「自己PRで問題解決能力をアピールするには?」「問題解決能力をアピールする上で気をつけた方が良いことはある?」そんな不安や疑問がある人に向けて、本記事では自己PRで問題解決能力をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。
自己PRで問題解決能力をアピールしようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
企業が求めている”問題解決能力”
本当に問題解決能力が備わっている人は企業から高い評価を受けることが多くあります。
では、企業が求める本当の課題解決能力とはいったいどんな能力なのでしょうか。それは「問題発見能力」と「問題解決能力」の両方が備わった力のことです。
これら2つの能力がそろって初めて問題解決能力をアピールすることができます。
自己PRで「問題解決能力」をアピールする際にはこれらのことを意識して書くとより伝わりやすい自己PRを書くことができます。
また、企業が求める人物像に合わせて伝え方も変えなければなりません。
業界研究・企業研究をして企業が求める人物像を知ってからどのような問題解決能力をアピールするのか決めましょう。

自己PRで”問題解決能力”をアピールする方法

自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。
結論では自分の長所が問題解決能力があることだと端的に述べ、その後に実際に行動できることを証明する短めのエピソードを伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である問題解決能力を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
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企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
また、企業から指定された文字数によって書ける内容が異なりますので文字数ごとの自己PR文を参考にしたいときには以下の記事を参考にしてみてください。
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【文字数別】自己PRの例文と構成を紹介|200字、400字、600字の作り方
“問題解決能力”をアピールする際のポイント
自己PRで”問題解決能力”をアピールする際の注意点を紹介していきます。
せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。
自己PRで”問題解決能力”をアピールするのは問題ありませんが、「問題解決能力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
例えば、「原因を徹底的に分析して問題を解決する能力がある」などといったように具体的な言葉で伝えるようにしてみてください。
「問題解決能力」で周囲と差をつけるコツ
自己PRでありがちなのが、過去の事象を羅列しただけで終わってしまうことです。
例えば「~しました。~ということがありました。ですが、目標を達成できました。」というような文章が挙げられます。
こうした事象の羅列だけで終わらないようにするためにも、『問題発見能力』と『問題解決能力』に関するエピソードを必ず書くようにしましょう。
『問題発見能力』とは、「上司や結果を残している人と自分を比較して自分に不足していることを見つけられる力」や「失敗やその原因を過去の経験と照らし合わることで探し出す力」、「周囲の人に聞くことで違う角度からの意見を参考にして失敗の原因を網羅的に考えることができる力」などという能力のことです。
また、『問題解決能力』とは、「どのようなプロセスを経たら欠陥を補えるのか見通しを立てて行動に移せる力」や「原因にある程度の見切りをつけて根本的な原因を探し出し、目標を達成するにはその課題に対してどのようなアプローチをすればいいのかを多角的に考えられる力」といった能力のことです。
何かにチャレンジしたら必ず問題が生じるはずです。そこであなたがどのように対処したかが「問題解決能力」に関する自己PRのカギとなってきます。
つまり、挑戦して何を得たのかが大事なのです。この要素を逃さないためにも『問題発見能力』と『問題解決能力』を軸にして他の学生と差をつけましょう!
