「自己PRで向上心をアピールするには?」「向上心ってどう言い換えたらいいのだろう?」
上記のような不安や疑問がある人に向けて、本記事では自己PRで向上心をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
ぜひ本記事を参考にして、あなたらしさを活かした向上心をアピールしましょう!
企業が求めている”向上心”
「あの人は向上心がある」「何事にも向上心を持って取り組みましょう」
”向上心”は上記のように使われることの多い言葉ですが、皆さんはその定義を正しく理解できているでしょうか?
”向上心”とは、現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目指して努力する心のことです。(引用:goo辞書)
では、実際に企業が求めている”向上心”とは、具体的にどのようなものでしょうか?
結論、「現状に満足せず、さらなる目標を目指して努力し、実際に成果を出せること」だと言えます。
具体的には「向上心がある」というだけではなくて、向上心をもって、どう行動したのか?そこから何を得て入社後にどう生かせるのかまで明確にすると再現性があって良いでしょう。

自己PRで”向上心”をアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論では自分の長所が”向上心”であることを端的に述べ、その後に”向上心”が証明できるエピソードを具体的に伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である”向上心”を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
自己PRで “向上心”をアピールする際の注意点
自己PRで”向上心”をアピールするのは問題ありませんが、「向上心があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
具体的には、「テニスサークルで全国大会出場を目指した」とだけ伝えてしまうのは控えた方が良いでしょう。
なぜなら、向上心は主観的なものであり、「高い目標を掲げていた」ことだけではあまりアピールにならないからです。
そのため、自己PRで「向上心」をアピールする場合は、目標の高さにこだわらず「掲げた目標に向かって、どう活動してきたのか」を伝える必要があります。
例えば「テニスサークルで団体戦優勝という目標達成のため、主将として部員の当事者意識を高める工夫をして、チームの結束を高めることに尽力した」などといったように具体的な言葉で伝えるようにしてみてください。
また、向上心のエピソードは個人とチームの2つに分けられます。
企業は組織であるため、どちらかといえばチームとしてのエピソードの方が再現性があり、入社後の活躍イメージも想像しやすいでしょう。
「個人のエピソードしかない…」という方も、入社後にどう活かせるかの部分について、個人の経験を将来のチーム経験に結び付けて記載すれば全く問題ありません。
では、実際に「向上心をどのように伝えたらいいの?」と悩んでいる方に向けて、以下に言い換えの例をあげますので、確認しましょう。
・目標に向かって行動できる
・高い目標を目指し努力する心、成長しようとする心
・常に上を目指す姿勢がある
・現状に満足せず、前進しようとする意欲がある
・現状打破のために試行錯誤できる
・目標達成のために継続的な努力ができる
自己PRで“向上心”でアピールした例文
ここでは自己PRとして向上心をアピールしている例文をエピソード別に紹介していきます。自己PRを考える際に参考にしてみてください。

アルバイト
⇨フレームに沿ってよく書けています。特に「強みを入社後にどう活かすのか」が具体的で、再現性のある自己PRだと言えます。
さらに良くするためには、当初チラシ配りが上手くいかなかった原因とそれに対してどうアプローチしたのかまで書けると良いでしょう。
長期インターン
⇨「前年比120%」「18000件」など数字を用いて定量的に示せています。
さらに、リーダーとして成果を出すことにこだわりを持ちつつ、メンバーも巻き込んでチームとして向上心を発揮できている点が非常に好印象です。
サークル
■例文1
⇨目標達成に向け、課題を解決していった過程が非常に読みやすくまとめられています。
さらに、「前回まで4連続2位と悔しい思いをしたが、」と当時の気持ちも盛り込んでおり、読み手に状況を想像させやすい点も良いでしょう。
もし文字数に余裕がある場合は、結束意識の低さが原因だと思った理由についても書けると良いでしょう。
■例文2
⇨代表として結果を残した経緯が分かりやすく書けています。
課題に対する施策を行ったことで、どのように当事者意識の向上に繋がったのかもう少し具体的に書けるとさらに良い文章になるでしょう。
研究
⇨短い文字数ながらフォーマットに沿ってきれいに書けています。
文字数に余裕があれば、なぜスキルの幅を広げようとしたのか、生物の専攻を選んだのかなどの情報や、入社後の自身の強みの活かし方についてより詳細に書けると良いでしょう。
学業
■例文1
⇨フォーマットに沿ってきれいに書けています。
文字数に対して、「自分の強みを入社後にどう活かせるか」の記述が少ないため、自分の希望部署などが定まっている場合はその業務内容と紐づけるなどして、具体的に書けるとより説得力の増す文章になるでしょう。
■例文2
⇨「2年間で」「450点だったスコアを現在750点まで」など数字を用いて定量的に示せています。
さらに、「強みを入社後にどう活かすのか」の部分で「今後新規事業に着手する貴社の」とあることから企業研究をしっかり行っていることも分かり、非常に好印象な自己PRでしょう。
複数エピソード
⇨文字数が少ないながら、2つのエピソードを盛り込み、強みの再現性が高い文章になっています。
文字数に余裕がある場合は、それぞれのエピソードについてもう少し具体的に書けると良いでしょう。
あなたの向上心を活かせる企業は?
