「自分の落選理由・原因がわからない」「このまま卒業まで内定がなかったらどうしよう」「自分は就職ができるのだろうか」などと悩んでいませんか?
大学入試などのように明確に点数で合否を判断されるのとは異なり、就活は企業ごとに判断軸が異なるため、なかなか一筋縄ではいかないです。
ですが、就活が上手くいかない方には、何かしらの原因があります。
そこで本記事では、”就活がうまくいかない”方の原因・特徴を解説し、その改善方法について紹介していきます。
就活がうまくいかない人の原因・特徴 10選
就活が上手くいかない人のよくある原因・特徴を10個共有していきたいと思います。
自分がどの原因・特徴に該当しそうか確認してみてください。
(1)反省する時間を設けていない
反省と改善を行なえない人は就活が終わらない可能性が高いです。
例えば、面接を受けた際に上手く回答することができなかった質問を次回どのように回答すべきかなどを考えることは出来ていますか?
改善をしない限り、いくら面接を受けてもなかなか通過率を向上させることは困難でしょう。
面接などを振り返ることにそもそも必要性を感じていない方もいるかもしれません。ですが「千里の道も一歩から」と言われるように、小さい改善の積み重ねが実は内定というゴールへの最短距離だったりします。
普段から反省と改善を行なえていない人は少しずつ構わないので、内省する機会を作るようにするといいでしょう。
対策:各選考ごとに反省する時間を設ける
書類選考や面接などの各フェーズにおいて内省する時間を設けましょう。
反省→改善のサイクルの繰り返しの結果が「志望企業からの内定」になります。つまり、内省の時間を疎かにすることは内定から遠ざかる行為であると言えます。
時間としては5分程度で十分です。振り返り方法は以下の内容を参考にしてみてください。
- 選考過程において自分の良かった点・悪かった点を書き出す
- 良かった点をさらに改良するにはどうすればいいか考える
- 悪かった点を改善するにはどうすればいいのか考える
(2)自分一人で何事もこなそうとする
人に頼れず、どんな些細なことでも自分一人で取り組もうとする方は就活がなかなかうまくいかない可能性があります。
もちろん、自力で就活を進めることも大切ですし、一人でしかできないことなどもあります。ですが、全ての事柄を自力だけでこなす必要はないのです。
例えば、自己分析が挙げられます。自分の過去を自力で振り返ることで自分の強みが見えることもありますが、他者の視点や観点が介在することで今までに気付かなかった自らの強みを知ることをできることもあります。
したがって、人に頼れることは頼るようにするといいでしょう。
対策:就活仲間を作る&キャリアセンターやエージェントに頼る
就活は情報戦である側面があります。例えば、企業研究でOB訪問をしないと手に入らない内部の情報を自分以外の人が持っている場合もあります。
そういった情報が後々の選考に活きる可能性が考えられます。
したがって、自分一人で情報を収集するよりは多くの人間と情報を集めた方が網羅性・効率性の観点で有利なのは明白です。
ちなみに就活仲間は大学やアルバイト先を通して見つけるといいでしょう。
もし周囲に頼れる友人や知り合いなどがいないのであれば、キャリアセンターや就職エージェントを活用することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
本サイトを運営している就職エージェントneoでは、企業の紹介や面接練習など就活に関する様々なお手伝いをしておりますので、書類の書き方や面接のやり方、企業選びなどに悩んでいる方はぜひ活用してみてください。
(3)自分のアピールポイントを理解できていない
自己分析が不足しているために自分の強みを把握できず、選考時に面接官にご自身の魅力をうまくアピールできていない可能性があります。
自分の強みを理解しないまま選考を受けることは、自社の商品知識を全く知らずに他者に自社製品を営業するようなものです。
したがって、自分に合った自己分析手法を用いたうえで自分のPRポイントを発見していきましょう。
対策:自分のやりやすい自己分析手法を活用し、自分の強みを把握する
一般的には、以下4つの自己分析手法が存在すると言われています。詳しい内容については各記事をご参照ください。
- 自分史
- ジョハリの窓
- マインドマップ
- モチベーショングラフ
▶参考:自分史を活用した自己分析のやり方|図付きでわかりやすく解説
▶参考:ジョハリの窓を活用した自己分析のやり方|図付きでわかりやすく解説
▶参考:モチベーショングラフを活用した自己分析のやり方|図付きでわかりやすく解説
▶参考:マインドマップを活用した自己分析のやり方|図付きでわかりやすく解説
