。
自分に合う企業かどうかの判断軸になる
就活では『自分にマッチしている企業を探すこと』が最も大切です。
つまり、自分の就活軸と企業の情報を照らし合わせ、自分に適性はあるのか、社風や社内環境は自分にとって苦しいものではないかを確認する必要があるということです。
インターンでは、志望企業に対する疑問や不安を直接社員さんに確認することができるため、本選考を受ける前に自分の軸に合っているか、受けるべきかどうかを判断することができるでしょう。
インターンで質問すべきタイミングは?
「インターンで質問した方が良いというのはわかったけど、いつ質問できるの?決まったタイミングとかあるの?」という就活生に向けて、インターンで質問すべきタイミングを3つ紹介します。
インターン業務の合間
インターンで質問すべきタイミングの1つ目は[インターン業務の合間]です。
業務後のちょっとした空き時間や休憩時間など、社員さんに話しかけられるタイミングがあれば質問してみましょう。
しかし休憩時間はあくまでも社員さんも休憩する時間であるため、今質問しても良いか許可を取ってから質問するようにしてください。
インターン終了後
インターンで質問すべきタイミングの2つ目は[インターン終了後]です。
インターン中に質問する時間がなかったという場合は、インターン終了後に社員さんに話しかけてみましょう。企業に対する疑問や不安はできるだけ早く解消した方が良いです。
しかしインターンが終了しても、社員さんの仕事は終わりではありません。そのため、インターン終了後に質問する際はタイミングを見極め、許可を得てから質問すると良いでしょう。
座談会
インターンで質問すべきタイミングの3つ目は[座談会]です。インターンによって、座談会の時間が設けられている場合があります。
座談会とは、企業で働いている社員と直接交流できる場であり、雰囲気は説明会よりもカジュアルで、比較的質問しやすい雰囲気であると言えるでしょう。
座談会で質問をする際に大切なことは『社員さんに合った質問をする』ということです。
例えば、営業職の社員さんに企業の経営について質問しても、納得できる回答を得られる可能性は低いでしょう。それよりも、営業職に関する質問をした方がより効果的な時間となるはずです。
以下記事では、座談会で質問すべき質問を[年次別]と[職種別]に分けて紹介しています。これからインターンに参加する就活生は参考にしてみてください。
インターンで聞く質問内容を考える方法
ここでは、インターンで聞く質問の考え方を紹介します。以下で紹介する内容をしっかりと実践し、効果的な質問を考えましょう。
業界・企業研究
業界に対してある程度の知識や情報がないと、質問内容を考えるのは難しいでしょう。そのため、質問を考える際はまず業界・企業研究をおこないます。
また、業界・企業研究で得た情報をもとに質問することができれば、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。
なぜなら、企業は[自社について調べてきている=志望度が高い]と判断する傾向にあるためです。
業界研究をおこなう際は以下の流れに沿っておこなってみてください。
(2)業界のビジネスモデルを知る
(3)志望業界の将来性、安定性を知る
(4)興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ
詳しいやり方については以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください。
自己分析
質問を考える際は業界や企業に関する知識をつけておく必要があるとお伝えしましたが、自分についても明確に把握しておくことでスムーズに質問内容を考えることができます。
例えば、あなたの就活の軸が明確になっていれば、「私は就活をする上で○○という軸を持っており、御社の○○事業に魅力を感じています。△△さんが○○事業の業務をおこなっている中で最もやりがいに感じたことを教えてください。」といったかたちで質問をすることができます。
自己分析のやり方がわからないという就活生は以下の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてみてください。
インターンで使える!質問例50選
ここではインターンで使える質問例を50個紹介します。
質問が浮かばないという就活生は是非参考にしてみてください。
経営戦略に関する質問
- 御社の強み、弱みを教えてください
- 5年後、10年後に描いているビジョンを教えてください
- 御社が今、不足しているまたは、課題に感じていることはなんですか?
- 今後注力していきたい事業を教えてください
仕事内容に関する質問
- 今担当している仕事は会社にとって、どのような役割を果たしていますか?
- どんな顧客を対象に、何人くらいのチームで仕事していますか?
- 今の目標を教えてください。またそれを達成するために頑張っていることを教えてください
- 仕事をしていて、楽しいと思ったことやつらいと思ったことを教えてください
- だいたいの1日の仕事の流れを教えてください
- 仕事で最もやりがいを感じるのはどのような時ですか?
- 御社における、クライアントに対する姿勢について教えてください
- 今までの中で最も達成感を感じたエピソードを教えてください
必要な能力、キャリアパスに関する質問
- 働く上でどんな能力が必要ですか?
- 御社で評価されている人はどのような人ですか?
