「どうせ受からないし…」「どうしたら面接うまくいくんだろう…」
このように面接に自信を持てないという人も多いと思います。
就活が始まるまでほとんどの方が面接を経験したことがないため、自信を持てないのは当然のことです。しかし自信を持てないままずっと就活をしてしまうと選考結果に影響する可能性があります。
本記事を読んで早めに面接に対する知識と経験を得て、自信を少しでも身につけていきましょう。
面接に自信を持てない理由と対策方法
まずは面接に自信を持てない人の理由を5つ紹介します。自信を持てるようにするためには、持てない理由を明確にする必要があります。
自分の原因を見つけたら、各々にあった対策を行っていきましょう。
準備不足
面接に自信を持てない理由1つ目は「準備不足」です。
面接における準備不足とは以下の4点が挙げられます。
✓回答の準備をしていない
✓逆質問の準備をしていない
✓面接マナーがわかっていない
事前にしっかりと準備しておかないと「ちゃんと質問に答えられるかな…」「うまくいかなかったらどうしよう…」と不安になってしまうのは当然です。
準備不足からくる自信の無さは、面接前にしっかりと準備を整えることで対策できるため、自信をつけたいという人はすぐに準備に取り掛かってください。
関連記事:
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コミュニケーション能力に自信がない
面接に自信を持てない理由2つ目は「コミュニケーション能力に自信がない」です。
元々人と話すことが得意ではない人は特に面接官と話すことに対して不安を感じてしまうでしょう。
面接はどうしても企業に評価されているというイメージが強いため、面接官のちょっとした表情や発言がとても気になり、恐怖心からさらに自信をなくしてしまう人もいると思います。
コミュニケーション能力に自信がない人は「相手の話しをよく聞く」ということを意識してみてください。コミュニケーションをとる上で大事なことは、相手の意図に配慮したうえで回答をするということです。
そのため話しを聞く際は「この人の話の意図はなんだろう?」「私に何を聞きたいのかな?」と相手が質問してくる目的を考えながら、話しを聞くようにしましょう。
緊張しやすい
面接に自信を持てない理由3つ目は「緊張しやすい」です。
これは就活生の中でも多い特徴なのではないでしょうか。
緊張しやすい人の特徴として「上手くやらないと」というプレッシャーを自分自身にかけすぎてしまっているということが挙げられます。
また真面目で責任感の強い人ほど、緊張しやすいとも言われています。
程よい緊張感は大事ですが、緊張しすぎてしまうと本来の自分の力が発揮できない可能性があるため、緊張しやすいという人はぜひ以下の対処法を試してみて、自分に合うものを探してみてください。
❏深呼吸をする
緊張してる時は無意識に浅くて早い呼吸になってることが多いです。
これはあまり良い状態ではなく、場合によってはさらに不安やストレスの悪循環を引き起こしてしまうことがあります。
しかし意識的にゆっくり呼吸をすることで心を落ちつかせ、悪循環から抜け出すことができるため、深呼吸の仕方を知っておきましょう。
(2)両手を下腹部にあて、口から息を吐ききる
(3)鼻からゆっくりと息を吸う
(4)口からゆっくり息を吐き出す
これを5回ほど繰り返しましょう。
❏水を飲む
水には自律神経を整える働きがあると言われています。
自律神経を整えることで緊張を抑えることができるため、緊張している時は一口でも良いので水を飲んでみてください。
❏首・肩・背中のこりをほぐす
緊張している際は無意識に身体に力が入っており、筋肉も緊張状態になっています。
そのため緊張しているなと感じた際は弛緩法を行い、筋肉の緊張状態を解消させてあげましょう。
弛緩法とは、身体の各パーツに筋肉を意識的に緊張させたあと、力を抜いて緩めるという方法です。具体的なやり方は以下になります。
(1)両腕を前に伸ばす
(2)手のひらを上にして10秒間親指を握る
(3)手のひらをゆっくり広げ、膝の上において力を抜く(15~20秒間)
両腕:
(1)力こぶを作るように腕を曲げる