(4)大手・人気企業ばかり受けている
大手・人気企業の選考にばかりこだわっていると就活がうまくいかないことがあります。
大手・人気企業は非常に倍率が高いため、必然的に入社難易度も高くなり選考通過率も低くなります。
ゆえに、難易度の高い企業ばかりを受けている場合は多少視野を広げて企業を見ていくといいでしょう。
対策:中小企業にも目を向ける
中小企業には社会的な知名度は高くなくとも、業界内の認知度は高い企業が多く存在します。
その一例として、経済産業省が紹介している世界市場のニッチ分野で活躍するグローバルニッチトップ企業100選(*1)があります。
その他にも、大手企業の系列会社や子会社から探すのも一つの選択肢でしょう。
ぜひ以上の中小企業などを検討してみてください。
(*1)出典:経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」 選定企業⼀覧(5)ESの書き分けができていない
ES(エントリーシート)の内容が全企業同じである場合、書類選考の通過率が悪くなることがあります。
なぜなら業界や企業によって採用要件が大きく異なるためです。
ESのなかでも特に内容が酷似しやすいのが自己PRと志望動機です。
ESの書き分けを行っておらず、かつ書類の通過率が悪い場合には書き分けできていないことが問題の可能性が考えられます。
対策:志望動機は企業ごとに、自己PRは業界ごとに書き分ける
もちろん企業ごとに自己PRなどを変えることがベストですが、実際のところそれは非常に難しいでしょう。
自己PRに関しては最低限、業界ごとに内容は変更することをオススメします。
志望動機については、志望動機は必ず個社ごとに内容を変更しましょう。
志望動機とはいわば企業へのラブレターみたいなものです。例えば、ある女性に対して想いを伝える際に、その女性の魅力的な部分ではなく全女性に共通する魅力的な部分を話す方はいないと思います。
女性へのラブレター同様、企業へのラブレターもその企業に対して魅力を感じている部分についてアピールする必要があります。
また、日系企業はポテンシャル採用であることから志望動機を重視する傾向にあります。
よって、志望動機は各企業ごとに変えることが賢明です。
(6)適性検査の対策が十分でない
適性検査の勉強が不十分な場合、書類選考の段階で足切りをくらい就活がうまくいかないことが想定されます。
というのも企業側の効率性を考えた場合、企業側はテストの得点である一定人数を足きり、残りの足きりはESの内容で判断すると想定できるためです。
ESを様々な人に確認してもらったにも関わらず、落選している人は適性検査の勉強不足を原因と捉えると良いでしょう。
対策:効果的な適性検査の学習方法
1つ1つの問題の難易度は高くなくても、時間内にしっかり答え切れる状態にするには対策が必要です。
まずは難しいものではなく、解説が自分にとってわかりやすい参考書を1冊選びましょう。そして、腕試しに解いてみてください。勉強の必要なく解ける問題やそうでない問題の傾向がつかめます。また解説を読んで効率的な解法を知り、さらにスピードアップできるようにしましょう。
↓
<間違えた問題の解説を読んで理解し、何度も解く>
間違えた問題は、ただのミスなのか、それとも理解できていないのかを区別しておきましょう。単なるミスの場合は、他の問題でも同じような間違いをしてしまわないよう、注意すると正答率を上げられます。また、理解できていない問題は理解できるまで集中的に行い、理解できたら別の問題を解き、考え方の理解が進んでいるか確認しましょう。
↓
<できなかった問題を繰り返し解く>
上記で出てきた問題点がクリアできるよう、繰り返し行なってください。参考書を2〜3周すると、7~8割の問題を解くことができるようになっているはずです。
(7)第一印象や対人印象が良くない
面接において、第一印象や対人印象は選考を通過するうえで非常に大切な要素です。
といのも、企業は対人印象が良くない人をお客様の前に出したくないためです。
したがって、第一印象や対人印象を良くすることは面接の通過率を高めることにつながります。
第一印象や対人印象が優れない人の特徴は以下の通りです。
- スーツがしわだらけ
- ネクタイをきちんと結んでいない
- 革靴が磨かれていない
- 声が小さい
- 目を見て話さない
- 猫背になっている
- 髪型がセットされていない
対策:印象面で気を付けるポイント
対策は非常にシンプルです。印象が良くない人の特徴の逆を行うことです。
- スーツやシャツにしわがない
- ネクタイをきちんと結ぶ
- 革靴がきれいに磨かれている
- 適切な声量が出ている
- 相手の目を見て会話できている
- 背筋が伸びている
