●就活を頑張れないと感じる理由には『就活を嫌々おこなっている』『ゴールが見えない』『失敗を恐れている』『周りの学生と比べて気後れしている』『自己評価が高いor低い』『努力が結果に反映されない』『世間体や周囲の意見を気にしている』などが挙げられる。
●内定を獲得したい人は『自己分析』『業界研究』『企業探し』『エントリーシート・面接対策』などの選考対策を徹底する。
なかなか就活がうまく進まず「もう頑張れない…」と悩んでいる人はいませんか?
周りも一生懸命おこなっているし、将来のことを考えると就活は大事なことだとわかっていても、頑張り切れない自分に悩んでいる人と悩んでいる人もいるかと思います。
しかしネガティブな感情を持っていると就活が思うように進まず、余計に辛くなってきてしまいます。
本記事では、就活を頑張れないと感じる理由や対処法、内定を獲得するためのコツなどについて紹介していますので、「就活頑張りたいけど頑張れない…」と悩んでいる人は参考にしてみてください。
就活の選考は何社くらい落ちる?
「全然選考に通過できない…」「内定もらえない…」就活を進めていく中でこのような不安を感じている就活生もいるのではないでしょうか。
選考に落ち続けているからといって落ち込む必要はありません。
全国求人情報協会の[2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査]によると、23卒の就活生は平均で18社の企業にエントリーし、そのうち2社から内定をもらっていることがわかります。
つまりエントリーをした企業のうち約9割の選考に落ちていると言えます。
就活は学生にとって初めての経験であり、苦戦しているのはみんな一緒です。選考に通過できないからといって落ち込むのではなく、次の選考に向けて気持ちを切り替えるようにしましょう。
参照元:2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査/全国求人情報協会
就活を頑張れないと感じる理由と対処法
ここでは就活を頑張れないと感じる理由を紹介します。
また、理由別に対処法まで紹介していますので、就活を頑張れないと悩んでいる人は参考にしてみてください。
就活を嫌々おこなっている
大学を卒業したら多くの人が就職することになるため、就活に対して[やらなければならないもの]という認識を持っている人もいるのではないでしょうか。
周りの人や社会の風潮に流され「本当はやりたくないけどやらないと…」と、ネガティブ感情を持ったまま就活をしてしまうと、頑張ってもなかなか内定がもらえないといった状況になりやすいため、嫌々で就活をおこなうのは避けた方が良いです。
■対処法
対処法としては、就活をする『目的』と『メリット』について考えることです。就活をおこなう目的に関しては、以下のような目的が挙げられるでしょう。
・自信を持ちたい
・自分が開発した〇〇で世界を豊かにしたい
・楽しいと思える環境で働きたい など
メリットに関しては、以下のようなものが挙げられます。
・やりたいことや興味のあることが見つかる
・就活で友達ができる など
目的やメリットを考えることで、就活でやるべきことや意味を明確にすることができ、前向きな気持で就活を進めることができるでしょう。
ゴールが見えない
「選考対策ってどこまでやればいいの?」「就活に終わりはあるの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
就活は明確な終わりがあるわけではないため、頑張り続けることに疲れてしまい、やる気がなくなってしまったという人もいると思います。
■対処法
ゴールが見えず頑張れなくなってしまった人は、『やるべきことリスト』を作成しましょう。
上述していますが、就活には明確な終わりがないため、自分が納得できるかどうかが重要となります。
そのため、まずは自分が納得して就活を終わらせられる状態を明確にしましょう。具体的に言うと、『自分が将来どんな姿で働いていたいかを明確にする』ということです。
なりたい姿を決めることで[どんな自分軸があるか][業界や企業はどこにすれば良いのか][どんな情報があれば良いのか]がわかってきます。
その上で、選考対策の中で自分がやるべきことをリスト化していきましょう。
やることが多すぎると、ゴールが見えずにやる気が起きなくなりますが、自分の理想像をゴールにしてやるべきことを整理できれば進むべき道が明確になり、頑張る気持ちが湧いてくるかと思います。
失敗を恐れている
[失敗を恐れている]というのも就活を頑張れないと思ってしまう要因の1つです。「エントリーシートや面接で落ちたらどうしよう…」と不安になり、選考を受ける勇気がなかなか出ないということはないでしょうか?