- 〇〇という事業に興味があるのですが、配属はどのように決まりますか?
- 御社で働く際に最も大切にすべきことを教えてください
- 新入社員の間にやっておくべきことはありますか?
- 若手社員に求めることや、今後こうなってほしいというイメージがあれば教えてください
- 〇〇について学ぼうと思ってるのですが、このスキルは御社の役に立ちますか?
- 〇〇という役職にあこがれているのですが、通常何年ぐらいかかりますか?
社風に関する質問
- 休日でも仕事仲間と過ごすことはありますか?
- 社内でよく使われている言葉を教えてください
- 社員の方はどのような人が多いですか?
- 社員の方同士で飲みに行くことはありますか?
- 上司の方や先輩方に質問させていただける環境はありますか?
- 他部署との交流はありますか?
- 御社は〇〇という社風と伺いましたが、どう思われますか?
- 御社には部署や事業部によって、組織風土などに違いはありますか?
- 社員同士が自発的に教え合うような風土はありますか
- 社内では、上司の方をどのように呼んでいますか?
志望度をアピールする質問
- (志望している部署の)仕事内容について、詳しく教えてください
- 入社までにさらに勉強をしておくことはありますか?
- 御社の〇〇という商品に憧れているのですが、その商品に携わることは可能ですか?
- 御社の〇〇に強い興味があるのですが、どのような経緯で開発されたのか教えてください
- 入社までに〇〇以外で勉強しておくことはありますか?
- 社員教育に力を入れているとお聞きしましたが、独自の研修などはありますか?
- 若手社員の方が、最初につまずくのはどんな場面が多いですか?
- 入社後は責任あるポジションを目指したいと考えています。御社の評価制度・昇進制度について教えてください
自己PRできる質問
- 私は根気強い性格ですが、どのような資質が必要ですか?
- 異なる価値観でも受け入れられる性格ですが、配属先の雰囲気を教えてください
- 〇〇の資格を持っていますが、御社の仕事で活かすことはできますか?
- 大学時代は100人以上の部員がいる部活動で部長として全体を統括していました。御社では若手でもこうした経験が活かせるチャンスはありますか?
- 学生時代の留学経験を活かしたいと考えていますが、若手のうちから語学をいかす機会はありますか?
面接官個人に関する質問
- 〇〇さんはなぜ御社へ入社したのですか?
- 〇〇さんが入社前後に感じたギャップはありますか?
- 今の目標と、それを達成するためにどのような取り組みをしているか教えてください
- 〇〇さんの働く上でのこだわりを教えてください
- 〇〇さんが若手の時にぶつかった壁を教えてください
- これまでで最もやりがいを感じられた瞬間を教えてください
- 〇〇さんが御社で最も魅力を感じているところはどこですか
インターンでは避けた方が良い質問例
ここでは、インターンでは避けた方が良い質問内容を2つ紹介します。マイナスな印象を与えないためにも、事前にチェックしておきましょう。
条件面に関する質問
条件面の質問というのは給与や待遇、福利厚生などに関する質問のことを指します。
条件に関する質問をすること自体がNGなわけではありませんが、質問内容が条件面ばかりだと「この学生は条件面のことばっかりだな…」「うちの仕事内容というより待遇にしか興味がなさそう…」とマイナスな印象を持たれてしまいます。
企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を探しているため、仕事への熱量が少ないと判断されてしまうと選考を通過することは難しくなってしまうでしょう。
条件面に関する質問をするのであれば、志望度をアピールできるような質問も一緒にすることをオススメします。
調べればわかる内容
自分で調べればすぐにわかる情報をインターンの場で質問するのは避けた方が良いです。
そのような質問をしてしまうと「この学生はうちの企業について何も調べてきてないのか…?志望度は低そうだな…」と思われてしまう可能性があります。
せっかくインターンに参加しても、マイナスなイメージを持たれてしまったり、インターネットでもわかるような情報しか得られず終わってしまっては非常に勿体ないです。
貴重な機会を有効活用するためにも、インターンでしか聞けない、実際に働いている社員さんだからこそ聞ける質問をするように心がけましょう。
インターンで質問する際のコツ6選
ここでは、インターンで質問する際のコツを5つ紹介します。
何に気を付けて質問すれば良いかわからないという就活生は参考にしてみてください。
邪魔にならないタイミングで声をかける
質問をする際は邪魔にならないタイミングを見計らって質問しましょう。
インターン当日スムーズに質問をするためには、事前に質問内容を社員さんにメールしておくという手もあります。
他にも予め質問時間のアポをとっておくのも効果的です。
インターンのプログラムの最後に質問タイムが設けられている場合もありますが、そこで聞ける質問は1つか2つなどと限られています。
色々な質問がしたいという方は個別の質問タイムを取ってもらえるよう事前に頼んでおくと良いでしょう。
丁寧な言葉遣いを意識する