(2)脇を締めて10秒間力を入れる
(3)力を抜く(15~20秒間)
背中:
(1)力こぶを作るように腕を曲げる
(2)そのまま腕を外に広げ、肩甲骨を引きつける(10秒間)
(3)力を抜く(15~20秒間)
肩:
(1)両肩をできるだけ耳に近づけるように上げ、その状態で10秒間力を入れる
(2)力を抜く(15~20秒間)
首:
(1)右側に首をひねり、10秒間力を入れる
(2)力を抜く(15~20秒間)
(3)左側も同様に
顔:
(1)目と口をぎゅっとつぶる
(2)奥歯を噛み締め顔全体を顔の中心に集める意識で10秒間顔に力を入れる
(3)口を開けて顔の力を抜く(15~20秒間)
お腹:
(1)お腹に手をあて、お腹をへこませる
(2)手を押すようにお腹に10秒間力を入れる
(3)力を抜く(15~20秒間)
足:
(1)両足を伸ばす
(2)つま先を上に曲げて、10秒間すねに力を入れる
(3)力を抜く(15~20秒間)
場所によってできないものもあると思うので、できるパーツだけを行っても問題ありません。
❏気持ちを楽にさせる
上述しましたが緊張してしまう人の多くは「上手くやらないと…!」と自分を追い込みすぎてしまうことが原因だと言われています。
そのため緊張しやすいという人は自分に過度のプレッシャーをかけるのではなく、「自分にできる精一杯をやろう!」「失敗してもいいや!」と気持ちを楽にさせると良いと思います。
気持ちを楽にさせるのはとても難しいことだと思いますが、できるだけ自分に厳しくしすぎず、「ここで失敗しても大したことないし、人生なんとでもなる!」くらいの気持ちで挑んでみてください。
実際面接で何回か落ちたとしてもやり直すチャンスはまだまだあります。そのため自分を追い込みすぎず、ポジティブな気持ちで就活を行いましょう。
面接にトラウマがある
面接に自信を持てない理由4つ目は「面接にトラウマがある」です。
過去に面接で失敗した経験や理不尽な対応をされたことを引きずっており、面接に対して苦手意識を持ってしまった人もいると思います。
しかし、ストレス耐性を見るためわざと圧迫面接をした可能性もあります。そのためもし今後圧迫面接をされた際は「これは本当に怒ってるわけじゃなくて、わざとやってるんだ…」と気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
過去に失敗したとしても、その企業とはたまたま相性が悪かっただけで、あなたが悪いわけではないため、「またうまくいかないかも…」と心配しすぎる必要はありません。
面接を受ける際は1社1社気持ちを切り替えて臨みましょう。
マイナス思考
面接に自信を持てない理由5つ目は「マイナス思考」です。
面接に自信がない人は「どうせうまく話せない…」「どうせ受からない」と落ちる前提でネガティブに考えてしまいがちです。
このようなネガティブな気持ちのまま面接に臨んでしまうと、その自信の無さは企業に伝わってしまいます。
企業側もプラス思考で仕事に向き合える人とネガティブな人ではどちらを採用したいかは明白だと思います。
そのため少しずつでも良いのでプラス思考で考えられるように自分を変える努力をしていきましょう。
プラス思考で考えるためには面接のどこに不安を感じているのか、どこが苦手なのかを把握する必要があるため自分について見つめ直すことが必要です。
面接に落ちる原因
ここまで面接に自信を持てない理由を5つ紹介してきました。
ですが自信を持てなくなってしまう原因として一番多いのは、面接に落ち続けることだと思います。
そのためここでは面接に落ちやすい理由や評価基準について紹介していきます。自分が落ちていた理由を把握し、選考突破できるよう対策していきましょう。
まず面接の評価基準について紹介します。面接の評価基準として一般的に以下の3点が挙げられます。
✓企業の理解度が高いか、自社で活かせるスキルがあるか
✓価値観が合うかどうか
なぜ企業は上記3点をチェックしているのかについては以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
関連記事:
【就活初心者必見】面接の流れとマナーを紹介|受付~退室まで網羅しよう!