“問題解決能力”をアピールした例文
ここでは自己PRとして問題解決能力をアピールしている例文を4つのカテゴリーごとに紹介していきます。
自己PRを考える際に参考にしてみてください。
600文字
■インターン
⇨文字数の多い自己PR文ですが、分かりやすく書けています。
「私は2つのことを意識しました。1つ目は~です。2つ目は~です。」とすることで自己PR文が段階的に分かるようになります。みなさんもこの構造をぜひ真似してみてください。
400文字
■アルバイト
⇨フレームワークに沿ってきれいに書けています。
ただ、最後の活用で「貴社でもこうした経験を活かしていきたいと考えています。」と抽象的な内容で終わらすのではなく、経験を活かしてどんな活躍をしたいのか明確なビジョンまで書けるとより伝わりやすい自己PRになるでしょう。
■ゼミ
→フレームワークに沿って書けていますが、具体性に欠けています。
『3つの取り組み』に関して詳細に書いてあるのは良いのですが、「どんな問題があったのか」「なぜこうした取り組みを行ったのか」に関して具体的に書かれていません。
例えば「ゼミ説明会に参加した2年生にヒアリングを行った結果、○○という意見が共通してみられたため××ということが原因であると仮定した」のようにどのような過程を経ているのかを具体的に述べましょう。
■サークル
私はサークルで参加した論文大会でチームリーダーを務めましたが、異なる学部生で構成されていたためやる気に差がありました。 この原因を明らかにするために「なぜ?」を深堀りして聞いたところ、当初のテーマが各々の専門分野とは異なる内容であったため興味がないことが分かったのです。解決策としてまず、それぞれが調べたいテーマを出し合って関心のあるテーマに決めようとしましたが、折衷案がありませんでした。次に、各々の専門分野に関連するテーマをマインドマップにして出してもらいました。そこで、共通していた「行動経済学のプロスペクト理論」をテーマにした結果、チーム全員が主体性を持って研究するようになったことで特別賞に選ばれたのです。 この経験から、根本的な課題を明確にすることの重要性を学びました。 貴社でも、お客様のヒアリングから根本的な問題を顕在化させたいと考えています。
⇨具体性を持って自己PRが書けています。文字数に余裕があるようであれば、『どのように深堀りを行ったのか』まで書けると、他の自己PR文とは差別化することができます。
■インターン
⇨とても具体的に書けています。
課題を発見するために「営業成績を見直した→さらにお客さん目線でロープレを行った」という段階を経たことが詳細に書かれてるため、『根本的な課題を発見できる』という強みに説得力が生まれています。
(※)ZEHとはゼロ・エネルギー・ハウスのことを指しており、この例文は住宅業界・建設業界に提出された自己PR文です。
300文字
■アルバイト
⇨「気付きと解決」がコンパクトにまとめられ、分かりやすい自己PRが書けています。300文字の自己PRでは、文字数に余裕があれば最後の活用を入れるようにしましょう。
⇨きれいな構成で書けています。具体的に「忙しい時間帯にのみお客様の対応だけを行う役割を設けた」「従業員の性格から表方と裏方で人材配置を改めた」とあるのでどのような対策を行ったのか分かりやすくなっています。
⇨問題解決に関しては詳細に書かれていますが、問題発見に関してもう少し詳細に書けるとより伝わりやすい自己PRになるでしょう。
「3C分析から、」とするだけではなく、「3C分析を使ってどのように問題点を導き出したのか」が重要になってきます。
200文字
■インターン
⇨少ない文字数の中でも分かりやすく書けています。特に「KPIを月間、週間、日間で設けて」と書いてあることでどのようなことに工夫を凝らしていたのかが明確になっています。
文字数が少ないと内容が限られてくるので、言い回しや内容の具体性には気を付けましょう。
■部活
具体的には、高校のテニス部で練習の改革に取り組んだ。得点率が低かったサーブの練習を重点的に行い、PDCAサイクルを回した。翌日にどんな練習をして改善するのかを具体的に書くことを意識した。こうした努力の結果、高校2年の大会で県内ベスト8に輝くことができたのである。 この経験から、PDCAサイクルを用いて努力をすることの有用性を学ぶことができた。
⇨文字数が少ないと学んだこととその活用まで書けないことがあります。そのため、どのような取り組みを行ったのかを具体的に書くことが重要になってきます。
文字数に余裕があるようであれば、経験からの学びを書くようにしましょう。
まとめ
本記事では自己PRで問題解決能力をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。
問題解決能力を自己PRとしてアピールしようと思っている方は、本記事で紹介した考え方を参考に書いてみてください。
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