「アピールできることが何もない…」「内定なんてもらえないよ…」
自分に自信がないことから、このような不安を感じてしまっている就活生も少なくないと思います。
初めてのことで自信を持てない気持ちもわかりますが、面接官に自信の無さが伝わってしまうと頼りない印象を持たれてしまう可能性があるため、注意が必要です。
本記事では、就活に自信がない人の特徴や自信をつけるために今すぐすべきこと、選考対策の仕方について紹介していきます。
企業が就活生に求めているもの
マイナビの企業新卒採用予定調査によると、選考時に重視する力を「社会人基礎力」の12要素で聞いたところ、以下のような結果になったそうです。
最も多いのが主体性で、実行力、柔軟性、傾聴力と続いています。
「社会人基礎力」の中で選考時に重視する割合

今の時点でこの能力がないと絶対にダメということではありません。企業は入社後にこれらの能力を発揮できる可能性があるか、ポテンシャルをチェックしています。
ただ、どの企業もこの能力を求めているとは限りません。もちろん企業ごとに求められる能力や素養は異なります。
企業によってはどのような人材を求めているのかについてHPなどで公開している場合もあるため、企業のHPや採用ページは必ずチェックしましょう。
参照元:マイナビ 2023年卒 企業新卒採用予定調査就活に自信がない人の特徴
「企業が就活生に求めているものはわかったけど、自分には何もない…」と自信を持てていない就活生もいると思います。
自信を持つためにはまずは自信が持てない人の特徴を知って、自分がどのタイプなのかを把握することが大切です。
そのためここでは、自信を持てていない人の特徴を紹介していきます。
就活に自信がない人の特徴(1):緊張しやすい
これは就活生の中でも多い特徴なのではないでしょうか。程よい緊張感は大事ですが、緊張のしすぎはあまり良くありません。
緊張しやすい人の特徴として「上手くやらないと」というプレッシャーを自分自身にかけすぎてしまっているということが挙げられます。
また真面目で責任感の強い人ほど、緊張しやすいとも言われています。
緊張しすぎてしまうと本来の自分の力が発揮できなかったりと良い結果が出せない可能性があります。
そのため、緊張しやすいという人はぜひ以下の対処法を試してみて、自分に合うものを探してみてください。
■深呼吸をする
緊張してる時は無意識に、浅く早い呼吸になってることが多いです。
これはあまり良い状態ではなく、場合によってはさらに不安やストレスの悪循環を引き起こしてしまうことがあります。
しかし意識的にゆっくり呼吸をすることで心を落ちつかせ、悪循環から抜け出すことができるため、深呼吸の仕方を知っておきましょう。
(2)両手を下腹部にあて、口から息を吐ききる
(3)鼻からゆっくりと息を吸う
(4)口からゆっくり息を吐き出す
これを5回ほど繰り返しましょう。
■水を飲む
水には自律神経を整える働きがあると言われています。
自律神経を整えることで緊張を抑えることができるため、緊張している時は一口でも良いので水を飲んでみてください。
■首・肩・背中のこりをほぐす
緊張している際は無意識に身体に力が入っており、筋肉も緊張状態になっています。
そのため、緊張しているなと感じた際は弛緩法を行い、筋肉の緊張状態を解消させてあげましょう。
弛緩法とは、身体の各パーツに筋肉を意識的に緊張させたあと、力を抜いて緩めるという方法です。具体的なやり方は以下になります。
(1)両腕を前に伸ばす
(2)手のひらを上にして10秒間親指を握る
(3)手のひらをゆっくり広げ、膝の上において力を抜く(※15~20秒間)
両腕:
(1)力こぶを作るように腕を曲げる
(2)脇を締めて10秒間力を入れる
(3)力を抜く(※15~20秒間)
背中:
(1)力こぶを作るように腕を曲げる
(2)そのまま腕を外に広げ、肩甲骨を引きつける(※10秒間)
(3)力を抜く(※15~20秒間)
肩:
(1)両肩をできるだけ耳に近づけるように上げ、その状態で10秒間力を入れる
(2)力を抜く(※15~20秒間)
首:
(1)右側に首をひねり、10秒間力を入れる
(2)力を抜く(※15~20秒間)
(3)左側も同様に
顔:
(1)目と口をぎゅっとつぶる
(2)奥歯を噛み締め顔全体を顔の中心に集める意識で10秒間顔に力を入れる
(3)口を開け顔の力を抜く(※15~20秒間)
お腹:
(1)お腹に手をあて、お腹をへこませる
(2)手を押すようにお腹に10秒間力を入れる
(3)力を抜く(※15~20秒間)
足:
(1)両足を伸ばす
(2)つま先を上に曲げて、10秒間すねに力を入れる
(3)力を抜く(※15~20秒間)
場所によってできないものもあると思うので、できるパーツだけを行っても問題ありません。