面接の評価基準について理解したら、続いては面接で落ちやすい人の特徴と対策について学んでいきましょう。
面接で落ちやすい人の特徴(1):第一印象が悪い
見た目の清潔感がない人、声が小さい人、雰囲気が暗い人などは第一印象が悪くなってしまう可能性があります。
面接官と目を合わせないのも、人として話している相手の目を見ないというのはあまり良いことではないため、マイナスな印象を与えてしまいます。
さらにあまり意識していない人もいるかもしれませんが、面接官は就活生の入退室の際の態度もチェックしています。
そのため入退室のマナーを知っているかいないかで面接官に与える印象は大きく変わってきます。
面接の前に入退室に関するマナーについて覚えておきましょう。
入退室に関するマナーについては以下の記事を御覧ください。
関連記事:
【面接マナーの最低条件】入室・退室の正しい方法
面接で落ちやすい人の特徴(2):話が長い
面接での基本は簡潔且つ結論ファーストで伝えるということです。
「たくさんアピールしたい!」と思い、ダラダラ話してしまうと、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまい逆効果です。
そのため、話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという人は、1分以内でまとめられるように日頃から練習しておくようにしましょう。
面接で落ちやすい人の特徴(3):業界研究・企業研究が足りていない
業界研究・企業研究が足りていない人は「業界・企業に対する知識が薄い」「企業が求めている人物像を把握できていない」という特徴があります。
面接では、志望動機や業界・企業についての質問は必ず聞かれます。
そういった際に業界や企業についてある程度の知識がないと、面接官の質問に答えることができません。
業界や企業に対する知識が薄いと「志望度が低そう」という印象を持たれてしまう可能性があるため、必ず業界・企業研究を行いましょう。
また自己PRする際は企業が求めている強みをアピールするということが大切です。そのため企業研究する際は、志望企業ではどのような人材が求められているのかという観点も必ずチェックするようにしてください。
面接で落ちやすい人の特徴(4):自己分析が足りていない
自己分析が足りていない人は「自分の長所・短所がわかってない」「過去の経験の深堀りができていないため、志望動機や自己PRに説得力がない」という特徴があります。
志望動機や自己PR、ガクチカなどは過去の経験を踏まえた上で書くことが大切です。
例えば、志望動機であれば「~~という経験を通して、〇〇という仕事に魅力を感じるようになりました」というように過去の経験を踏まえて書くことで、そのエピソードに説得力を持たせることができます。
また長所を把握していないと、自己PRの際に自分のどのような強みで企業に貢献できるのかを伝えることができません。
そうなると「企業にとって自分は必要な人材である」というアピールができなくなってしまうため、自己分析は早い段階からしっかりと時間をかけて行うようにしましょう。
面接で落ちやすい人の特徴(5):面接対策ができていない
面接前にある程度は質問に対する回答を考えておかないと、聞かれた質問に答えられなかったという結果になりかねません。
そのため事前に面接ではよくどのような質問をされるのかを把握し、それに対する回答を考えておきましょう。
また、逆質問を準備しておらず面接官に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際に何も言えなかったというパターンもあります。
企業は逆質問を通して「志望度」「コミュニケーション能力」「質問力」をチェックしているので、逆質問の時間が設けられた場合は積極的に質問することをオススメします。
面接でよく聞かれる質問や逆質問の例が知りたい方は以下の記事を御覧ください。
関連記事:
・【面接でよく聞かれる質問集】答え方のポイントと前日までに準備すべき対策も紹介
・面接での逆質問例50選!質問する際のポイントやNG例も紹介
面接官に自信の無さは伝わる?