ここまで自己PRで向上心をアピールした例文をご紹介してきました。では、実際向上心がある人にとって向いているのはどのような企業なのでしょうか?
結論、どちらかというと若手から裁量の大きいベンチャー企業、そして成果主義の傾向が強い外資系企業などが挙げられます。
向上心がある人にとっては、決まったルーティンワークをひたすらこなして年次とともに昇給していく形態を目指すより、入社後から大きな仕事に挑戦してみたいと考える人が多いのではないでしょうか。
さらに、挑戦を後押ししてくれる環境が整った企業も向いていると考えられます。具体的には、資格取得など入社後も新しいことに目標を立てて挑み続けられる環境です。
企業のHPや説明会、座談会等を通じてこういった情報を仕入れるとよいでしょう。上記はあくまで一例ですが、是非企業探しの指標にしてみてください。
まとめ
本記事では自己PRで向上心をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。
向上心を自己PRとしてアピールしようと思っている方は、本記事で紹介した考え方をぜひ参考に書いてみてください。
就職エージェントneoの紹介
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介してくれるサービスを提供しております。
何千人もの就活生を見てきた就活のプロがあなたに合ったアドバイスをしてくれるのが特徴と言えます。
(1)個別面談(就活相談)
各人の抱える就活の悩みを相談することができます。
(2)企業紹介
面談をした上、あなたの希望や適正にマッチした企業を紹介してくれます。
(3)履歴書・ESアドバイス
専任のアドバイザーが企業から評価されるESの書き方の助言をしてくれます。
(4)面接アドバイス
面談を通して、自分という商材のアピール方法をアドバイスしてくれます。
- サポートはすべて無料で受けることができる
- 模擬面接の予約が取りやすい
- 面接練習だけではなく本番の面接のセッティングもしてくれる
- 相性のいいコンサルタントに当たるとは限らない
- 志望度が高くない企業を紹介される可能性がある
就職エージェントneoの専属アドバイザーは、あなたが内定を獲得する最後まで伴走してくれます。
また、サイト登録をすることであなたに適した未公開求人も紹介してくれるためさらに内定の確率がアップします。
とはいえ、「就職エージェントってなんか不安だな」と思われるかもしれません。ですが、仮にキャリアセンターに相談をしても、紹介できる求人数に限りがある場合もあります。
求人数が少ないと、あなたの本来の目的である「内定の獲得」を果たすことは難しい可能性が高いです。
一方で、就職エージェントneoならば多数の求人の紹介・就活の相談を同時に受けることが可能です。このサービスに登録することで、ご自身の人生を変えるキッカケを得ることができるのです。
このまま何も行動を起こさなければ、ご自身の納得のいく企業に内定をもらうことができないかもれません。
たった1分の行動が「納得内定」へのキッカケになるでしょう。
本記事を読んで「就活エージェントに相談したい」「効率的な就活がしたい」という方は、ぜひ就職エージェントneoをご利用ください。