質問をする際は丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
せっかく積極的に質問をしても、質問態度が悪いと逆にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあります。
そのため質問する前に正しい敬語表現を身に着けておきましょう。
尊敬語:相手に対して敬う気持ちを表す敬語です。主に目上の方が主体になる時に使います。
謙譲語:へりくだった言い方で相手への敬意を表す敬語です。主に自分を下げて相手を立てる時に使います。
答えにくい質問は避ける
社員さんが答えにくい質問は避けるようにしてください。
答えにくい質問とは漠然とした質問や、その社員さんが専門外とする分野についての質問などが挙げられます。
社員だからといって何でもわかるわけではありません。直接質問できる機会はとても貴重であるため、その人だからこそ聞ける話を質問してみると良いでしょう。
情報を整理してから質問する
質問したいことが多い場合は、事前に整理してから質問するようにしましょう。
自分の中でしっかりと整っていない状態で質問してしまうと、質問を受ける側の社員さんも何からどう答えれば良いのか困ってしまいます。
そのため、質問をする前に「いくつか質問させていただきたいのですがよろしいでしょうか?」「お聞きしたいことが2点あります」などと、今から複数の質問をすることを伝え、内容の順序を整理した上で質問するようにしてください。
事前に調べた内容をもとに仮説を立てる
インターンで質問する際は、ただ疑問に感じたことをそのまま尋ねるのではなく、企業のホームページなどから得られる情報をもとに自分なりの仮説を立てた上で質問することをオススメします。
簡単にいうと『自分の意見を持った上で質問する』ということです。
例えば「〇〇について私はこのように思っています。御社の考えをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。」など、自分の意見を伝えた上で、質問します。
そうすることで、ただ「〇〇についてどう思いますか?」と聞くよりも、「この学生は自分の意見をちゃんと持ってる人だな」と効果的なアピールをすることができるでしょう。
質問の意図を伝えた上で質問する
質問する際は、意図をしっかりと伝えた上で質問できると、誤解を招いたり、マイナスな印象を与えたりするリスクを減らすことができます。
例えば「残業時間はどのくらいでしょうか?」とそのまま聞くのではなく、「私は何事においても効率を重視する性格で仕事量や締め切りに応じてどの程度の残業が必要になるのかを理解することで、御社で働く際にも時間管理を徹底したいと思っています。そのため残業時間がどれくらいあるのかお聞きしたいです。」と質問をするイメージです。
このように質問することで、あなたがどういう意図でその質問をしているのか、認識の齟齬なく伝えることができるでしょう。
インターンで好印象を与える話の聞き方
インターンで質問をする際は、聞く態度にも注意しましょう。自分はちゃんと聞いているつもりでも、意外と相手にはその姿勢が伝わっていないこともあります。
ちゃんと聞いているとアピールするためにも以下の4点を意識してみてください。
相手の目を見て聞く
話を聞く際は、話している人の目をしっかりと見ながら聞きます。相手の目を見るということは話を聞いているという意思表示でもあります。
その際は表情にも気をつけてください。
ずっと真顔で聞いていると「つまらないのかな…?」と話している人も不安になってしまうため、少し口角を上げながら話を聞くようにしましょう。
うなずく・あいづちを打つ
話を聞く際は相手の目を見て口角を上げると上述しましたが、それに加えうなずいたり、相槌を打ったりしながら聞くと良いでしょう。
うなづくことも話を聞いているというアピールになります。相手が話しやすい空気感を作るよう心がけてください。
相手の発言を遮らない
相手の話を遮ってしまうのはとても失礼な行為です。遮ってしまうと「人の話を聞くのが苦手な人なのかな?」と思われてしまう可能性があります。
話を遮ってプラスになることはないため避けるようにしてください。
メモを取る
話してくれた内容を全て暗記するのは不可能です。大事な情報を忘れないようにするためにも、メモを取るようにしてください。
メモを取る際は「メモを取ってもよろしいでしょうか?」とひと言伝えるようにしましょう。
まとめ
本記事ではインターンで聞くべき質問内容や注意点などについて紹介してきました。
再三お伝えしていますが、インターンで社員さんに質問をする際は、その人だからこそ聞ける質問をするようにしましょう。
せっかくの機会を無駄にしないためにも、事前にしっかりと質問する内容を決めておくようにしてください。
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- 「インターンで質問ってした方が良いの?」
- 「何を質問したら良いかわからない…」
- 「評価される質問とかってあるのかな?」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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