「やる気が全然出ない…」「気持ちがずっと暗い」
就活生の中でこのような状態になってしまっている人はいませんか?
就活は精神的にきついと感じる人が多く、多少の気持ちの凹みなどは誰でもあると思いますが、あまりにも精神的に追いつめられている、長期的にやる気が出ないという人は”就活鬱”になってしまう危険性があります。
本記事では就活鬱とはなにか、鬱かもと思った際や鬱にならないようにすべきことを紹介しています。
就活鬱とは?
就活鬱とは就活をしている中で怒る様々なことがストレス要因となり、鬱状態になってしまうことを指します。
人によって異なりますがストレス要因の例としては「どこからも内定がもらえない」「面接で傷つくことを言われた」などが挙げられます。
就活鬱になってしまったらどのような症状が出てしまうのでしょうか。一例ではありますが、一般的に以下のような症状が出ると言われています。
・気持ちが常に沈んでいる(ネガティブ)
・イライラする
・やる気が出ない
・注意力や集中力が欠如する
・人に会うのが億劫になる
・不眠
・食欲不振
・身体の不調(腹痛、頭痛、めまい、吐き気、動悸、耳鳴りなど)
このように症状は様々で、軽度のものから不眠や身体に影響を及ぼしてしまうような重度のものまでと幅広くなっています。
自分では気づかないうちに重度の就活鬱になっていたということもあるため、ちょっとでも「就活鬱かも」「就活鬱になりそう」と感じている人は早めに対処しましょう。
就活鬱になりやすい人の特徴
ここでは就活鬱になりやすい人の特徴を8つ紹介します。自分に当てはまっているものがないか探してみてください。
就活鬱になりやすい人(1):常に周りの目を気にしている人
就活鬱になりやすい人の1つ目の特徴は「常に周りの目を気にしている」です。
「友達は内定をもらっているのに自分はまだどこからももらえていない…」「周りはもう最終面接まで進んでいるのに自分は面接に進むことすらできない…」など、周りと自分を比較しがちな人は就活鬱になりやすいと言えるでしょう。
また、うまくいっていない自分のことを周りはどう思っているのかなど、周りの目を過剰に気にしてしまう人も就活鬱になりやすいです。
就活鬱になりやすい人(2):思い込みが強い人
就活鬱になりやすい人の2つ目の特徴は「思い込みが強い」です。
思い込みが強い人は少し失敗しただけで「自分は駄目なやつだ…」「自分はどこからも必要とされないんだ」と思い込んでしまう傾向にあります。
ネガティブな思考を続けているとそれが癖になってしまい、前向きに物事を捉えられなくなってしまうため、注意が必要です。
就活鬱になりやすい人(3):真面目すぎる人
就活鬱になりやすい人の3つ目の特徴は「真面目すぎる」です。
真面目な人は、人一倍努力をし、就活に本気で向き合っています。
そのため、結果が伴わなかった時「こんなに頑張ってるのになんで…」とダメージを受けやすいです。頑張りすぎてしまい、気づかないうちに心と身体が疲れていたということもよくあります。
また、真面目すぎる人は周りをうまく頼ることができず、一人で抱え込んでしまうという特徴もあるため、周りに相談しながら就活を進めていくことが必要かもしれません。
就活鬱になりやすい人(4):周りに頼らない人
就活鬱になりやすい人の4つ目の特徴は「周りに頼らない」です。
周りに頼らない人は「就活は自分でやるものだ」と一人で全部やろうとしてしまいます。
しかし、就活は自分一人でやるよりも、誰かに手伝ってもらった方がうまくいくこともたくさんあります。
自分では十分に書けていると思っていても、他人が読むと内容が薄く、エピソードが伝わりにくい文章だったなど、第三者に読んでもらったからこそわかる改善点もあるはずです。
就活鬱になりやすい人(5):コミュニケーションを取ることが苦手な人
就活鬱になりやすい人の5つ目の特徴は「コミュニケーションを取ることが苦手」です。
元々人と話すことが得意でない人は就活鬱になりやすいと言えます。就活では初めて会う人に自分をアピールしなければいけません。
ただでさえ話すことが苦手なのに、初対面の人に自分をアピールするというのは苦手な人からしたら簡単なことではありませんよね。
また、就活の面接では発言全てを評価されているというイメージがあることから、余計話すことに不安やストレスを感じやすくなってしまっている人もいるでしょう。
就活鬱になりやすい人(6):ネガティブ思考な人