アルバイトの履歴書作りや面接とは違い、就活の選考は独特の緊張感があります。さらに、ガクチカや自己PRに関しては、自分の過去をもとに作成しているため、選考に通らないと自分の過去を否定されている気持ちになってしまう人もいるかと思います。
このような恐怖心から、一步踏み出せず、頑張れないと思ってしまっているのかもしれません。
■対処法
失敗を恐れている人は、まずは『一歩踏み出してみる』のと同時に『選考対策をサポートしてもらう』と良いでしょう。
失敗は誰にでもあり、内定を獲得している学生も何社もの選考に落ちていることがほとんどです。だからと言って怖いという気持ちから選考を受けずにいたら、内定を獲得することはできません。
そのため、まずはエントリーシートを提出をし、一歩踏み出してみましょう。もし、それでも勇気が出ないという人は、エントリーシート対策や面接対策を誰かにお願いしてみてください。
最初は気恥ずかしい思いがあるかと思いますが、誰かに見てもらうことで、自分では気が付かなかった課題を知ることができます。
さらに、第3者からの印象を知ることができる分、エントリーシートや面接の精度が上がってくるため、選考に通りやすくなるでしょう。
相談できる相手がいないという人は就活エージェントを利用してみるのもオススメです。
周りの学生と比べて気後れしている
主に就活に出遅れた人や面接などで周りと比べてしまう人にあるあるな理由です。
他人と比べてしまうのは仕方がないことではあります。しかし、周りを気にしすぎて落ち込んだり自分が劣っていると思ったりすることはやめましょう。
もちろん、就活を早期に始めた人や実績のあるガクチカや強みを話せる人は就活に有利かもしれません。
しかし、面接官は必ずしも就活時期や実績で学生を判断しているわけではなく、あなたらしさや特徴、社員との相性、話の一貫性などを見ているため、周りと比べても意味はありません。
■対処法
このような人の対処法としては、『周りではなく自分か面接官に意識を向ける』ようにしましょう。
例えば、昨日よりもできたことや新しい自分の強み、次に挑戦した方が良いことなどを自分視点で考えてみてください。他にも面接をしたときに面接官はどんなところを見ているのか、どんな質問をしてきそうかを考えてみると良いでしょう。
自分や面接官に意識を向けることで、他学生を気にしなくて済み、さらに自己分析や面接をより制度の高いものに変えていくことができるはずです。
自己評価が低い
「自己評価が低すぎること]も就活を頑張れないと思ってしまう要因の1つに当てはまるでしょう。
自己評価が低い場合、先述した周りの学生と比較してしまったり失敗を恐れてしまったりするだけでなく、面接で暗い印象を与え、選考に通らなくなってしまう可能性があります。
また自己評価が高すぎる場合も、自己分析や選考対策などが中途半端なのにも関わらず大丈夫だと思ってしまったり、グループディスカッションなどで傲慢な態度を無意識にとってしまったりする可能性があります。
そのため自己評価が高すぎる人も、自己評価が低い人同様、選考がうまくいかず最終的に就活を頑張ることがつらくなってしまう可能性があるのです。
■対処法
自分の現状の姿を見つめ直すために、『第3者に相談』してみてください。人によっては自己評価が低いと思っていても第3者から見たら低くないというケースもあります。
さらに、話を聞くことによって自分が相手にどんな印象を与えるのかを客観的に知ることもできます。
それによって、現状(他社評価)と自分の評価とのギャップをなくし、解決すべき課題を知ることができるため、選考が通らないという懸念も解消することができるかもしれません。
もし相談できる人がいないという人は、就活のプロである就活エージェントに相談してみてください。あなたの課題を見つけ、改善方法のアドバイスもしてくれます。
努力が結果に反映されない
就活では頑張っても結果に反映されないことが多々あります。
覚えておいてほしいこととして『不合格=頑張っていない』というわけではないことです。人によっては内定が取れないことに「自分は必要とされていない」「私は駄目だ」と自身を悪く思ってしまう人もいます。
しかし選考に落ちたとしても決してあなたが駄目なわけではないため、ネガティブに考え過ぎないようにしましょう。
■対処法
このような人の対処法は『何が課題なのか』を明確にすることです。就活がうまく行かない理由の1つとして、頑張る方向性が間違っているという可能性があります。
例えば、自分の強み自体が良くないと思っていたが、実は抽象度が高いなど、伝え方に問題があったという場合もあります。1人で就活をおこなうと主観的になりすぎて、自分の本当の課題に気づけていないという人もいるでしょう。
そのため、第3者にエントリー対策や面接対策をしてもらい、まずは自分の課題を明確にしてみてください。相談する人がいないという人は、先述しましたが就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。