- 髪の毛がしっかりとセットされている
(8)基本的なコミュニケーションができていない
具体的には以下のような例が挙げられます。
- 質問に対する回答がずれている
- 結論から話さない
- 長々と話す
対策:PREP法を意識する
論理的に話せるようになるには、型を覚えることから始めましょう。
その型とは、PREP法です。PREP法とは、以下の順番で展開される文章構成のことです。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
それぞれの段階の頭文字を順番に並べると「PREP」となるので、PREP法と呼ばれます。最も大事なこと(結論)を最初に提示し、最後にもう一度強調するのが、PREP法の特徴です。
ではPREP法を用いた話し方を具体例で説明していきます。以下の文章をご覧ください。
私の趣味は日記を書くことです。なぜなら日記を書くと、気持ちが落ち着くためです。考えていることを言語化すると、モヤモヤした思考が明確になるので、自分が何に不安を覚えたり悩んだりしているのか客観視できます。だから、私は日記を書くのが趣味です。
上記の内容を分解し、構造を確認しましょう。
私の趣味は日記を書くことです。
【理由】
なぜなら日記を書くと、気持ちが落ち着きますからです。
【具体例】
考えていることを言語化すると、モヤモヤした思考が明確なかたちになるので、自分が何に不安を覚えたり悩んだりしているのか客観視できます。
【結論】
だから、私は日記を書くのが趣味です。
全ての回答においてPREPで回答することはなかなか難しいこともあるので、適宜自分で調整をしましょう。
例えば、結論と理由だけ話すなどのように調整をするといいでしょう。
(9)志望動機の内容が薄い
ありきたりな志望動機の場合、面接官に他の会社でもいいだろうと判断され、落とされる確率が高くなります。
よって、志望動機でより説得力をプラスするために、同じ業界の中でもなぜこの会社を選んだのか、自分の能力を会社のどんな分野に活かせるかなど、他社と差別化した理由を伝える必要があります。
対策:面接官に響く志望動機の伝え方を覚える
志望動機を伝える際には以下の観点に気をつけましょう。
- まず結論を述べる
- その業界・企業を選んだ理由を述べる(過去のエピソードも交える)
- 入社後に自分の能力をその会社でどのような活かしたいのかを述べる
(10)入社への熱意が足りない
企業側は多大なコストをかけて人材を採用をしていることから出来る限り内定辞退を避けたいと考えています。
そのため、内定を出したら入社をしてくれると思われる人材を採用したいはずです。
ではどのようにこの人に入社をするだろうと企業側が判断をするかというと、「入社への熱意の度合い」です。
入社への熱意の度合いが高いと思われた人材から企業は内定を出していきます。逆に言えば、入社への熱意が足りないと思われた場合、内定の可能性は下がってしまうのです。
対策:ノンバーバルコミュニケーションを意識する
面接官に対して熱意を示すためには「話す内容」だけでなく「内容の伝え方」にもこだわる必要があります。そして相手に響く伝え方をするためにノンバーバルコミュニケーションを磨くことが大切です。
伝え方に影響をもたらすノンバーバルコミュニケーションは以下の通りです。
- 表情
- 声量
表情
言うまでもありませんが、表情は仏頂面ではなく出来る限り笑顔なのがベストです。
もし自分の話している相手が表情もなく話していたらみなさんどのように感じるでしょうか?
全員一致で少し怖いと感じるのではないでしょうか。
もちろん話の内容によって真顔になるケースはあると思いますが、常にその状態が続いた場合は多少怖いと感じると思います。
このように表情は出来る限り豊かにしておくことがいいです。
声量
声量については、相手がいる場所から5メートル先に伝えるくらいの声量を目指すとよいでしょう。
前述の内容はあくまで目安ですが、このくらいのイメージで話すと相手にはしっかりと内容を伝えることができますし、自信があるような印象を与えることができます。
声量は見落としがちですが、非常に大事な要素です。ぜひ模擬面接などを通して適切な声量を身に着けていきましょう。
就活がうまくいかない人の10個の原因・特徴‐まとめ‐
今回は就活が上手くいかない人の原因・特徴とその対策方法についてを解説をしてきました。
たとえ今就活が上手くいかなくて悩んでいる方は、何か行動を起こしましょう。
壁や困難というのは、超えられる可能性がある人にしかやってきません。ご自身の行動によって壁を乗り越えていきましょう。
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