就活鬱になりやすい人の6つ目の特徴は「ネガティブ思考」です。
ネガティブ思考の人は、結果に対しすべて自分が駄目だからだと受け取ってしまう傾向にあります。
たとえ選考で落ちたとしてもそれはあなたが駄目なわけではなく、ただ単に企業との相性が良くなかっただけです。
そのため、ネガティブに考えるのではなく「縁がなかっただけ!」と前向きな気持ちで次に進んでみてください。
就活鬱になりやすい人(7):上手くストレスを発散できない人
就活鬱になりやすい人の7つ目の特徴は「上手くストレスを発散できない」です。
就活中はやらなければいけないことがたくさんあり、多忙な期間となります。そのため多少のストレスを感じてしまうのは当然です。
しかし上手くストレスを発散できない人は、ストレスを溜める一方で、それが続くと鬱のような状態になってしまうと言われています。
就活鬱になりやすい人(8):完璧主義な人
就活鬱になりやすい人の8つ目の特徴は「完璧主義」です。
完璧主義がいけないというわけではありませんが、就活においての完璧主義は危険な場合もあります。
理由は、就活の対策や準備には終わりがないためです。
やろうと思えばどこまでもできてしまうため、これらに時間を使いすぎて他の対策ができなかったということも往々にしてあるでしょう。
就活鬱になってしまった場合の対策
「もしかしたら私就活鬱かも…」と思った人は、なるべく早く以下の対策を行ってみてください。
就活鬱はこじらせるとどんどん改善するのが難しくなってしまうため、できるだけ初期の段階で改善していきましょう。
以下の中から自分に合うものを選んで試してみてください。
就活鬱の対策(1):相性が合わなかっただけと理解する
よくある就活生の悩みで「選考に落とされると人格を否定されたような気持ちになる」という悩みがありますが、それは違います。
選考に落ちたからといってあなた自体が否定されているわけではありません。
ただ単にその企業との相性が合わなかっただけです。
事前に準備や選考対策を全くしていなかったから落ちたなど、そういった場合はただの準備不足ですが、対策を行った上で落ちてしまった場合は「相性が合わなかっただけ!」と次の企業の選考のために気持ちを切り替えるようにしましょう。
就活鬱の対策(2):誰かに相談する
就活が辛いと感じたら誰かに相談しましょう。家族でも友達でも相談しやすい人に不安や悩みを伝えてみてください。
話すだけでも気持ちが軽くなることもあります。
話せる人がいない、または具体的な就活のアドバイスがほしいという方はキャリアセンターや就活エージェントを利用してみるのもオススメです。
励ましてもらいたいのか、ただ話を聞いてほしいのか、具体的なアドバイスがほしいのか、今自分に1番必要なものは何なのかを考えてから、相談する相手を決めましょう。
就活鬱の対策(3):気分転換する
「就活鬱になりそう…」「ちょっと気持ちが暗くなってきた…」と思っている人は気分転換をしましょう。
気分転換は自分が普段やってるもので構いません。自分が一番リフレッシュできることをしましょう。
どうやってリフレッシュしたらいいかわからないという人は以下でリフレッシュ方法の一例を紹介しますので、試してみてください。
●体を動かす(ランニングなど)
●読書をする
●友達や家族と話す
●就活を一時忘れる
就活鬱の対策(4):就活を中断する
精神状態によっては就活を中断してみるのも良いでしょう。
一旦就活のことは忘れてゆっくり休んでみてください。
ただ、ズルズルと休んでしまうのは良くないため、中断する場合はある程度の期間を決めておくことをオススメします。
中断するのは不安だけど、気持ちをリフレッシュさせたいという人は、上記で紹介したリフレッシュ方法やこれから紹介するストレス解消法を行ってみてください。
睡眠:できるだけ毎日十分な睡眠を取る
休息:気持ちを切り替え、心にゆとりを持たせる
栄養:栄養のバランスを考えた食事をとる
入浴:入浴は新陳代謝を促進する
人間はストレスを抱えた状態が続くと、ストレスに対する抵抗力が減ってしまいます。
ストレスは免疫力にも大きな影響を与えてしまうと言われているため、できるだけためないようにしたいですよね。
精神機能を安定させるためには、身体的機能の正常化が非常に重要となってくるため、就活生の皆さんは特に上記を意識した生活を送ってみてください。
就活鬱の対策(5):心療内科に行く