何万人もの就活生や企業と接してきたエージェントがあなたの課題を見つけてくれます。
世間体や周囲の意見を気にしている
周りを気にしすぎて前向きになれず、頑張れないという人もいるでしょう。ここは先述した[周りの学生と比べて気後れしている]とは異なります。
他にやりたいことがあるのにも関わらず世間体を気にして就活をしたり、親に言われた業界・企業の選考を受けないといけなかったりする場合などが当てはまるでしょう。
他にやりたいことがある状態では、意識が就活の外に向いてしまい、就活に本腰を入れるのは難しいです。
また、親に言われた通りに動いていては、就活時は良いかもしれませんが、入社後にギャップを感じて苦しくなってしまう可能性が出てきます。
■対処法
周りを気にしすぎている人は、『自分の好き』に素直になってみましょう。日本は同調の文化が強いことから、周りや親の意見を気にしてしまいがちです。しかし、人生は一度きりです。
自分のやりたいことに素直になり、まずは挑戦してみてください。もし難しければ、やり直せば良いだけです。
簡単なことではありませんが、自分の気持ちに蓋をした状態で苦しい思いをするよりかは、自分の好きに素直になって挑戦をした方が良いでしょう。
就活を頑張れない人が内定を獲得するためにすべきこと
ここでは「就活頑張れないかも…」と心が折れそうになってしまっている人が内定を獲得するためにすべきことを紹介します。
まだどこからも内定をもらえていないという人は参考にしてみてください。
自己分析
自己分析は、この後の業界・企業研究やES対策、面接対策にも紐付いてくるため、怠ってしまうと追々苦労することになります。
自己分析をおこなう目的は『企業選びの軸を明確にするため』『自分を最大限アピールするため』の2つが挙げられます。
自己分析のやり方は6つあり、人によってやりやすい方法が異なってくるため、自分に合うやり方を見つけましょう。
・マインドマップ :自分の思考を整理することが出来る方法
・ジョハリの窓 :自分から見た自分と周囲が感じている自分を比べることが出来る方法
・モチベーショングラフ:自分のモチベーションとなる源泉を知ることが出来る方法
・SWOT分析 :自分の長所・短所、市場や業界の動向等から自分について深堀りする方法
・自分史 :過去の実体験を書き出し、出来事を深堀りする方法
・他己分析 :客観的立場から自分の強みや弱みを聞くことで、自分を深堀りする方法
それぞれの詳しいやり方については以下の記事をチェックしてみてください。
「マインドマップ・ジョハリの窓・モチベーショングラフ・SWOT分析・自分史」それぞれの特徴を理解して自分に最適なものを選びましょう。
この時うまく回答できないと選考に通る確率は下がってしまうため、業界研究は必ずおこなうようにしましょう。業界研究のやり方は、下記の流れでおこなってみてください。
業界研究
自己分析で就活の軸や自分の強みを理解できたら、それにマッチする業界を探していきましょう。業界研究をおこなわなかった場合、面接で「なぜこの業界にしたのか?」と問われたときにうまく答えられません。
他にも面接では「この業界のビジネスモデルは理解してる?」「他に見ている業界はあるの?」と質問される可能性もあります。
(2)業界のビジネスモデルを知る
(3)志望業界の将来性、安定性を知る
(4)興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ
もっと詳しい業界のやり方が知りたいという人は以下の記事をチェックしてみてください。
本記事では業界研究のやり方から注意点、情報を集める際に活用すべきものを紹介しています。
企業探し
企業を探す際は『就活サイト』『就活イベント』『就活エージェント』などのサービスを活用してみてください。
就活サイトや就活イベントで気になる会社を見つけたら、就活サイトの[関連企業]などの項目からその会社と取引のある企業を探し、幅を広げてみましょう。
また就活エージェントでは、あなたにマッチする企業を紹介してくれるため、苦戦している人は活用してみるのもオススメです。
「自分に合った企業がわからない」「自分の希望する条件に合った企業の探し方がわからない」という人には就活エージェントがオススメです。
就活エージェントでは、あなたの希望や適性にあった企業を紹介してくれるため上記のような悩みがある方は是非活用してみてください。
その他、インターネットの情報だけでなく、『会社説明会』『OBOG訪問』などに参加してみるのもオススメです。
インターネットでも基本的な採用情報や仕事内容を調べることはできますが、詳しい働き方や仕事内容、働いている社員の雰囲気などは載っていないことが多いです。