■気持ちを楽にさせる
上述しましたが緊張してしまう人の多くは「上手くやらないと…!」と自分を追い込みすぎてしまうことが原因だと言われています。
そのため緊張しやすいという人は自分に過度のプレッシャーをかけるのではなく「自分にできる精一杯をやろう!」「失敗してもいいや!」と気持ちを楽にさせると良いと思います。
気持ちを楽にさせるのはとても難しいことだと思いますが、できるだけ自分に厳しくしすぎず「ここで失敗しても大したことないし、人生なんとでもなる!」くらいの気持ちで挑んでみてください。
実際就活で失敗してしまったとしても、何度でもやり直せますし、何とでもなります。そのため自分を追い込みすぎず、ポジティブな気持ちで就活を行いましょう。
就活に自信がない人の特徴(2):マイナス思考
自信がない人は「自分なんてどうせ受からないよ…」と何でもマイナス思考に考えてしまいがちです。
マイナス思考だと物事を自らどんどん悪い方へと受け取ってしまうため、何かに挑戦する際も悪いことばかり想像して前向きな気持ちで臨めないという人も多いでしょう。
就活でも同様で「どうせ落ちる」「絶対うまくいかない」などネガティブなことばかり考えていたら、うまくいくものもうまくいきません。
企業側もプラス思考で仕事に向き合える人とネガティブな人ではどちらを採用したいかは明白だと思います。
少しずつでも良いのでプラス思考で考えられるように自分を変える努力をしていきましょう。
プラス思考で考えるためには自分のどこか駄目なのか、どこに自信の無さを感じているのかを把握する必要があるため自分について見つめ直すことが必要です。
就活に自信がない人の特徴(3):周りと比べてしまう
これは周りと自分を比べてすぐ優劣をつけてしまうタイプの人が多いのではないでしょうか。
「何であの人は選考通過できてるのに、私はできないの…」など、周りの友達の選考状況を聞いて、このような考えに陥ってしまうというのはあるあるだと思います。
周りと比べて「自分も頑張らなきゃ!」となる人なら良いのですが、つらい気持ちになってしまう人は周りと比べるのは辞めた方が良いです。
どうしても人と比べてしまうという人は、その後に過去の自分と比較し「あの時から自分はこう変われた!」「こういうところが成長できた!」と今の自分を褒めてあげるようにしてみてください。
そうすることで「あの子もすごいけど、私も〇〇が~~に成長した」と自分を認め、前向きに何事にも取り組めると思います。
就活に自信がない人の特徴(4):準備不足
シンプルに就活に対する準備不足が原因で自信が持てない人もいると思います。
就活以外でも、例えば部活の大会前にあまり練習ができていない状態だったら「勝てないかも…」と自信をなくしてしまいますよね。
就活も同じです。選考前にしっかりと準備をしていなければ「どんな質問されるんだろう…ちゃんと答えられるかな…」と不安な気持ちになってしまうでしょう。
しかし事前にしっかりと準備を行っていれば「こんな質問をされたら、こう答えよう」と頭の中で前向きなイメージトレーニングをすることができます。
準備不足からくる自信の無さは、選考前にしっかりと準備を整えることで対策できるため自信をつけたいという人はすぐに準備に取り掛かってください。
就活に自信がない人の特徴(5):学歴にコンプレックスがある
学歴にコンプレックスを持っている方も少なくないのではないでしょうか。しかし学歴を気にしても変えることはできないため、今からでも変えられるところを変える努力をしましょう。
例えば、志望動機や自己PRを再度見直してみる、面接での頻出質問の回答を深堀りしていくなど、選考突破できるような対策を行ってみてください。
ちなみに、企業は学業成績をどの程度考慮するかはマイナビの企業新卒採用予定調査によると「重視する=2.4%」「ある程度考慮する=45.7%」「あまり考慮しない=42.8%」「まったく考慮しない=9.1%」という結果でした。
たしかに学歴を考慮する企業もありますが、あまり考慮しない企業も40%以上あるため、そこまで学歴にコンプレックスを感じなくても大丈夫なのではないでしょうか。
参照元:マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査就活に自信がない人の特徴(6):複数企業の選考に落ちている
すでに複数企業の選考に落ちてしまっていて自信がなくなってしまったという人も多いと思います。
「頑張っているのに全然選考に通らない…」という人はもしかしたら何か改善点があるかもしれません。
そのため、全然選考に通らないという方は、どの段階で落ちることが多いのか、自分の就活を見つめ直してみてください。
自信がないのは伝わる?