「面接での自信の無さが伝わるのか」「選考に影響はあるのか?」という不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
結論、自信の無さは思っている以上に相手に伝わるものです。
自信がないと「プレッシャーに弱い」「メンタルが弱い」とマイナスな印象をもたれる可能性があります。
企業側も自社で活躍してくれる人材を探しているため、「ハキハキしていて自信を持っている就活生」と「オドオドしていて頼りなさそうな就活生」では圧倒的に前者の「ハキハキしていて自信を持っている就活生」を選びますよね。
そのため自分にあまり自信がないなという方も、「ハキハキ話す」「背筋を伸ばす」「笑顔」最低限この3つを心がけて就活に取り組むようにしてください。
面接に自信を持てない人がすべきこと
面接に自信が持てず悩んでいる人は以下で紹介する対策を行ってみてください。
人それぞれ行うべき対策は異なるため、自分に必要なものを選び実践してみましょう。
面接後に振り返りをする
面接を受けたら毎回振り返りをするようにしましょう。
具体的にはその日の面接で聞かれた質問や答えた内容をメモしておきます。そうすることで面接ではどのようなことを聞かれるのかある程度把握することができます。
またうまく答えられなかった質問をメモし回答を準備しておくことで、次の面接ではしっかりとアピールすることができるでしょう。
自分の弱点を克服し、面接の完成度を上げるためにも面接後の振り返りは都度行うようにしてください。
考え方を変える
面接とは就活生が一方的に評価されるものだと思っているため、「こう言ったらだめかな…」「どう言ったら正解なんだ…」と企業の目を気にしてしまう人も多いと思います。
たしかに企業側が選考の合否を決めますが、だからといって企業側が上といったような上下関係があるわけではありません。
就活生にだって企業を選ぶ権利はあります。一方的に見定められていると感じるのではなく、就活生もその企業が自分に合っているか確かめに行くくらいの感覚で面接に臨むと、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
選考準備を入念に行う
自信がないということは事前準備が足りていない可能性があります。
そのため面接の中でもどこに自信を持てないのかを明確にし、それに合った対策を行っていきましょう。
例えば志望動機や自己PRに自信が持てない場合は、自己分析や業界・企業研究を再度行う、面接でどんな質問をされるかわからない場合は面接での頻出質問を調べるなど、自分に必要な対策を行います。
時間は限られているため自分に必要な対策を見極めることが大切です。
選考対策ごとにオススメの記事を紹介しますので、自分に合ったものを参考にして対策を行ってみてください。
関連記事:
▶自己分析
【まとめ】自己分析のやり方5選紹介!図付きでわかりやすく解説
▶業界・企業研究
たった4ステップで業界研究を完璧に!誰でも簡単にできるやり方を紹介
▶面接対策
・【面接でよく聞かれる質問集】答え方のポイントと前日までに準備すべき対策も紹介
・面接の評価が変わる!本番前に行うべき練習方法9選
とにかく場数を踏む
面接に自信をつけるためには場数を踏むのも非常に効果的です。実際の面接経験を積むことで、徐々に慣れていくはずです。
しかしこれは時期によります。夏選考くらいまでの時期であればオススメですが、そうでない場合は数より精度を上げることを意識した方が良いでしょう。
周りと比較をしない
「何であの人は選考通過できてるのに、私はできないの…」と、周りの友達の選考状況を聞いて、焦りを感じてしまう人もいると思います。
周りと比べて「自分も頑張らなきゃ!」となる人なら良いのですが、つらい気持ちになってしまう人は比べるのは辞めた方が良いです。
どうしても人と比べてしまうという人は、その後に過去の自分と今の自分を比較し、「あの時から自分はこう変われた」「こういうところが成長できた」と自分を褒めてあげましょう。
まとめ
本記事では面接に自信が持てない人に向けて、持てない理由と対策方法を紹介してきました。
面接に自信を持って臨むために、今の自分に何が必要なのか少しでも理解できたでしょうか。自分を最大限アピールするためにもなるべく早く自信をつけていきましょう。
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