そのため、気になっている会社で働いている人達と直接話して情報収集をし、入社後のミスマッチを防ぎましょう。
エントリーシート対策
エントリーシートあるあるの1つとして、書いている内容が相手に伝わっていないということが挙げられます。
これはエピソードが抽象的な内容になっている時にありがちなことです。
作成した本人は、エピソードの内容を知っているため、読み直しても違和感を感じたり意味がわからなかったりすることはあまりないかもしれません。しかし、面接官はあなたのエントリーシートを見て初めてエピソードの内容を知ります。
そのため具体性が欠けていると、あなたが本当に伝えたいことが伝わらない可能性があるのです。
具体的に書く際には、以下のチェック表を意識して作成してみてください。
またエントリーシートを作成していく際は、フレームワークを利用することで、論理的でわかりやすい文章を作成することができます。以下のフレームワークを参考にしてください。
本記事ではガクチカの評価ポイントや書き終わった後に使えるチェック表等を紹介しているので、書き方に悩んでいる人は確認しましょう。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。
本記事では志望動機のセオリーともいえる書き方のコツをお伝えします。
面接対策
面接では、面接中の回答はもちろんのこと、身だしなみやマナーも評価基準として加わっています。面接がうまくいかないという人は自分には何が足りなかったのか、以下を見て改善していきましょう。
■フレームワークを意識して話す
エントリーシートと同様に、面接時もフレームワークを意識して順序だてて話す必要があります。
まず結論から話し始め、その結論に対してなぜそれをおこなおうとしたのか、おこなったことの具体的例を順番に説明します。その上で再度、まとめとして結論を話すことで論理的に伝えることができるでしょう。
ここで注意したいことは、話す際と書く際でフレームワークが異なるということです。書く時は『結果→動機→目標と課題→取り組みや対策→結果→学び』というフレームを使うため、注意しましょう。
■身だしなみやマナーを見直す
先述しましたが、面接では、話す内容だけでなく身だしなみやマナーも重要なポイントです。どんなに素晴らしい話ができたとしても乱れた服装や非常識な行動を取ってしまうと選考を通過するのは難しいです。
身だしなみに関しては服装や髪型はもちろんのこと、対面面接で履歴書やエントリーシートを提出する前に紙が切れていないか、折れていないかなども確認しておきましょう。
マナーに関してはWeb面接と対面面接によって異なります。
最近は授業もオンライン化になっているところも多く、Web面接に抵抗がなくなっている人もいるかと思います。しかし、授業を受ける感覚で面接に臨まないように注意しましょう。
Web面接を受ける際は以下の6点に意識してください。
・背景はシンプルか
・ネット環境は適切か
・充電は十分にあるか
・マイクやイヤホンの確認はできているか
・開始5分前には入室しているか </b>
最短で内定を獲得したい人は就活エージェントを活用しよう
ここまで内定を獲得するためにおこなった方が良いことを紹介してきました。
中には「就活は頑張れないけど、内定はほしい…」という人もいるかと思います。
そのような方は、是非一度就活のプロである就活エージェントに相談してみてください。
就活エージェントは、あなたの話を聞き、特性や強みを見つけた上で、あなたに合った業界や企業を紹介してくれます。
就活は1人で進めなくてはいけないものではありません。そのため、少しでも頑張れないという気持ちやネガティブな思いを持っているのであれば、相談してみることをオススメします。
少しでも興味がある人は気軽に活用してみてください。
まとめ
本記事では、就活を頑張れないという人に向けて頑張れない原因と解決法、内定を獲得するためにすべきことなどについて紹介してきました。
就活はやることも多く、内定を獲得するのも簡単なことではないため、心が折れそうになってしまう人も多いです。
そのような場合は無理に1人でやる必要はありません。誰かに手伝ってもらい効率的に就活を進めることをオススメします。
家族、友達、キャリアセンター、就活エージェントなど、自分に合った相談相手を選び、サポートしてもらいましょう。
就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
- 「もう就活頑張れないかも…」
- 「内定をもらうためにはどうしたら良い…?」
- 「できるだけ早く内定がほしい…」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。
「志望企業の選考を突破するためにアドバイスがほしい!」「効率的に就活を進めたい」など、少しでも就活に不安がある人は是非就職エージェントneoをご利用ください。