自信の無さは思っている以上に相手に伝わるものです。
自信がない人は無意識のうちに態度に出てしまっていることが多く、人によりますが自信がない人には以下のような特徴があります。
✓ 声が小さい
✓ 背筋が丸い
✓ 言葉が詰まってしまう
✓ 目線が下になっている
✓ 面接官と目が合わない
自信がないと「プレッシャーに弱い」「メンタルが弱い」とマイナスな印象をもたれる可能性があります。
企業側は就活を通して自社で活躍してくれる人材を探しているため「ハキハキしていて自信を持っている就活生」と「オドオドしていて頼りなさそうな就活生」では、圧倒的に前者の「ハキハキしていて自信を持っている就活生」を選びますよね。
そのため自分にあまり自信がないという方も「ハキハキ話す」「背筋を伸ばす」「笑顔」最低限この3つを心がけて就活に取り組むようにしてください。
就活に自信がない人がすべきこと
就活に自信がなく、少しでも不安を感じている人は以下で紹介している4点の中で自分に合っているものを試してみてください。
就活に自信がない人がすべきこと(1):場数を踏む
就活では場数を踏むことが大切であり、場数を踏むには志望企業を狭めすぎないというのがポイントです。
たくさんの企業の選考を受けることで、本番の面接経験を積むことができるため、面接に慣れることができるでしょう。
就活に自信がない人がすべきこと(2):誰かに相談する
自分に自信がないという就活生は誰かに相談してみるのも一つの手です。
相談する相手は友達でもいいですし、エージェントを活用してみるのも良いでしょう。
第三者に相談することで自分のことを客観的に見ることができるため、自分に自信が持てないという人は他の人からの意見や評価などを聞き、再度自分について振り返ってみてください。
就活に自信がない人がすべきこと(3):自己分析を行う
就活に自信がない就活生は自分の良いところに気づけていない、本当の自分について理解できていないという可能性があります。
そのため、まずは自己分析を行い自分について見つめ直してみましょう。
自己分析と言っても様々なやり方があるため、自分に合うやり方を見つけることが大事です。
以下記事で自己分析のやり方を5つ紹介しているので、参考にしてみてください。
就活に自信がない人がすべきこと(4):書類選考の対策を行う
ここでは書類選考の対策として、志望動機、自己PR、ガクチカのフレームワークを紹介していきます。
それぞれの書き方の詳細が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
・志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~
・企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
・評価される「ガクチカ」の書き方を解説|見直しに役立つ”チェック表”つき
就活に自信がない人がすべきこと(5):面接練習をする
自分に自信があるなしは関係なく、面接前は必ず面接の練習をしましょう。
ここではオススメの面接の練習方法について紹介していきます。
面接練習の詳細については、以下の記事を参考にしてみてください。
また、面接の練習を行う際は評価基準を知っておいた方がより効果的な練習を行うことができます。
そのため面接に臨む前にまずは評価基準について学んでおきましょう。
面接の評価基準は以下3点です。
✓企業の理解度が高いか、自社で活かせるスキルがあるか
✓価値観が合うかどうか
また、面接でよく聞かれる質問も紹介しますので、事前に回答を準備しておきましょう。
★長所を教えてください
★短所を教えてください
★どんな人と言われますか?
★苦手な人はどんな人ですか?
★尊敬する人を教えてください
★趣味を教えてください
★特技を教えてください
★座右の銘は何ですか?
★ストレス発散方法はありますか?
★自己紹介をお願いします
★あなたを動物・モノに例えると?
★リーダーシップをとった経験はありますか?
★休み日はどうやって過ごしますか?
★自分のキャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください
★あなたの大切にしている言葉を教えてください
★あなたにとって仕事とは何ですか?
★仕事で大切だろ思うことは何ですか?
★仕事のやりがいは何だと思いますか?
★企業選びの軸を教えてください
★卒業論文のテーマは何ですか?
★なぜ留年したのですか?
★最も得意であった授業を教えてください
★嬉しかったことは何ですか?
★辛かった・苦しかったことは何ですか?
★今までどんなアルバイトをしましたか?
★成功体験を教えてください
★失敗体験を教えてください
★今までで一番感動したことを教えてください
★〇〇大学に入った理由を教えてください
★学部を選んだ理由を教えてください
★学生時代頑張ったことを教えてください
★サークルについて教えてください
★ゼミについて教えてください
★なぜこの職種を志望するのですか?
★当社の業界に必要なものは何だと思いますか?
★当社は第一志望ですか?
★最後に何かありますか?
★転勤は可能ですか?
★当社の強みや事業戦略についてどのように考えていますか?
★最後に質問はありますか?
★将来やりたいことは何ですか?
★入社後具体的にやってみたい仕事は何ですか?
★10年後のあなたはどうなっていますか?
★仕事を通じてどのように成長したいですか?
★他にどんなところを志望していますか?
★なぜこの業界を志望しているのですか?
★当社を知ったきっかけは何ですか?
★他社の選考はどの程度進んでいますか?
★最近読んだ本で最も興味を持ったのは何ですか?
★今日のニュースで最も興味を持った記事を教えてください
面接では基本的にどんな質問も結論から答えるようにしましょう。
面接の対策方法について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ここまで就活に自信がない人がすべきことを紹介してきましたが、少しでも「自分一人で対策するのは不安だな」と感じる就活生は、無理せず就活エージェントを頼ってみるのもありだと思います。
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まとめ
本記事では就活に対する自信がない人の特徴や、やるべきことについて紹介してきました。
自信がないのは悪いことではないですし、誰もが自信をなくしてしまうこともあります。
しかし自信がないまま就活を続けてしまうと、企業側にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあるため、自信がないという就活生は本記事で紹介した対策方法を試してみてください。
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