「もう自分ではどうしようもない」「何もできない」という人は心療内科に行きましょう。
病院の先生に相談することで何か解決することができるかもしれません。
心療内科に行くということは全く恥ずかしいことではないため、自分の力ではもう無理かなと思った場合は早めに行ってみてください。
就活鬱にならないようにするために
就活鬱にならないようにするために就活は自分のペースで進めましょう。周りと比べて焦る必要はありません。
あまり無理をしすぎないように自分が頑張れる範囲で行うようにしてください。
また適度に息抜きの時間も作り、就活のストレスを発散しながら行いましょう。しかし休みすぎには注意してくださいね。
第三者に相談するのもオススメです。鬱のような気持ちになる前に誰かに相談して、悩みや不安をできるだけ減らした状態で就活を行えるようにしましょう。
就活鬱にならないためにすべき選考対策
就活鬱は、就活がうまくいかないことが原因となるケースが一般的に多いです。
そのため、もう一度就活を頑張ってみよう!と思っている人は、再度選考対策を行ってからチャレンジしてみてください。
今回は書類選考と面接に分けてすべき対策を紹介していきます。
書類選考を受ける前にすべき対策
ESを書く前に再度自己分析を行ってみましょう。
あなたの魅力を志望企業に最大限アピールするためにも、改めて自分を見つめ直し、企業選びの軸や強みなどを探してみてください。
自己分析のやり方がわからないという人は以下の記事で「マインドマップ」「ジョハリの窓」「モチベーショングラフ」「SWOT分析」「自分史」5つの自己分析の方法を紹介しているので、自分に合ったものを見つけてみてください。
自己分析を行い、やりたいことや強みが理解できたら、続いては志望動機、自己PRを書いていきます。
ただ、実際に書く前にそれぞれの書き方について学んでから書くようにしましょう。
それぞれの書き方は以下の記事を参考にしてみてください。
また、書類選考で不採用になりやすいという人は以下のような特徴があるため、ESを書く際は以下項目にも気をつけながら書いてみてください。
・入社意欲が感じられない
・企業が求める人物像と異なる
・印象に残りにくい内容
・自分の言葉で書かれていない
面接前にすべき対策
続いては面接前にすべき対策について紹介します。
面接に臨む前は必ず練習を行いましょう。オススメの練習方法を紹介しますので、自分に合ったものを探して試してみてください。
■一人でもできる練習方法
まずは一人でできる練習方法を紹介します。他の人に頼りづらい、一人でやりたいと思っている人は以下で紹介する練習方法を試してみてください。
・話している姿を録画する
・時間をはかる
・YouTubeを活用する
■客観的に見ることができる練習方法
続いては自分のことを客観的に知りたい、一人ではなく周りの人と一緒に練習したいと思っている人向けの練習方法を紹介します。
・OB・OG訪問などを利用して社会人に聞いてもらう
・友達との練習で面接官役をやる
・就活イベントに参加する
・就活エージェントを利用する
それぞれの練習方法の詳細については以下記事でわかりやすく解説しているので、気になる練習方法が見つかった方はチェックしてみてください。
また、面接では就活生に基本的なマナーが備わっているかどうかもチェックしているため、面接を受ける前にマナーもマスターしておきましょう。
面接マナーについては以下の記事で紹介しています。
まとめ
本記事では就活鬱とは何なのか、就活鬱かもと思ったらすべきことなどについてお伝えしてきました。
就活鬱はこじらせればこじらせるほど回復にも時間がかかってしまいます。
そのため、少しでも「鬱かも…」「鬱になりそう…」と思った方は本記事で紹介した対策をできるだけ早く行ってみてください。
就活鬱にならないためにも自分のペースで就活を進めていきましょう。
本記事に関するその他の記事
ここでは、本記事に関連するよく読まれている記事をご紹介します。合わせて確認してみてください。
⇒【就活ストレスを解消するための教科書】3大原因を解説!!
⇒就活の相談をするべきベストタイミングはいつ?誰にすればいいの?
⇒「就活に疲れた…」休んでもいいの?リフレッシュ方法を知りうまく付き合おう
⇒【就活】模擬面接はどこで受けられる?自分でもできる!?
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